ほうれい線「片方だけ(左だけ・右だけ)」目立つのを、薄く…!
ほうれい線ができる原因のほとんどは加齢ですが、右だけ、左だけ…など、「片方だけ」にほうれい線ができる・目立つ場合は、加齢以外に原因があります。
- 顔にできるほうれい線の原因は、実は体の歪みが原因!?
- よく噛む側だけ、ほうれい線が目立つ!?
- 噛まない方に、ほうれい線が…!
- ガムを噛むと、ほうれい線が薄くなる!?
片方だけに目立つほうれい線を、薄くする方法を紹介しています。
Contents
ほうれい線が片方だけに目立つ理由
原因 ①噛み癖
食べ物を食べる時、いつも左右のどちらかの歯ばかりで噛んでいませんか?
片方ばかりで噛み続けていると、その逆側にほうれい線ができやすくなるんです。
理由は・・・
口周りの筋肉は全部繋がっていて、片方側の筋肉ばかりを使っていると、その部分の筋肉は鍛えられるが、逆側の筋肉は使われなくなり、衰えてしまうから。
筋肉が発達している方は皮膚にピンとしたハリも出ますが、逆に筋肉が衰えている方は皮膚がたるみ…結果、あまり使わない方の頬だけに、ほうれい線ができるのです。
また片方だけで噛んでいると、筋肉だけではなくアゴも噛む方にズレてしまうことで、さらに片方に引っ張られ、傾きます。
するとあまり噛まない方の口角が下がってしまい、左右アンバランスな口角になります。
左右非対称の口角のままだと、物を噛むたびにほうれい線部分に負担がかかっていき、結果、ほうれい線をより深く刻んでしまう原因になるのです。
こうした噛みグセは長年にわたって無意識に行われ続けているので、まずは意識して自分の噛み癖を見つけるようにしてみましょう。
原因 ②歯並び・噛み合わせ
虫歯などで歯の数が少なかったり、歯並びが悪く噛み合わせが悪い場合、無意識のうちに噛みやすい歯ばかり使ってしまうもの。
すると①でお話ししたように、左右の筋肉やアゴがアンバランスになり、ほうれい線ができやすくなります。
・上下の前歯の真ん中が顔の中心と合っている? ・上の前歯が下の前歯に被さっている? (※半分以上被さっているのも、半分以上被さっていないのも、どちらもNG) ・上下の歯を閉じて、ストローが入るほどの隙間があいてしまうのはNG
原因 ③寝る向きの癖
噛み癖と同じく、寝る向きの癖というのもあります。
例えば左右のどちらかにばかり向いて寝る人、そしてそのままあまり寝返りを打たない人というのは要注意!
人間の頭というのは体の部位の中で一番重たい部分。その重みが睡眠中何時間も、片方の頬にばかりかかっている状態。そしてその頬は頭の重みと、枕に挟まれている状態…。かなりの圧迫で、ほうれい線部分の皮膚が折れてしまいます。
それが毎日の睡眠中、何時間も繰り返される…下になった側の頬の負担はかなり大きい事は想像がつきますよね!
積み重なると…片方だけほうれい線が「クッキリ」とでき上がってしまう事に…。
原因 ④頬杖
頬杖も、つい日常の癖として無意識にやってしまう行為ではないでしょうか?
寝る向きや噛み癖ほど長時間やってしまうものではありませんが、1日に何度もしてしまえば、トータルでそれなりの時間、片側の頬に負担をかけてしまう行為に!!
頬杖をつく側の頬が手と頭の重みに圧迫され、皮膚や筋肉にも負担がかかり、アンバランスに歪む原因。
軽く頬に手を添える程度の頬杖ならそこまで負担はかかりませんが、頭を大きく傾けて、頬をギュッと手で引っ張るような頬杖は要注意!!
