オイル美容で「ニキビ」ができる・悪化する…!?って本当?
オイル美容に興味があるけど、、ニキビができやすい人は避けたほうがいいの…?逆にニキビがひどくなったり、できたりするんじゃないか…
美容オイルを効果的に取り入れて、健やかな美肌になるために…
- 美容オイルには向き・不向きアリ
- オイル美容の効果
- オイル美容の種類
- おすすめの美容オイル
- 美容オイルの使い方
- ニキビ・ニキビ跡改善にはどのオイル?
を紹介していきます。
Contents
オイル美容でニキビができる!?
美容オイルは、これ1つでクレンジングやスキンケアができるので、手軽で万能な美容アイテムとしてとても人気がありますが…
オイル美容ってニキビ肌でも大丈夫なの?と心配になるところ…。
ニキビの大敵である油分(オイル)を与えるなんて、もってのほかなんじゃないの?
と思ってしまいますが、実はオイル美容はニキビ肌にとても有効的なスキンケアなんです。
しかし…
オイル美容はニキビに効果的なんですが、どんなニキビ肌にでも合うというわけではありません。
オイル美容がNG!なのは、オイリー肌。
オイリー肌は、そもそも自身の皮脂分泌が過剰。なのにさらに油分(オイル)を与えてしまっては、毛穴詰まりを起こし、ニキビができやすくなったり、悪化させてしまいやすいんです。
結論…
★それ以外の肌質の人はオイル美容◎。特に白ニキビなど大人のニキビに効果を発揮!
美容オイルはこんなニキビタイプに効果的
美容オイルが向いている肌質というのは、オイリー肌の人ではなく、
- 混合肌
- インナードライ(乾燥)
- 「大人ニキビ」タイプ
年齢肌による肌内部の乾燥が原因でできてしまうニキビには、美容オイルの保湿成分が効果的に働くから、この3つの肌悩みを抱える人にはぴったりなんです。
それは、肌が乾燥するメカニズムにあります。
- 乾燥すると、
- 毛穴が開き、
- そこに皮脂や古い角質が詰まって、
- ニキビを引き起こす。
- 2の乾燥で開いた毛穴に美容オイルは…
開いた毛穴の皮膚を美容オイルで保湿することで、毛穴周りの皮膚をふっくらさせて毛穴を閉じさせ、毛穴詰まりを予防することができるというわけです。
- 3の角質詰まりに美容オイルは…
古い角質がたまって、硬くなってしまった肌を柔らかく整えることで、その後の化粧水などの浸透力を高める働きもあります。
- 4のニキビ発生に美容オイルは…
さらに美容オイルには抗酸化作用といって、肌の老化原因である活性酸素を防止することで、ニキビの色素沈着を防ぎ、ニキビ跡を作らせないようにもしてくれます。
では、人気の美容オイルにはどんなものがあるのか、次でご紹介していきましょう!
おすすめの美容オイル5選
美容オイルには様々な種類のものがありますが、どの美容オイルもそのほとんどが主に次の2つの作用を持っています。
- 保湿効果
- 抗酸化作用
おすすめの美容オイル①《ローズヒップ オイル》
ローズヒップは万能美肌成分であるビタミンCの塊と言われるほど、肌への美容効果が高いオイルです。
オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が豊富に含まれていて、新しい肌細胞の再生を促してくれます。
炎症を抑える作用や肌を修復する作用、メラニンを抑制する働きもあるのでニキビやニキビ跡に効果的。
しっとりした使用感で肌にハリと潤いを与えてくれるので、大人ニキビ肌にはもちろん、気になる年齢肌にも効果的な美容オイルです。
注意!
