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二の腕ぶつぶつ【原因・治す方法】悩みが消える!ケア方法まとめ

二の腕にできたブツブツの正体、原因はなに?

考えられるのは、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)、ニキビ・色素沈着などです。まずは症状チェックから始めてみましょう。

この記事では、ぶつぶつの正体が毛孔性苔癬だった場合の【原因・治療法・皮膚科での治療・市販薬の紹介】を改善のポイントと合わせて紹介しています。

適切なケアで改善する事も可能なので、自宅でのケア方法や、やってはいけない事まで、本気で悩む人こそ、最後まで読み進めてみてくださいね。

二の腕ブツブツの症状チェック

二の腕のぶつぶつの原因は、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)、ニキビ・色素沈着などの肌トラブルが考えられます。

まずは、ぶつぶつの症状をチェックし、ブツブツの正体を確かめましょう。

  • 10~30代でブツブツが発症した
  • かみゆ・痛みはない
  • ブツブツは左右対称にできている
  • 両親(どちらか)にも同じ症状がある、あった
  • 何をしても改善がみられない
ドクター2個以下の場合→ニキビか色素沈着の可能性あり

ブツブツが赤く痛みを伴う、さらに、ブツブツが片方の腕だけにできている…のであればニキビの可能性大です。

色素沈着の場合は、ムダ毛処理時のかみそりが肌へ刺激を与えた可能性も考えられます。思い当たる節がある人は、知らない間に肌を傷つけ、色素沈着をおこしているかもしれません。

いずれも、適した治療が必要です。

 

ドクター3個以上該当した場合→「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」の可能性あり

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は別名、毛孔角化症(もうこうかくかしょう)とも言われ、毛穴に角質が詰まりブツブツとした丘疹(きゅうしん)という発疹ができる症状です。

主に二の腕や背中、肩、太ももなどに多く発症し、触るとザラつきがあり、ブツブツとした感触です。丘疹の色は皮膚と同じ色か薄い赤色、褐色です。

毛孔性苔癬になってしまう原因ですが、現在のところハッキリとは解明されていません。

一説として、遺伝によるものが大きいのではと言われ、主に思春期に発症しやすく、遺伝・体質・ホルモンバランスが関係していると言われています。特に、両親が毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)であったり、アトピー体質だとなりやすい、と言われています。

ニキビとの大きな違いは、かゆみ・痛みがほとんどなく、ブツブツが左右対称にできる点です。

ここから先はこの毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)が起こるメカニズム、改善方法、治し方について掘り下げて紹介していきます。

 

二の腕のブツブツの原因は何?

二の腕にブツブツができるメカニズム

ニキビ

●肌のターンオーバーが異常になる

●角質が毛穴に過剰にたまる

●皮膚の表面が盛り上がり、ブツブツする

ザラザラした肌触りの毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)、一般にはサメ肌と呼ばれています。

ターンオーバーの仕組み

肌

私たちの肌は、肌の奥(基底層)で作られた肌細胞が、約4週間かけて、上の層へ上の層へ押し上がってきて、肌の一番上までくると、その役目を終え、垢などとして自然に剥がれ落ちる、肌の生まれ変わりの機能がターンオーバーです。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)では、ターンオーバーで剥がれ落ちるはずの肌表面の古い角質が剥がれ落ちず、毛穴にたまり、ブツブツとなります。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)でなくても、この周期が乱れると、様々な肌トラブルが発生するほど、ターンオーバーとは健康な肌作りに欠かせない、大事な身体の機能です。

ターンオーバーが長くなると…

古い角質が肌表面に溜まり、毛穴を詰まらせ、ニキビや肌荒れを引き起こしたり、肌が硬くざらついたり、くすんだり乾燥したり…古い角質は肌をボロボロにしてしまう元凶に。

逆にターンオーバーの周期が短すぎると…

正常な肌のバリア機能ができないので外的刺激を受けやすく、敏感肌の状態になり、乾燥や肌荒れ、酷いと赤みや痛み、かぶれなどを引き起こしたりします。

 

二の腕にブツブツ(毛孔性苔癬)ができるメカニズムまとめ
肌のターンオーバーの乱れによって新陳代謝に異常が起こり、角質が剥がれず肥厚して毛穴を詰まらせてしまう。なかには毛穴の中に角質ではなく毛が詰まってしまっていることもあります。

 

どんな人がなりやすい?

