【鼻の黒ずみがとれない…】それにはこんな意外な原因も…!
黒ずみの主な原因は毛穴に詰まる角栓ですが、角栓ケアをしても「鼻の黒ずみがとれない!」とお悩みの方は、他の原因が考えられますよ!
この記事では、
- 基本的な鼻・小鼻の黒ずみの取り方
- 角栓以外の黒ずみの原因
- 簡単な見直しポイント
- クリニック・皮膚科・エステでできる黒ずみケア
- 鼻パック法
などの改善ポイントをご紹介します。
Contents
鼻の毛穴の黒ずみ「いちご鼻」ってどうしてできるの?
「いちご鼻」とは鼻の毛穴のつまりが黒ずんでいる状態のことで、それがいちごのように見えてしまうことからそう言われていますよね。
そんな黒ずみの原因は、皮脂や汚れなど、鼻の毛穴に詰まった角栓が酸化する事にあるんです!
鼻の毛穴に詰まってるのって皮脂だけ?
顔の中でも特に鼻は皮脂分泌が多くて、テカテカしやすい部分ですよね。だからつい、鼻の毛穴汚れ=100%皮脂(油分)だと思ってしまいがちです。
でも実はそれは大きな勘違い!
毛穴に詰まった角栓のうち、実は皮脂はたった30%ほど!残りの70%は古い角質なんです。(ご存知でしたか?)
この古い角質の成分というのは実は油分ではなく、タンパク質!
なので…「皮脂を取り除く」ことばかり意識していては角栓は取れないんですよ。
70%の古い角質が毛穴にたまって角栓になる原因と、原因別の改善策を次章以降でお話しますね。
鼻の黒ずみがとれない…原因は角栓
①汚れ(メイク・皮脂など)をちゃんと落とせていない
顔の中でも特に鼻は皮脂汚れが多いところなので、メイクや皮脂が落としきれないままだと、毛穴に皮脂が残って角栓になります。
さらにこの角栓を取らずに放置してしまうと・・・酸化して黒ずんでしまうのです。
②洗いすぎによる乾燥
①とは逆に、ついクレンジングや洗顔でしっかり落としたくて洗いすぎてしまい、乾燥を引き起こしたことが鼻の黒ずみの原因ということもあります。
お心当たりありませんか?
ついついやっちゃういゴシゴシ洗い…これでは肌に必要な潤いまで取ってしまって、肌が乾燥してしまうのです。
でもこの大切な保護膜を洗いすぎてしまうと、肌は乾燥から守ろうと皮脂ばかりを分泌。結果、過剰に分泌された皮脂が毛穴を詰まらせて酸化し、黒ずみを起こす…図式です。
また乾燥による黒ずみのもう1つの原因は、肌が乾燥して水分を保持する力が低下してしまうと、水分が維持できなくなった毛穴の周りの肌細胞がしぼんでたるんでしまう事にあります。
毛穴周りの細胞がしぼむと毛穴の周りの皮膚もいっしょにしぼんでいき、毛穴がたるみに引っ張られるように開いてしまいます。その開いた毛穴自体に影ができてしまうことで黒く見えてしまうのです。
乾燥って恐ろしいと思いませんか?!
③角質肥厚 & 過剰な皮脂分泌
疲れやストレス、ホルモンバランスの乱れなど女性特有の症状などが影響すると、肌のターンオーバーはすぐに乱れてしまいます。
剥がれ落ちるはずの古い角質が肌の表面に残って厚くなっていき、それが毛穴に詰まると角栓が酸化して黒ずみの原因に。
ターンオーバーが乱れると正常な肌再生のサイクルが狂ってしまうことで、バリア機能も低下。
またターンオーバーの乱れによるバリア機能低下と、古い角質が肌表面に溜まっている状態(角質肥厚)は肌内部を水分不足にさせるんです!
水分が不足すると肌は油分をたくさん分泌して肌に膜を貼り、水分蒸発を防ごうとする働きがあります。
が、これは偏った皮脂分泌!!毛穴を詰まらせ酸化して黒ずんでしまうのです。
恐ろしい!ターンオーバー…絶対乱れてほしくないですね(-_-;)
改善策【鼻の黒ずみ=角栓の場合】
毛穴の黒ずみのほとんどは角栓詰まりが原因です。
できてしまった角栓を取り除く方法として、次の4つを紹介します。
①オイルマッサージ or 塩+ハチミツ
鼻の皮脂ケアとしても別の記事で紹介しましたが、美容オイルでのマッサージは皮脂の除去だけでなく、古い角質も柔らかくして剥がれやすくするピーリング効果があります。
通常のピーリングと違って肌への刺激や乾燥の心配がないので、乾燥肌や敏感肌でも安心ですよ。
・蒸しタオルやスチーマー、またはお風呂場や湯船に浸かりながらなど、しっかり毛穴を開かせる
・オイルを大さじ1ほど手に取り、顔になじませて優しくマッサージ
※強くゴシゴシこすらないようにするために、薬指と中指でクルクルとなじませるようにすると余計な力が入りません。
・マッサージ後は蒸しタオルで優しく拭き取る
オイルは化粧品用のオリーブオイルやホホバオイルなど、様々な種類のオイルがあるのでいろいろ試してみてください。
ピーリング化粧品ほど角質クリアの即効性は弱いと思いますが、週に2〜3回など定期的に行うことで余分な角質をゆるやかに落として肌をリセットすることができます。
また「塩+ハチミツ」でのマッサージにも、角質を柔らかくして、毛穴の汚れを取り除く作用があります。天然の塩だと肌に負担なく毛穴にも浸透しやすく、ハチミツには殺菌作用や保湿効果も。
②パナソニック洗顔美顔器
毛穴の角栓は普通に洗顔するだけで取り除くのはとても難しいですが、最も肌に負担をかけずに取り除くことができる方法も洗顔なんです。
ここに着目された商品がパナソニックから発売された洗顔美顔器「毛穴洗浄 角栓クリアEH−SP55」です。
これまで洗顔では困難だった角栓除去が簡単に肌に負担なく落とせる、優れたアイテム。
(「毛穴洗浄 角栓クリアEH−SP55」について詳しくは、パナソニックから新発売!美顔器「角栓クリア」がスゴそう…に記載しています!)