ローズヒップオイルは酸化しやすいので、開封後はなるべく3ヶ月以内に使い切るようにしましょう。
日差しに当たることで酸化させてしまう恐れもあるので、なるべく朝ではなく、夜のケアに使う方がおすすめです。
おすすめの美容オイル②《ホホバオイル》
ホホバイルの成分の90%は皮脂と構造がよく似ているため、肌なじみが良く、浸透力も高い美容オイルです。
特に精製していないホホバオイルの場合、ビタミンA・E・Dやミネラルが豊富に含まれています。
- ビタミンA…新しい肌細胞の再生を促す
- ビタミンE…皮脂酸化を抑えて肌を抗菌する
- ビタミンD…肌の免疫力を高める
- ミネラル…新しい細胞を作る
ホホバオイルはニキビのアクネ菌や炎症を抑えたり、肌の新陳代謝を促すのでニキビ跡改善にも効果的。
保湿効果と皮脂汚れを浮かせて除去するクレンジング効果で、肌の水分と油分のバランスを整えて健康で正常な肌に導いてくれます。そのため比較的オイリー寄りの肌の人でも使いやすいでしょう。
ホホバオイルは比較的、酸化しにくい性質ではありますが、品質の良い状態で使うためにもなるべく開封後は1年を目安に使い切るのがおすすめです。
精製していないホホバオイルの方が、ビタミンなどの美容成分が豊富に含まれているのですが、一方で、精製されているオイルは「品質保持力が安定していて、アレルギーリスクも低い」というメリットもあります。
おすすめの美容オイル③《馬油》
馬油は不飽和脂肪酸の割合が人間の皮膚とよく似ていて、肌への刺激が少なく、浸透力や肌なじみも良いオイルです。
馬油に含まれているαリノレン酸に抗炎症作用があるので、ニキビの炎症や赤みを抑えて改善する効果が期待できるでしょう。
殺菌・抗菌作用があるのでアクネ菌に働きかけ、ニキビの予防と改善にも一役買います。
またビタミンEも含まれているので、肌のターンオーバーを促したり、血行を促進して肌の正常な機能を活性化させる働きが。ニキビ・ニキビ跡の改善に効果に期待!
馬油も比較的、酸化に弱い性質があるので、開封後はなるべく半年を目安に使い切ることをおすすめします。
おすすめの美容オイル④《スクワラン》
サメの肝臓エキスから抽出した、天然由来の美容オイル。
使用感はサラサラしていてベトつかず、肌なじみのよいオイルです。
肌への刺激も少なく、殺菌効果もあり、オイルなのに通気性が高いのが特徴。そのため比較的オイリー肌寄りの人でも使いやすいオイルでしょう。
スクワランは元々身体に存在する成分で、酸素を送り込む役割を持っています。なのでスクワランを肌に補充することで酸素が行き届き、肌細胞を活性化させてニキビを改善していくのです。そのため黒・白・赤・黄と、全てのタイプのニキビの改善に優れている、と言えるでしょう。
また硬くなった角質層を柔らかくすることで、古い角質を毛穴に詰まりにくくさせたり、肌の乾燥を防ぐことで、ニキビのできにくい肌にもしてくれます。
ただしスクワランにはターンオーバーを促す作用はないので、「ニキビ跡の改善」という点ではあまり向いていないかもしれません。
おすすめの美容オイル⑤《アルガンオイル》
ビタミンEとカロテンを豊富に含む美容オイル。特にビタミンEはオリーブオイルの3倍も含まれています。ビタミンEの抗酸化作用でターンオーバーを活性化し、大人ニキビはもちろん、年齢肌の改善にも効果的。
また細胞膜のダメージを防ぎ、ニキビ跡部分の皮膚を回復させることでニキビ跡を改善していく作用もあります。
さらにリノール酸の抗酸化作用で赤く炎症のあるニキビや、赤みのあるニキビ跡を鎮めます。
保湿作用にも優れていて、なかでもオレイン酸は人間の皮脂と同じ成分なので、肌に自然な保湿と保護膜を与えることができます。
しかしオレイン酸はアクネ菌を活発化させてしまい、ニキビの悪化の原因になる可能性があるのでオイリー肌の人はなるべく使わない方がいいかもしれません。
美容オイルの使い方