思春期

毛孔性苔癬が発症するのは、早い人だと子供の頃からで、小学校高学年の約20%、10代の50%が発症すると言われているほど一般的な皮膚疾患でもあります。

発症が最も多い年代は10代の思春期の頃がピークで、20代以降から年齢とともに減っていく傾向にあります。

30代頃には自然に治っていく人が多いとされていますが、ずっと消えないまま中高年になっても治らないというケースも少なくありません。

比較的、女性や思春期に多い疾患という点からも、ホルモンバランスの乱れも原因の1つではないかと言われているようです。

健康面での影響はありませんが、半袖を着る季節になると目立ってしまうので、精神的に、かなり苦痛ですよね。

改善の近道は、ターンオーバー異常による、過剰な角質を除去する事です。次項以降、詳しく説明します。

 

毛孔性苔癬を改善するには

ケア

1.たまった角質の除去

まず重要なのが、皮膚表面に現れたブツブツ(たまった角質)を取り除く事です。

毛孔性苔癬は肌表面に肥厚して溜まっている角質が毛穴を詰まらせている状態です。まずは固くこわばっている角質を柔らかくして、取れやすくしましょう。

スクラブ系のマッサージジェルやクリームなども合わせて使うと角質が取れやすくなるでしょう。(※スクラブは大きいつぶつぶは、肌への刺激が強すぎるので、毛孔性苔癬のケアとしてはNGです。)

 

2.血行促進でターンオーバーを正常にし、赤み(炎症)を抑える

自宅でのケア方法は、皮膚を柔らかくする尿素や、角質溶解作用のあるサルチル酸配合の塗り薬を患部に塗布します。特に尿素は保湿作用もあるので一石二鳥ですね。

一般に購入できる塗り薬で有名なのが、小林製薬から発売の「ニノキュア」や、メンソレータムの「ザラプロ」があります。

いいね!ニノキュア・ザラプロのここがいい!

この2つの塗り薬には、角質を柔らかくして、剥がれ落ちやすくする作用がある尿素や、血行促進、赤み改善の有効成分が配合されているので、1つで「角質の除去と、血行促進、赤身を抑える」作用を持ちます。

 

ニノキュア・ザラプロの口コミ

 

と、こんな感じで効果を実感している人も多くいる一方で、「改善はしたけど、治ったとは言えない」と感じている人もいるようです。

 

 

ニノキュアには、約2週間続けて使用するよう説明書きがあります。使い続けて、肌が柔らかくなってきたら効き始めのサインだと。

色んな口コミを調べてみたところ、これらの一般的な塗り薬で改善された方は、どうやら、毛孔性苔癬ではない方達のようです…。

そこでまずは、一般の塗り薬で経過を見る、もしくは、皮膚科(保険適用)を受診して塗り薬を処方してもらい、様子を見るのはいかがでしょうか。

本気で治したいのであれば、ご自身で判断せずに、やはり、医師に診てもらった方が、「二の腕のぶつぶつ」の正体をはっきりさせ、治療した方が、治りは早いと思います。

 

改善方法①皮膚科に通う

医師

毛孔性苔癬は皮膚疾患なので一般皮膚科での保険診療・治療ができます。

治療内容は角質溶解作用のあるサルチル酸や尿素などが含まれた軟膏が処方されます。(成分的にはニノキュアや、ザラプロと同じような成分ですが、医師が処方する塗り薬の方が、成分量などに違いがあります。)

塗り薬により、硬く肥厚している角質を柔らかくして剥がれやすくさせる治療を行うのです。

しかし塗り薬は肌の表層のみにしか作用しないので根本的な改善効果が低く再発もしやすいです。

そして原因が解明されていない疾患ということもあり、一般皮膚科での完治・改善は難しいとされています。

毛孔性苔癬には痛みなどもなく、放置していても健康を害することはありませんが、夏場など患部が露出すると目立つことから、美容面で悩んでいる人が多い疾患です。

現在では、美容クリニック・皮膚科での美容医療による治療が最も改善効果が高い治療とされています。

 