さらにほうれい線だけでなく、フェイスラインのたるみもでてしまい、一層ほうれい線が目立つようになってしまいます。
原因 ⑤骨格の歪み
顔の歪みは顔の部分だけに原因があるわけではありません。
身体の歪みがあれば、顔の筋力のバランスも悪くなってしまい、ほうれい線ができるようになります。
例えば脚を組む癖や、座るときに左右片方にばかり重心をかけて座る癖、また猫背など姿勢の悪さから骨盤に歪みが生じ、身体全体の骨格も歪む…
これらのクセは、片側のみのほうれい線を作ってしまう原因になります。
壁に背中を合わせるようにして、まっすぐ立ちましょう。
壁と腰のくびれの間に握りこぶしが入るほどスキマがあると、腰が反っていて前傾している骨格(反り腰)。
また逆に、手のひらでも入らないほどだと猫背(後傾)というのが特徴です。
チェック方法は色々ありますが、ここでは2つほどご紹介しましょう。
①両足を前に投げ出して座り、左右均等に足が開くかどうかをチェックしましょう。
どちらかの足が開きすぎていたりすれば、骨盤の歪みがあるかもしれません。
②目を閉じながら、線の上で足踏みをしてみましょう。
足踏み後、ちゃんと線の上にいるか、目を開けてチェックしてみてください。
床にガムテープを貼るか、畳のヘリなどを使ってチェックしてみてください。
原因 ⑥パソコンやスマホを見すぎ
パソコンやスマホなどを長時間見ていると、目を酷使してしまいます。
実は手に利き手があるように、目にも利き目があり、いつも左右どちらか一方の目ばかり無意識に使ってしまいます。
するとその眼の筋肉が使いすぎで凝ってしまうと、そこにつながる口輪筋も影響を受け、ほうれい線ができやすくなります。
またスマホを見ていると、自然と無表情になり、うつむきがちになりますよね?
この状態では、重力で頬が下にたるみやすくなり、ほうれい線が目立ちます。 といったことが重なると、若くてもほうれい線が人よりもできやすい傾向にあるので、注意しましょう。
片側だけにできたほうれい線を薄くする方法
片側だけにできたほうれい線の予防と、改善のためには次の3つのポイントに注目です。
- 左右均等を心がける
- できている方のほうれい線を目立たなくしていく
- 表情筋を鍛える
この3つのポイントを心がけながら、次にご紹介する方法で、予防と改善に努めましょう!
左右の歯を均等に使う
噛み癖や噛み合わせなどが原因のほうれい線の改善には、左右の歯を均等に満遍なく使って噛むことが重要!
そうすることで口輪筋などの顔の筋肉を左右バランスよく鍛えることができ、皮膚にピンとしたハリもでますよ。
①最初は意識せず、噛みやすい方で噛む ②5分ほど噛んだら、逆(あまり噛まない方)で5分間噛む ③ ①と②をもう一度繰り返した後、食事が終わるまで意識せずに噛む
ガムで噛み癖を矯正
ガムを左右の歯でそれぞれ30回くらいづつ噛むようにして、左右の口輪筋をバランスよく鍛えましょう。1日2回くらいを目安に、習慣づけてみるといいですね。
歯の矯正
歯並びが悪いと噛み合わせも悪くなり、片方歯ばかりで噛むようになってしまい、片側だけほうれい線が深くなってしまいます。
また歯並びや、かみ合わせの悪さは体全体の歪みまで引き起こす可能性も。できれば…歯の矯正をして、歯並びを整えれるといいですね。
左右片側だけに負担をかけないようにする
片方だけにほうれい線ができる、ということは体に歪みが生じている可能性も。
体の歪みを正すには、生活習慣において、常に左右均等を心がけることが大切です。
例えば、
- 頬杖をつかないようにする
- 左右どちらか一方の向きでばかり寝ない
- 同じ足ばかり組まない
といったように、身体の「片方」にばかり負担をかけないようにしていきましょう。
こうした生活習慣は癖付いているものなので、意識して心がける必要がありますね!
