子供が便秘で吐く…どう対処したらいい?嘔吐後の食事の注意点は?
現代における食事の変化や環境へのストレスで、子供も便秘で悩む割合が増えており、便秘からくる嘔吐を経験している子供やママが増えている現状があります。
突然、吐いてしまって本人も周りも驚く、という事がありますが、実はそんなに珍しいことでもないんですね。
便秘も原因の一つに考えられますが、重要な病気が原因のケースも考えられるので、まずは冷静に、緊急性を要する症状なのかどうか、見極める必要があります。
緊急性を要する様子ではなさそうな場合、どんな対応が必要なのか、その後の食事ではどんな物を食べさせたら良いか…子どもが便秘で吐いてしまった時の対処法と、その時の食事の注意点を紹介します。
Contents
吐く原因はなに??
便秘になると、腸から有毒ガスが出て、体内に充満していきます。胃に逆流してきた有毒ガスを感じると、異物と判断して吐き出そうとするので、便秘で嘔吐が起きる…これが子供の便秘には嘔吐が伴うことがある原因です。
大人の私達は、便秘で嘔吐をする事はあまりありませんよね。しかし、子どもはまだ消化器官が未熟なので、吐いてしまう事があるのです。
便秘が原因以外でも、例えば、いつもより少し食べ過ぎてしまったり、よく噛まなかったりした時でも、吐いてしまう事があります。
子どもの未熟な消化器は、異物の処理能力が低いため、それを補うために異物を吐き出す力が備わっています。
風邪を引いた時に嘔吐するのは、体に入ったウイルスや風邪の菌という異物を吐き出すためです。
同じように食べ過ぎたものなど、容量を超えた物も、異物と判断して吐き出すのです。
便秘で体内に発生した有毒ガスが胃に入ると、異物ととらえ、防衛本能で吐き出す、嘔吐に至る…ということです。
子供が便秘で嘔吐‼対処法①小児科を受診する
便秘の腹痛のほかに、発熱や嘔吐などの風邪のような症状がある時は、小児科の受診をオススメします。
特に幼児の場合は「お腹が痛い」と訴えたとしても、もしかしたらお腹ではなく、どこか別の場所の痛みを訴えている可能性もあります。他にも、ウイルス性の感染も考えられるのです。
子どもを守ることができるのは、親だけです。万が一の事も考えて早めに小児科を受診する事で、感染症などの重症化を防ぐ事ができます。
また、病院での処置で「浣腸」をしてくれます。浣腸をすれば、大抵症状は軽快します。
しかしこの浣腸は、諸症状を緩和させる事はできますが、便秘の原因を解決した訳ではなく、また何度も何度も浣腸で便秘を解消していると、自力での排便が難しくなることも考えられます。
やはり、普段の生活の中で便秘にならないよう整えることが重要です。
子供が便秘で嘔吐‼対処法②水分補給
便秘による嘔吐という症状は、病原菌を外に出す役割を持っていて、胃の内容物と水分を共に外に出す事で体から病原菌をなくす自己防衛機能です。
そのため、嘔吐をすると水分が不足してしまいがちです。吐いてしまった場合には、水分補給をいつも以上にしっかりしましょう。
特に、少し温めたメープルウォーターは、体の中の水分に近い成分の100%ピュア植物性ウォーターで、体内への吸収がよく、スムーズに失われた水分を補給できると、ぴったりです。
水分を腸に送りながら、脱水症状の状態から速やかに水分が体内を循環させることができます。
コーヒーショップ、カルディなどで気軽に購入できるので、いざという時のために常備しておくのもおすすめです。
- イオン(電解質)などの栄養が含まれている
- 体液に近い成分で体にすみやかに吸収される
- 体内の水分バランスが整うことで、喉もうるおい、ウイルスを外に出してくれる
メープルウォーターの嬉しい栄養価、効果の詳細は下記の記事で!
【メープルウォーター】で栄養補給♪ココナッツウォーターより優れたその効果とは?
子供が便秘で嘔吐‼対処法③排泄物には直接触れない
便秘で嘔吐をした排泄物を直接、吸引したり触れたりする事がないようにしましょう。
便秘の状態が続くと、便が発酵して有害物質を発生します。
この有害物質が体内に入り込むことで体の抵抗力が失われ、進入してきた菌を排出できずに、胃や腸に進入していってしまい、この体の中に進入した病原菌を外に出すために、嘔吐という症状で自己防衛をするのです。
嘔吐には有害物質が含まれていることがあるので、片付けをするときは、必ずゴム手袋やマスクを着用して処置し、使用後は速やかに袋に入れて破棄しましょう。
便秘で嘔吐の時の食事①スープなどの温かいもの
嘔吐の症状が出る便秘の場合、腸は疲れています。
そんな時は、野菜スープやコーンスープなどで腸を温めてあげましょう。
また刺激の少ない物を食べて、腸をいたわってあげます。
飲み物も、冷たいジュースなどは避けて、白湯を飲ませてあげると良いでしょう。
便秘だから牛乳を飲ませれば良い!と思いがちですが、牛乳は毎日少しずつ飲む事で、カルシウムやアミノ酸を摂取するものです。急に冷たい牛乳を飲ませてしまうと、便の手前で下痢を起こしたり、腸壁に傷をつけてしまう事さえあります。
嘔吐の上に腹痛を感じ、苦しみが倍増してしまう事があるので、注意が必要です。
便秘で嘔吐の時の食事②よく噛む
どんなに温かい物を食べても、飲むように食べてしまっては意味がありません。
食事で一番大切な事は、「よく噛む」事なのです。
よく噛む事で唾液の量が増え、消化物は水分を多く含んだ便となっていくのです。
温かくてお腹に優しいものを、お野菜を豊富に盛り込んだ柔らかい料理を、少しずつ良く噛んで食べさせるようにしましょうね!
まとめ
もし、子供が便秘で吐いてしまったら、焦らずに上記のような対処をしましょう。
そして、子供の様子をしっかり観察する事が大切です。
万が一、子供の様子がいつもと違っておかしいと感じるのなら、迷わず小児科を受診することをオススメします。
子どもの異変は、日頃から近くにいる親でないと分からないものです。
私の息子も最近、便秘気味です。嘔吐へと発展することがないよう、長引く便秘の時は様子を見ているのと、日々の生活パターンの見直しも行っています。
このように、吐くまでつらい便秘になる前に、便秘を解消・予防して未然に防いであげたいものですよね。子供の便秘の原因は大人の原因と少し異なります。薬に頼る前に、自宅で簡単に対処できる方法もあります。その方法、詳細については下記の記事で!
子供の便秘「出し方」ガイド‼幼児の便秘には大人と違う理由が…
子どもの便秘の症状を知って、親として我が子がなるべく苦しくないよう、対処していきましょうね!