改善方法②ケミカルピーリング

エステ

ケミカルピーリングは皮膚の表面に酸性の薬剤をつけて、表面に肥厚した角質や毛穴に詰まった角栓を溶かして取り除く治療法です。

従来の塗り薬での治療よりは効果が得られるようにはなりましたが、ケミカルピーリングも肌の表面部である角質層までしか作用せず、治療期間も長くかかることから改善効果が実感しにくいとされている治療です。

次に、毛孔性苔癬を本気で治したい、そんな人におすすめのレーザー治療を紹介しています。

治療のお値段も上がりますが、それだけ治りは早いとお考えください。(すべての方に当てはまるわけではありませんが…)

 

毛孔性苔癬の治し方

腕

レーザー治療

美容クリニック・皮膚科での美容医療による治療が最も改善効果が高い治療とされています。

治療法にはレーザー治療、ダーマローラーなどがあります。

  • レーザー治療

フラクショナルCO2レーザーなどのレーザー治療は、安全性の高い熱エネルギーを肌の深部である真皮層にまで届けることで、肌の創傷治癒効果を促し、ターンオーバーの正常化を測ることができる施術です。

皮膚の深部から新しい肌に入れ替えることができるため、少ない治療回数と短期間での改善効果が期待できます。

  • ダーマローラー

またダーマローラーは微細の針がついたローラーを肌に転がすことで、皮膚に見えないくらいの小さな穴をあける施術です。これも肌の創傷治癒効果を利用することで肌再生を促す治療法です。

 

脱毛

こうした直接的な治療法の他に、脱毛することで改善できる例もあります。

なぜなら脱毛することで…

①毛がなくなることで、毛穴が引きしまる

⇒毛穴の角栓が詰まりにくくなる

②カミソリなどの自己処理による、表面の皮膚が削られ、角質層が薄くなるのを防ぐ

⇒角質を溜め込んで、角質層を厚くしよう!肌の防衛機能が働くこの悪循環を断ち切ることで肌が再生する

 

毛孔性苔癬を悪化させるNGケア

皮膚への刺激・摩擦

毛孔性苔癬で一番NGな行為が、皮膚への刺激・摩擦で皮膚を傷つける事です!

例えば、こんな行為がNGです!

  • 指や爪で潰す
  • かみそりの使用
  • スクラブでのケア
  • ゴシゴシ洗い

これらはすべて、毛孔性苔癬の悪化につながる行為なので、絶対にやめましょう。

 

1 ナイロン製のボディ用洗浄タオルで患部をゴシゴシこすらないこと!
角質角化は角質を肌表面に溜めて肌を守ろうとする作用が働いてしまった状態!摩擦の刺激により、ますます角質が肥厚しやすくなるから。
2 丘疹を潰したり、丘疹の中の角栓を無理やり出さないこと!
ニキビ同様、潰してしまうと色素沈着やクレーターになってしまい跡が残るから。

 

保湿ケアを怠る

保湿をする事で、肌が柔らかくなります。肌・角質が柔らかくなると、不要な角質が剥がれやすくなり、ターンオーバーが整いやすくなります。

3 角質除去ケアの後、必ず保湿をすること!
乾燥により肌の水分蒸発を防ごうとして角質角化がより進行してしまうから。

また乾燥した肌はぶつぶつが固くなり、ザラザラの悪化や、ぶつぶつが目立ってしまいます。

 

二の腕のブツブツには食事も重要!

毛孔性苔癬を改善するには、体の外側からのケア以外にも、体の内側からのケアも取り入れたいですね。内側からのケアと言えば、やはり食事が重要。

中でも 美肌に働く「ビタミン」や「ミネラル」を効果的にとる事が、大切になります。

では毛孔性苔癬の改善を食事でサポートするには、どのような食品を食べていけば良いでしょうか?

改善へのアプローチに効果的な栄養素や食べ物についても、見ていきましょう。

効果的な栄養素と食品

肌の調子を整えてくれる栄養素には、ビタミンA、ビタミンB2・B6、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類や、亜鉛などのミネラルがあります。美しく健やかな肌を作っていくには、これらの栄養素を過不足なく補う事が大切です。

特に旬の野菜や果物は、1年の内で最もビタミンやミネラルが豊富で、とても栄養価が高いタイミングです。中には他の時期に比べて、栄養価が2倍近くまで変わってくる物もあるほどです!