スマホやPCを使うときは口角を上げる
スマホやPCを見ている時って、つい無表情になりがち。すると顔の筋肉が動かないため、表情筋が衰えてしまいます。
筋力が低下すると、頬の肉(脂肪)を支えきれなくなり、たるんでほうれい線ができてしまいます。
顔の筋力低下によって口角を左右同じ角度に上げれなくなると、片側だけにほうれい線ができやすくもなります。
つまりスマホやPCを見ている間、意識して口角を上げるようにするんです。 口角をしっかり上げたままスマホやPCをするだけなら、簡単♪ なのに、意外にこれが頬の筋肉にしっかり効くので、ほうれい線対策にバッチリなんです。とっても簡単で単純ですが、優秀な顔筋トレですよ!
また眼筋の疲労が原因の場合もあるので、スマホやPCは使用時間を決めるなどして、長時間使用はなるべく避けるようにしたいですね。
表情筋エクササイズを取り入れる
片方だけにできるほうれい線は、先にお話しした様々な原因によって、左右アンバランスになった筋肉や骨などを正しい位置に修正しなくてはいけません。
そのためには顔全体の筋肉(表情筋)を鍛えて、左右の口角の位置をそろえていくようにしましょう。
特に口周りの筋肉が、ほうれい線の改善に最も重要な部分。
次のエクササイズはいつでもどこでも簡単にできて、口周りの筋肉にとても効果的なので、是非実践してみてくださいね!
- 舌回しエクササイズ
①口は閉じた状態で、舌を歯と唇の間を通るようにしてグルッと一周
②これを右回し・左回しそれぞれ20回ずつ行う
これを1日の中で気付いた時にやるようにしてみましょう。
最低でも1日3回を目標にして、チャレンジしてみてくださいね。
- 左右の口角の位置をそろえるエクササイズ⑴
①口を左右のどちらか一方に限界まで寄せ、その状態を5秒キープ。逆側の顎のラインがくっきり出るくらい、しっかり口を片方に寄せましょう。
②逆側も!
引き寄せる時、口角の位置を左右同じ位置にそろえるように意識しましょう。これも1日の中で気付いた時にやりましょう。
- 左右の口角の位置をそろえるエクササイズ⑵
①上唇と下唇を押し合い、10秒キープ
②口を「お」を発音するときの形にし、思いっきり前に突き出す。5秒キープ
③唇を歯の内側に隠すように、思いっきり口の中に巻き込むみ、5秒キープ
口周りの筋肉(口輪筋)に効くので、ほうれい線の予防と改善が期待できますよ。
これらのエクササイズを、まずは2ヶ月ほど毎日続けることで表情筋が鍛えられ、片側だけでなく、両側のほうれい線の予防と改善ができるでしょう。
日頃から表情を豊かにするよう心がけるだけでも、表情筋は鍛えられます。
笑う時は思いっきり口角を上げるようにしたり、話す時もなるべく口を動かすように意識してみましょう。
骨格の歪みをとる
骨格の歪みによって片側のほうれい線ができるようなら、身体の歪みを整えるのに効果的な「骨盤矯正スクワット」がおすすめ。
《骨盤矯正スクワット》
①肩幅より少し小さめに脚を開いて立ち、腕は胸の前でクロスしましょう
②丸めたタオルを両膝で挟んだままスクワットをします。(ここが通常のスクワットと違う点!)
このスクワットを20回ほど行いましょう。
まとめ
ほうれい線の主な原因は加齢ですが、片方だけにほうれい線が目立つ理由は、クセに影響しています。
- 食べる時、片方でしか噛んでいない
- 歯並び・噛み合わせが悪い
- 頬杖や、寝る向きが偏っている
- 体の歪み
- PC・スマホの見過ぎで、無表情の時間が長い
まずは、当てはまるクセはないか?チェックしてみて、クセを正していってはいかがでしょうか?
今すぐできる簡単な方法、
- ガムを左右の歯で噛む
- PC・スマホ使用時に、口角を上げる
から、始めてみませんか?