子宮内膜症の痛みを和らげ、ストレス軽減‼自分でできる痛みの緩和

子宮内膜症の痛みは下腹部の痛みだけではありません。出来る場所や進行具合で痛みの出方や痛みの度合いも違います。痛みは毎回同じではないこともあります。

基本的に月経困難症と診断されれば鎮痛剤を処方されますが、それだけではなかなか治まらなかったり、仕事で薬をあまり服用できないと、お困りではないでしょうか。

痛みの緩和には色々な方法があるので、自分にあった対処法を身に着けておくと、安心感も違います。

私もダメ元でたくさんの痛みケアを試しました。やらないよりやる、信じないより信じる！そんな気持ちで探し当てた神テクをご紹介します。

また読者の方は仕事と子宮内膜症の関係で悩まれている方も多くいると思います。

仕事をしながら、子宮内膜症と戦っている私の体験はこちらで子宮内膜症と仕事と両立の考え方をアドバイスします。

子宮内膜症の痛みは「温め」で緩和！

とにかく生理時の痛みは温めることが第一です。

冬場でなくても痛みの緩和のためにホッカイロを必ず常備しておきましょう。（貼るタイプ）

私は生理痛がひどく、よく救急外来などでお世話になっていたのですが、必ず看護師さんが腰とお腹に保温材をつけてくれました。それから生理の時はホッカイロを下腹部と腰に貼るようにしています。

面積が広い方がいいので、大きいタイプがいいですね。

また鎮痛剤などで胃が荒れてしまうこともあるので、胃のあたりに少しの間、貼っておくと胃痛防止にもなります。

さらに、内臓を温めると、足先などの冷えも緩和されるんですよ。

体は内臓を温めようと末梢の毛細血管に送り込む血液を、冷えた部位に充てようとする働きがあり、冷え性につながります。ですから内臓がポカポカしてれば自然と身体の末端まで血液が届くようになり、冷え症も改善につながる…一石二鳥ですね。

痛みを和らげるツボ

生理痛に良いとされているツボはいくつかあります。中でも最強と言われるツボが「合谷（ごうこく）」です。

このツボは別名、万能ツボとも言われていて主に痛みの緩和ですが、便秘や肩こり、高血圧や手汗など幅広く効果があるツボです。

左右どちらの手でもいいのですが、手の甲を上にして親指と人差し指の骨が交わる所より、少し人差し指寄りに骨の切れ目みたいな部分があります。（ゆっくり触っていくとわかります）

そこを３秒押して３秒離す、これを繰り返します。痛くて唸っている時でも手なので簡単に押せるのでおすすめです。

仕事や家事、勉強の合間などに普段からやっておくと、身体の調子も良くなるそうなので「一休みにツボ押し」を癖づけるといいと思います。

鎮痛薬でストレス軽減

よく痛み止めは飲み過ぎると良くないと言う人がいますが、私が診てもらった先生達は口を揃えて「我慢するよりは飲むべき！」とおっしゃっていました。我慢はストレスとなり、痛みを増加させてしまいます。

また痛み出す前に「痛み予防」として飲むことが一番いいそうです。

痛みがひどくなってから飲んでもなかなか効かないなんてことありませんか？そのため無駄に服用してしまったり、痛いせいで何も食べずに飲み、胃痛を引き起こしたりと悪循環になってしまうのです。

お湯かお水200mlで飲むのが薬の吸収には一番いいので、コップ一杯を目安に飲みましょう。

非ステロイド性の消炎鎮痛薬（ロキソニン・ボルタレン）であれば、牛乳と一緒に飲むと吸収率が上がりますから、胃が弱い人には牛乳を飲んでからの服用もいいと思います。

痛みがひどい時は

痛みがひどすぎると呼吸が荒くなってしまいますが、息を吸い過ぎると過呼吸になってしまい、不安から余計に痛みを伴うのです。

鼻で大きく２回吸い込み、口から１回ゆっくり出します。

これを意識的に行うことで、リラックス効果もあり意識が痛みに集中しにくくなるんです。

口呼吸はお腹にガスが溜まりやすくなるので、便秘がちな人は余計な痛みまで出てきてしまうので覚えておきましょう！

これは看護師さんに聞いて、本当に為になった緩和法です。

痛みを和らげる（日々の生活でできること）

私の場合、必ず生理の時は腸の痛みも同時に出ます。これが本当に痛い！！ですから出来るだけ生理時にお腹の調子がいいように、前もって便秘対策などをして、痛みの軽減を図ります。

生理時に便秘になりやすい方は毎日、牛乳や野菜ジュースを飲むようにして普段からお通じを良くしておくと便秘の痛みは緩和されるので、ずいぶん違うはずです。

また下痢になってしまったり、私と同じく腸が痛む方は、ブスコパンという腸の痙攣を止めるお薬もいいと思います。これに出会ったおかげで私の生理痛はずいぶん楽になりました。

救急車を使ったっていいんです！

「生理痛くらいで救急車で病院に行くなんて…」と思う方もいると思いますが、子宮内膜症はれっきとした病気です。私も何度、救急車で運ばれたことか…。

医師はその痛みがひどいことも十分理解しています。

生理痛は薬が飲めない朝方や、疲れが出る夜などに痛みが増します。そんな時は我慢せず、時間外でも救急の医師に話せば痛み止めの注射を打ってもらえます。効きも早いですから精神的な負担はかなり減ります。

ただ子宮内膜症であることをしっかり話さないと、余計な検査をされてお金がかさむので、そこはちゃんと説明しましょう。

子宮内膜症の治療法は?

子宮内膜症の治療法は主に【手術療法】と【薬物治療法】に分かれます。

患者のライフスタイルによって医師と相談して決めていくことになるのですが、重度の卵巣嚢胞（のうほう）の場合は、破裂の危険もあるため即手術という選択になる場合があります。

まとめ

子宮内膜症の痛みは本当につらいものです。立っていても座っていても寝転んでいても痛いものは痛い！

私はよく部屋をグルグル徘徊してみたり、布団でゴロゴロしてみたり、歌を歌ってみたりと…様々なことをして気を紛らわせたりしました。

良いと言われるサプリを飲んだり、漢方も試しました。でも結局は毎日の生活の積み重ねなのかなと悟った次第です。

適度な運動、良質な睡眠、身体を温める食事や飲み物、そして野菜をたくさん食べること。お母さんが昔から言ってたことだなあと、この年にして大事さに気づかされました。

妊娠を望むなら尚更、健康な体作りは大切ですよね。出来る範囲のことからコツコツと、頑張り過ぎず、でも努力して。痛みと上手に付き合いながら完治を目指したいですね。

◆20代から悩まされている子宮内膜症と闘いながら、不妊治療を進める私の奮闘日記録トップページは下記を確認ください。

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