味も甘みが増し、価格も手頃になるなどメリット満載なので、ぜひ賢く取り入れていきたいですね♪

ビタミンB2・B6

皮膚代謝を高める、肌のターンオーバーを促進

ビタミンB2・B6を多く含む食品
穀物の胚芽やフスマ、米糠、など

 

ビタミンC

過酸化物質の生成を抑制・還元、コラーゲンの合成を助ける

ビタミンCを多く含む食品
野菜、じゃが芋、果物類   特に柿・イチゴ・レモンなどの柑橘類

ビタミンCには熱に弱く壊れやすい性質があるので、野菜や果物は加熱を避け、フレッシュな生のまま食べるのがお勧め!

 

ビタミンA

過酸化物質の増加防止、ホルモンバランスの調整、肌を刺激から守る。

ビタミンAを多く含む食品
人参・南瓜・ブロッコリー・ほうれん草などの緑黄色野菜、卵、レバー、ウナギなど

ビタミンAの不足は、これまで毛孔性苔癬の大きな原因の1つとして考えられていたようです。

ビタミンAは強い抗酸化力を持つビタミンで、活性酸素を除去し、肌の老化を抑制してくれる効果が期待できます。

脂質に溶け込んで体内に取り込まれ、ホルモンバランスを整えたり、肌を紫外線などの刺激から守ってくれる働きもあります。

食べ物以外では化粧品の中にも、ビタミンAの一種であるレチノールなどが含まれているものもあります。

食事でとるビタミンAは、必要に応じて体の各所に満遍なく届けられて消費されてしまう為、食事でとったビタミンAで 実際に毛孔性苔癬の患部に到達するのは、食べた量に比べてとても少ない量になります。

だからと言って、沢山とりすぎてしまうのは、NGです。

ビタミンAは、とりすぎると肝臓に貯まり、肝障害に繋がる恐れがあるからです。

通常の食事でとる場合は 摂り過ぎに繋がる心配は少ないと言われていますが、ビタミン剤やサプリメントなどを利用する場合は、過剰摂取にならないように、用法や用量をしっかりと守る事が大切ですね。

特に妊娠中の女性の過剰摂取は、胎児にも影響が出る可能性が報告されているので、しっかりと注意が必要です。

 

ビタミンE

過酸化物質の増加防止、ホルモンバランスの調整、肌を刺激から守る。

ビタミンEを多く含む食品
ナッツ類、ゴマ、アボカドなど

ビタミンEの豊富なナッツ類やアボカドなどには、脂質も多く含まれる為、沢山食べすぎるとビックリするほどの高カロリーになってしまいます。

特にアボカドは クリーミーで美味しいのですが、「森のバター」と異名を持つほど脂質の多い食品なので、量や頻度に気を付けながら 上手に食べましょう!

 

亜鉛

細胞DNA合成に関わる。細胞分裂を助け、健康な肌や細胞を作る

亜鉛を多く含む食品
ナ 牡蠣、牛肉、レバー、乳製品、卵黄など

 

毎日の食事の中でこれらののビタミンやミネラルを、多すぎず少なすぎず、バランス良く補っていくことが、毛孔性苔癬を体の内側からのケアすることに繋がっていくはずです!!

 

まとめ

二の腕のブツブツが毛孔性苔癬だった場合、自分で判断せずに、まずは皮膚科で診てもらいましょう。

そして、処方された塗り薬を試して、経過を見る。それでも改善しない、お金をかけてでも本気の治療を考える人には、美容クリニックでの治療も検討してみる…。

正しいケアや治療をすれば毛孔性苔癬は改善できます!諦めずに頑張ってツルツル肌を目指しましょう!

 

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ライター紹介 ライター一覧

美コツ編集部

オーストラリア東海岸、在住。自然の美しさ、そこに暮らす自然体のままの人々とふれ合う中で、「豊かさ」とは、なにか、健康とは、美とは…を学んでいます。
また1年のうち、半年間づつ東京とを行き来し、日本で最新美容情報を収集しています。
オーガニック最先端国と呼ばれる、ここオーストラリアからそんな生活の中から培った様々なノウハウを発信していきます。

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