肌の赤み・ニキビの治し方「食べ物で中から美肌になる方法」
できてしまったニキビが、なかなか治らない…。治っても肌の赤みが目立ってしまって、ファンデの厚塗りやコンシーラーが手放せない…。そんなお悩みはありませんか?
筆者も若かりし頃「ニキビが〜」と悩んでいたら「この歳では、もうニキビとは言わない。吹き出物。」と 友達にバッサリやられた事があります。(涙)
できてしまったニキビは、内側からのケアが不可欠。それには食事や食べ物で、ニキビ撃退に効く栄養素をしっかりと補給する事が大事です。
できているニキビを改善する食べ物や、ニキビ跡のケアに効果的な食べ物について、管理栄養士の筆者がご紹介します。
Contents
ニキビを改善、美肌に繋がる栄養素・食べ物
ではニキビを改善、美肌になる栄養素について、早速チェックしてみましょう。
肌の調子を整えてくれる栄養素には、ビタミンA、ビタミンB2・B6、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類や、亜鉛などのミネラル類があります。
ニキビとは縁のない女優のようなスベスベ美肌を作っていく為には、これらの栄養素を意識して補っていく事がポイント。
それぞれの栄養素にどんな役割があるのか、簡単にまとめてみました。
①ビタミンA
ビタミンAは強い抗酸化力を持つビタミンで、お肌をサビつかせてゴワゴワにする「活性酸素」を取り除き、肌や血管をアンチエイジングしてくれる嬉しい効果が期待できます。
肌のごわつきは角質肥厚や過角化に繋がり、お肌の生まれ変わりのブレーキにもなるので、ニキビの改善が遠のいてしまう原因の1つ。
抗酸化作用のあるビタミンを味方につけるのが、治し方としてGOODです。
他にもビタミンAは、
・ホルモンバランスを整える
・肌を紫外線などの刺激から守ってくれる
・免疫力アップでアクネ菌などニキビの原因菌との戦いにも味方に
・・・などなど、とっても頼もしい栄養素です。
でも沢山とりすぎてしまうのは、NG。
ビタミンAは とりすぎると肝臓に貯まってしまうので、肝障害に繋がる恐れも…(汗)
特に妊娠中の女性は、胎児にも影響が出る可能性が報告されていますので、注意して下さいね。
・ホウレン草 ・人参 ・カボチャ ・ブロッコリーなどの緑黄色野菜 ・鰻 ・レバー ・卵
②ビタミンB2・B6
この2つは、肌の新陳代謝やターンオーバーを促進し、古い角質層を落として、新しい肌への生まれ変わりをサポートする栄養素です。
キレイな肌や髪、ピカピカな爪を作るには欠かせない、女性の美しさの味方ですね。
口内炎のケアや、肌のバリア機能を高める効果もあるので、特に美肌には欠かせないビタミンの1つです。
また脂質の代謝をサポートしてくれるので、食生活の偏りからくるニキビなどにも、治りの手助けになってくれます。
・肉類のレバー
・牛乳
・納豆
・卵
・サバ
・カレイ
・鶏ササミなど
③ビタミンC
お肌の栄養素の王様といえば、やはり何と言っても ビタミンC。
・お肌の材料になるたんぱく質「コラーゲン」が作られるのを助けて、肌の根底から新しい肌を作る
・ビタミンAと同じく抗酸化作用があるので、お肌のサビつきやゴワつきを防ぐ
・メラニン色素の生成を抑えて、赤みの色素沈着を防ぐのに一役買ってくれる
・ストレスの緩和
などなど…。ニキビ改善・美肌作りに嬉しい効果が満載です。
特にストレスや喫煙によって消耗しやすいのも、ビタミンCの特徴の1つ。
身体に貯めておけないビタミンなので、1日1回ドバーッと大量摂取するよりも、3食でこまめに補い続けるのが上手に取り入れるポイントです。
・柿
・苺
・キウイフルーツ
・レモン
・オレンジなどの柑橘類
・アセロラ
・赤ピーマン
・じゃが芋
・ブロッコリーなど
ビタミンCは熱に弱く壊れやすい性質があるので、生で食べられる物はフレッシュな生の状態で食べる方がオススメです。