使い方①導入液
洗顔後すぐの肌に1〜2滴くらいを薄くのばした後、いつものスキンケアをしましょう。
美容オイルで肌を整えることで、化粧水の浸透力が格段にUPします。
使い方②マッサージ&蒸しタオル
美容オイルは少量でよく伸びるので、通常は1〜2滴で充分ですが、スペシャルケアをしたい時は美容オイル500円玉大くらいを手に取り、顔全体を優しくマッサージしてください。
その後、蒸しタオルを顔に3分ほど当ててから優しく拭き取りましょう。
使い方③ニキビにポイント使い
できているニキビに美容オイルをピンポイントで使う方法です。
大人ニキビの場合、ニキビの周りの皮膚は乾燥状態。
特に大人ニキビができやすい口周りやアゴ周りは皮膚が硬くなり、ニキビができやすくなります。こうしたニキビの部分に少量の美容オイルを優しくなじませましょう。
使い方④クレンジング→洗顔→オイルパック
まず蒸しタオルやスチーマーなどで毛穴を開かせて、美容オイルを顔全体に伸ばしてマッサージしながら、毛穴の汚れを取り除きましょう。
次に、コットンなどで拭き取り、通常通り洗顔を。よく泡立てた泡で優しく洗ってください。
そして洗顔後の肌に美容オイルを薄く伸ばして、そのまま10〜15分ほど放置。その間、蒸しタオルやスチーマーを当てるのでもいいですが、湯船にゆっくり浸かりながらの方が血行も良くなるのでおすすめです。
そのうち汗が出てきたら、優しくクルクルとマッサージして毛穴の奥の汚れを出し切ってしまいましょう。最後にやさしく洗い流して終了です。
その後は使い方①や③などのオイルケアをするとより効果的。
美容オイル以外でのニキビ跡改善法
①赤みのあるニキビ跡
セルフケアでも薄くしやすいタイプのニキビ跡です。
美容オイル以外のケアならスキンケアをビタミンC誘導体の配合されたものがおすすめ。
ビタミンCには皮脂や炎症を抑える効果があります。またイオン導入でビタミンCをしっかり肌に入れ込むとさらに効果的。
イオン導入はクリニックのものが効果的ですが、家庭用のイオン導入器でのケアなら毎日気軽に続けやすいのでおすすめですね。
②色素沈着しているニキビ跡
茶色や紫っぽい色に色素沈着しているニキビ跡でもセルフケアで薄くしていくことは可能です。シミなどと同じく、メラニンの排出を促すケアをしていきましょう。
そのためにはピーリングなどの角質ケアが効果的。これもクリニックが最も効果的ではありますが、家庭用のピーリング化粧品やゴマージュ、スクラブなどでコツコツケアをしていくのもいいでしょう。
これらのケアは刺激が強いので毎日はやらずに1〜2週間に1度くらいのペースで構いません。ピーリング後にイオン導入を組み合わせるとより効果的でしょう。
赤みのあるニキビ跡よりは時間がかかるかもしれませんが、コツコツと継続することで徐々に薄くなっていくでしょう。
③クレーター状のニキビ跡
肌表面が凸凹になってしまっているニキビ跡(クレーター)の場合は皮膚組織まで破壊されている状態なのでセルフケアでの改善は難しいと思われます。美容クリニックや皮膚科などでの専門的な治療を受けることをおすすめします。
ケミカルピーリングやフラクショナルレーザーやフォトフェイシャルといった美容施術を始め、FGF治療といった皮膚細胞を増殖させる注射を打つ治療や、体の他の部位の皮膚組織をクレーターニキビ跡に移植するという培養表皮移植など、様々な治療法があるので一度専門医に相談してみましょう。
まとめ
近年、オイル美容のスキンケアが注目を集めていますよね!
オイル美容とは、「美に精通する美容家の人達が、最終的に行きつく、究極のスキンケア方法」との記事を某雑誌で見た事があります。
ただ、「オイル美容は良い」とは言っても、オイリー肌の人は避けた方が無難。
それ以外の肌質の人は、「ニキビができるんじゃないか…悪化するんじゃ?」の心配なく、積極的に美容オイルを取り入れても大丈夫ですよ。