③ピーリング(セルフケア or クリニック)
《クリニックのピーリング》
グリコール酸などの薬液で古い角質を溶かして剥がし、肌の表面を生まれ変わらせる施術です。
ターンオーバーを正常化し、なめらかで明るいトーンの肌にします。角栓の正体である角質や皮脂汚れも溶かしだすのも嬉しいですね。
2〜3週間に1回のペースで5〜6回くらいが平均の治療ペースです。(個人差アリ)
《セルフピーリング》
グリコール酸・フルーツ酸・乳酸などが配合されたピーリング用の化粧品を使いましょう。
クリニックのピーリングよりは効果は弱めですが、コツコツ続けることで角栓だけでなく、古い角質を除去してターンオーバーが整えられるので、エイジングケアやホワイトニングケアとしての効果も期待できます♪
1.肌が弱い人・乾燥肌の人
ピーリング化粧品は角質を剥がし落とす作用を持つので、比較的刺激が強いものが多いです。
ただある程度ピリピリとした刺激を感じるものでないと効果が表れにくいのも事実…。
敏感肌や乾燥肌の人は自分の肌に合わせて、なるべく刺激が強過ぎないようなものを選ぶようにしましょうね。
おすすめは肌に塗って数分置いてから洗い流すタイプのもの。
これなら一般的によくある、擦って角質をポロポロ落とすタイプよりも肌に優しく負担が少ないでしょう。
2.ピーリング後のケアが重要
ピーリング後は古い角質が剥がされたことで肌が乾燥したり、つっぱったりしやすくなります。必ずスキンケアでしっかりと保湿をするようにしましょう。
さらにピーリング後は、紫外線の影響を受けやすい状態になっています。
スキンケアと同時に、日焼け止めなどの紫外線対策はしっかりと行いましょうね。
④毛穴パック・コメドプッシャー
毛穴の黒ずみが気になる鼻などに貼って剥がして角栓を取る「毛穴パック」や、毛穴に当てて角栓を直接押し出す「コメドプッシャー」など、色んな角栓除去アイテムがありますよね。
手軽で簡単だし、なにより即効性だけなら1番かもしれません。
ですがどちらも毛穴や皮膚を傷めやすく、やりすぎると余計に毛穴が大きくなってしまう恐れも…。
どちらも1ヶ月に1回程度のペースに抑えて、それより短い頻度では使用しないほうがいい…というのが元ビューティーアドバイザーの筆者の意見です。
鼻の黒ずみの原因は角栓だけじゃない!
ここまでは鼻の黒ずみの原因を「角栓」としてその改善策を紹介してきましたが、角栓は鼻の毛穴の黒ずみ原因の1つであって、実は黒ずみの原因すべてが、角栓とは限らないんです!
