マインドフルネス(瞑想)とは?効果は?【正しいやり方】で脳疲労ストレスを解消!!
マインドフルネス=瞑想です。あなたも瞑想はご存知でしょう。違うのは、科学的に解明された瞑想をマインドフルネスと言います。
アメリカではこのマインドフルネスが脳疲労、ストレス解消になると注目を浴び、多くの企業や有名人も実践しているようです。
代表的な企業としてヤフー、インテル、グーグル、著名人では、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、オリンピックで23個の金メダルをとった水泳選手のマイケル・フェルペス、テニス世界ランキング一位のノバク・ジョコビッチ…など世界のトップアスリートや企業がこのマインドフルネスを実践しています。
2016年10月22日放送の世界一受けたい授業で放送された、マインドフルネスとは?効果は?正しいやり方2つと共にその興味深い内容、ご紹介します。
脳疲労ストレス?
脳の”考える”という活動は、後帯状皮質という部分のエネルギーを使います。
通常、脳は一日のエネルギー消費のうちの20%を使っているのですが、脳疲労の原因である不安事やストレスがある緊張状態では、この部分が異常に活動して、オーバーヒートの状態となり、オーバーヒート状態になれば当然、脳に疲労が溜まっていく事になります。
その脳が過剰なストレスや考え過ぎにより、無駄なエネルギーを毎日、消費することにより体調不良につながります。
休日など寝れば疲れがとれると思い長時間寝ても体がだるい、スッキリしないなどの症状が起きてしまうのは、この原理で脳が過剰に活動している、脳疲労が原因です。
ストレスや考えすぎによる脳のオーバーヒートが続くと、最悪の場合、過労死に至ることもある…という事です。
2016年現在の過労死数は、10年前に比べ約10倍にもなると言われています。ニュースで取り上げられる事も多くなり、他人事ではなくなってきているように感じます。
マインドフルネスとは?
脳の過剰な活動を正常に戻すには、思考をストップさせる必要があります。
その手段として、マインドフルネスを行うことにより、脳の活動をストップさせて、脳疲労を減少させ体調不良を改善しようと言うことです。
それは、瞑想や座禅などで「色々考えす、無我の境地に入る」と言われる目的と同じです。
異なるのは、科学的に証明する研究により効果が期待できることと、自宅で簡単に、道具もいらずに一日10分あればすぐ出来るという気楽さ、座禅やヨガに比べると時間もお金もかからないので良いのかな、と個人的に思っています。
youtubeにわかりやすい動画がありましたので、ご紹介します。
出典 youtube
マインドフルネスの効果・効能
マインドフルネスを一日10分することで、どのような効能があり、その効果を期待できるのでしょう?
世界一受けたい授業で、九賀谷 亮元教授(エール大学精神科教授)の話しによると、下記の効果があげられています。
- 疲労感、ストレスが減少して体調不良の改善に期待が持てる
- 睡眠の質がよくなり朝の目覚めが良くなり、短時間で頭がスッキリする
- 集中力や記憶力が改善される、又は増加の期待が持てる
- 血中の抗体が増え、免疫力アップ
- うつ病患者の再発防止
さらに世界に目を向けると、イギリスではうつ病、パニック症などを軽減するために病院で指導を、アメリカのニューヨーク州にある学校8,000校が、学習力アップの為にすでにマインドフルネスを取り入れているそうです。
番組の中でも佐藤栞里さんと広尾学園の生徒が、一日10分のマインドフルネスを2週間続けて、どんな効果があるのか試した実験をしたところ、マインドフルネスをする前と後では、集中力が増して足し算引き算の解答が大幅にアップするという結果に。
そして興味深い事に、カナダのダルハウジ大学の研究報告によると、マインドフルネスを長く続ける事により、思いやりの気持ちや感謝の気持ちが育まれるという研究結果が出たとの報告もあります。
マインドフルネス(瞑想)を始める前に…
マインドフルネス(瞑想)を実際に行う前に知っておきたい、マインドフルネスの効果を最大限に引き出すための大事なことが一つあります。
それは、今この時に集中する事です。
つまり呼吸や手を挙げたりする動作中に、自分の体に何が起きているのか感じる事です。
手の温もり、血液が流れている感覚、筋肉の動きなどを感じることが大切です。
マインドフルネスの目的は今この時だけを感じ、脳の中の将来や過去など、どうしようもないことを慢性的に悩んだり、不安になったり心配したり、そんな悩みなどを一時的でもストップさせて、脳が休まる事が出来なくなった状態から解放され、脳を休ませることです。
ですから、このマインドフルネスを行う時は、「今この時だけに起きていること」を感じましょう。
マインドフルネス(瞑想)の正しいやり方
マインドフルネスのやり方を、世界一為になる授業では2つ紹介していました。
どちらも簡単で、自宅で出来ます。初めのうちは、落ち着いた外からの音が出来るだけ聞こえない場所を選ぶといいのかな?と個人的に思いました。
やり方①
呼吸に意識をおく、最も簡単で奥が深いマインドフルネス
1.まずは、床にあぐらを組んで、お尻に座布団など柔らかい物を引きましょう。
2.背筋を伸ばし、体を揺らして自分の心地良いところを探して下さい。
3.心地よい場所が見つかったら、目は開けても閉じても構いませ、ゆっくり呼吸に意識を向けます。
4.初めのうちは雑念などが入り、呼吸に意識を集中できない場合もありますが、その時は意識をまた呼吸に戻そうという気持ちでいれば十分です。
久賀谷 亮先生が教える、この方法でのマインドフルネスの動画は見つからなかったのですが、
メンタリストのDAIGOさんの動画が、ほぼ同じやり方だったのでご紹介します。
出典 YOUTUBE
やり方②
落ち着かないタイプの人向け!体の動作付き簡単マインドフルネス
私自身では、この体の動作を取り入れたマインドフルネスのやり方の方が、単純に呼吸を意識するやり方よりも、やり易いと思っていて、このやり方を実践しています。
日ごろ、落ち着かないタイプの方にはこの方法の方がオススメです。
1.床にあぐらを組んで、お尻に座布団など柔らかい物を引きましょう。
2.背筋を伸ばし体をゆらしながら、体や首など居心地の良い場所を見つけましょう。
3.胸の真ん中で手を合わせます。手の温もりなどを感じましょう。
4.そのまま、手を合わせたまま腕を真上へ動かします。腕を真上に挙げる事で、手の指から血液の流れや、筋肉の動きなどを感じましょう。
5.合わせた手の平を離し、こぶしを握り、開くように下に(ポパイの筋肉ポーズ?のようなイメージです)下げていきましょう。自然に肘が曲がりますので、その時も筋肉の動きを感じましょう。
そしてまた同じように胸の前で手を合わせ、同じ事を数回、繰り返す簡単なマインドフルネスのやり方です。
まとめ
瞑想というと、なんとなく宗教性を感じて違和感が有る方でも、科学的で、宗教的要素を省いたものがマインドフルネスです。
世界では、マインドフルネスを実践して色々悩んでいた事を軽減させたり、体調不良に効果があるとデーター結果として発表されています。
お金もかからず、自宅で簡単にできるマインドフルネス、ストレスや不安や悩みを抱えてどうしようもなく辛かったり、体がダルイなどの症状が有る方は是非、試してみてはいかがでしょうか?