角栓つまりが原因の場合、触るとザラザラしているのを感じると思います。
でも特にザラつきを感じないのに毛穴が黒ずんでいる方は、次のことが原因かもしれません。
①メラニンによる毛穴の黒ずみ
シミの原因であるメラニンは、紫外線などの刺激から肌を守るために作り出されます。
しかしその働きが過剰になることによりメラニンが多量発生し、シミとなって肌表面に出現。
じゃあメラニンによる毛穴の黒ずみのメカニズムはと言うと・・・
毛穴のくぼんだ部分に当たった紫外線で炎症が起き、メラニンが発生。すると毛穴の入り口付近に色素沈着(シミ)ができてしまうことで、毛穴が黒ずんでしまう、これがメラニンによって毛穴が黒ずむメカニズムです。 美白ケアでメラニン対策をしっかり行いましょう。 美白化粧品でメラニンをきちんと排出させたり、メラニンの過剰生成を抑えるケアをして、毛穴ジミによる黒ずみケアをしましょう。 古い角質が肌表面にあるとメラニンが排出されないので、角質ケアも大切です。 日焼け止めも季節を問わずに使うようにし、紫外線対策は年中意識していきましょう! さらにビタミンC誘導体は美白と毛穴両方のケアができる成分なのでおすすめ。 またクリニックのイオン導入もうまく活用したいところ。シミを防ぐ効果のビタミンCをしっかり送り込むことで、メラニン色素の生成を抑制、メラニンによる毛穴の黒ずみケアにとても効果的です。
②すり鉢状に変形した毛穴
毛穴に詰まっている皮脂の中に含まれる不飽和脂肪酸が酸化し、炎症を起こすと皮膚がたるみ、毛穴の入り口部分がすり鉢状に変形。
するとすり鉢状の毛穴にできた影が、毛穴の黒ずみに見えてしまうのです。
皮脂ケアをして、皮脂酸化の防止を心がけましょう。
成人女性の過剰な皮脂分泌の多くは肌内部の水分不足が原因なので、水分メインの保湿をすることで皮脂分泌を抑えるようにしましょう。
水分といえばやはり化粧水。重ねづけはもちろん、手のひらの体温で押し込むようにつけて、しっかりと肌に水分を補給しましょう。
また日中の長い時間、肌に皮脂を付着させたままにしないためにも、ティッシュなどで余分な皮脂を抑えるように心がけましょう。
ただし・・・皮脂の取り過ぎは新たな皮脂分泌を促してしまうので注意!
③クレーター肌の陥没の影
炎症などで悪化したニキビが治った後や、ニキビ・皮脂、角栓を無理やり潰したり押し出してしまうと毛穴部分の皮膚が傷つくことで痕ができてしまいます。
すると肌がデコボコと陥没した状態(クレーター肌)に。このデコボコにより影ができ、黒ずんで見えることがあります。
このクレーター肌は、皮膚の一部がなくなっている状態なので、基本的にセルフケアでの改善は難しいのが実状です。 ですが比較的デコボコが浅めのようなら、肌のターンオーバーを促して、肌の生まれ変わりをサポートするケアをすることで、ある程度目立たなくなるかもしれません。 ピーリングケアはもちろん、コラーゲンやエラスチンの生成を促す線維芽細胞の活性化を行い、ニキビで凹んだ部分をふっくらさせて、痕を目立たなくさせるようにするケアが大切です。 そのためにはビタミンC誘導体やレチノールなどのビタミンAで、線維芽細胞の活性化と、ターンオーバーの促進作用を肌に与えていきましょう。 深い痕のクレーター肌の場合はやはりセルフケアでは限界があります。 フラクショナルレーザーなどの各種レーザーやケミカルピーリングなど、美容皮膚科やクリニックでのプロの美容施術が最も効果的でしょう。
Q&A
1.鼻の頭が黒くポツポツなっています。洗顔をした後は黒くないです。でも時間が経つとまたすぐ黒くなるのが悩みです。
黒いポツポツは毛穴に詰まった角栓が酸化してしまい、固く黒ずんだ状態です。
この状態になると普通に洗顔しただけでは角栓の表面しか落とせていないので、時間が経つと落ちていない黒ずみがまた見えてきてしまうのです。
おそらく角栓が原因なので、今回ご紹介したさまざまな角栓ケアをぜひ試してみてくださいね。
2.鼻に赤ニキビができました。その上からビオレの鼻パックで鼻の黒ずみをとろうと思うのですがニキビが治ってからからやったほうがよいのでしょうか?
鼻パックは角栓といっしょに肌表面の角質も剥がし落とすものなので、ニキビができているとそれが刺激になり、炎症を悪化させてしまう恐れがあります。
ニキビが治ってからの使用がベストですが、どうしても気になるなら、赤ニキビの部分だけパックが触れないように、鼻パックを切り取って使うなどの工夫をしてみましょう。
3.私の鼻の表面は黒ずみがあるのですが、ボコボコしておらず、ツルツルとしています。この表面ツルツルの鼻から、どうしたら黒ずみを取ることができますか?
鼻を触ってもざらつきやボコボコが感じられないようなら、メラニン色素による黒ずみが原因かもしれません。
今回紹介したメラニンによる黒ずみのケア方法を試してみてください。
4.「毛穴すっきりパック」は毛穴を大きくしてゴミをたまりやすくするためよくない、と聞きましたが…
毛穴すっきりパックに関しては、昔からこうした声をよく耳にします。
確かに肌に負担がかかりやすいアイテムなので、やりすぎてしまったり、誤った使用方法によって逆に毛穴を大きくしてしまうこともあります。
ですが、使用は1ヶ月に1回に抑えるなど正しい使用方法や頻度を守り、毛穴引き締めや保湿などのアフターケアをきちんと怠らなければ、毛穴すっきりパックは手軽で即効性のある効果的な毛穴ケアアイテムだと思います。
まとめ
いかがでしたか?
鼻の毛穴の黒ずみの多くは角栓詰まりが原因ですが、それ以外にも乾燥やメラニン、すり鉢状毛穴、クレーターなどさまざまな原因があります。
自分の黒ずみの原因がどれに当てはまるのかをチェックしてみて、さっそく今日から黒ずみケアを頑張りましょう!