④ビタミンE
普段はあまり意識することも少ない、ビタミンE。実は血の巡りアップなど、嬉しい効果のあるビタミンです。
血流が良くなると、酸素や栄養素が身体の隅々まで効率良く届くようになるので、ニキビ改善・美肌へのお仕事効率アップになってくれます。
ビタミンEも、抗酸化ビタミンの1つ。身体のサビをとって、ピカピカにお肌を守ってくれるはずですよ!。
「若返りのビタミン」なんて呼ばれることもある、いい仕事をしてくれるビタミン、それがビタミンC。
・アーモンドなどのナッツ
・ゴマ
・アボカド
・うなぎ
・ハマチなど
ナッツ類やアボカドには脂質も多く含まれる為、調子良くパクパク食べていると、今度は脂質がニキビの原因になって、本末転倒になる事も…(汗
食べ過ぎは、ビックリするほどの高カロリーになってしまうので、くれぐれも要注意です…。
⑤亜鉛
亜鉛って栄養なの?と思う人もいるくらい、ちょっとマイナーな栄養素ですが(汗)、実は心強いサポーターの1つ。
亜鉛は細胞のDNA合成に関わる栄養素で、細胞分裂を助け、健康な肌や細胞を作るのに役立つんですよ。
肌の新陳代謝に関わる栄養素ですが、人間の体の中では作り出すことができないので、食事で上手くとりたい栄養素ですね。
・牡蠣
・赤身の牛肉
・豚レバー
・乳製品
・卵黄
・納豆など
亜鉛は、実はビタミンCと相性が良いミネラル。
例えば「牡蠣にレモンを絞って食べる」のように組み合わせると、ニキビや肌の赤みへの効果も美味しさも高まって、一石二鳥です。
一石二鳥。筆者の好きな言葉の1つです(笑)
ニキビを悪化・美肌から遠のく栄養素・食べ物
ニキビの原因は、脂質の詰まり。
脂質が毛穴から必要以上に分泌されてしまうような食べ物は、ニキビのモトになります。これはできるだけ避けたいところ。
では、どんな食べ物が危ないのでしょうか?それは、脂質と糖質が多い食べ物です。
脂質は 皮脂の過剰分泌の大きな原因になるので、避けたいのはモチロンですよね。
更に実は炭水化物(糖質)も、摂り過ぎると「トリグリセリド」という中性脂肪に変わり、皮脂の分泌量を増やしてしまうので、ニキビの悪化を防ぐには要注意ポイントの1つです。
- チョコレート
- スナック菓子
- ケーキ
- ドーナツ
- クッキー、ビスケット類
- 菓子パン
- デニッシュパン
- ナッツ類
- アボカド などなど…。
ナッツ類・アボカドは美肌になる食品でもあり、注意したい食品でもあるんです!
NGな食べ物に目を向けると、おやつや息抜きに食べる事、結構多いものが多い事に気づきましたか?間食いこれらの食べ物を食べている方…その量に要注意です。
筆者も ホワイトチョコやプリングルスのポテチが大好きだったので、特にTゾーンやアゴの下にニキビができやすくて、泣かされていました(涙)
ニキビを早く治したい人・美肌になりたい人は、控え目がオススメです…。
またお菓子を食べない代わりに…と、ビッグサイズのハンバーガーや大皿ピザ、カツカレーなどのコッテリ料理を食べたり、脂っぽい食べ物じゃないから…と和菓子や大盛うどんなど糖質に片寄った食べ物をたくさん食べるのも、実はニキビ悪化・美肌じゃら遠のく事に繋がるのでNG。
「美味しいものは、脂肪と糖でできている…」なんてCMもあったりして、ガマンは切ない話ですが、ニキビを悪化させない為には、食事も栄養バランスを意識して摂りたいですね。
ニキビの原因
いち早く無くなって欲しい、ニキビ。そんな厄介者のニキビの正体って、何でしょうか?
そもそもの原因はズバリ、ターンオーバーの乱れにあります。
ターンオーバーが乱れると、正常な肌の新陳代謝ができません。結果、皮脂や古い角質などの老廃物がうまく排出できなくなり、肌表面に溜まっていってしまいます。
そしてこの皮脂と古い角質が毛穴を詰まらせ、白ニキビ(コメド)を作り、赤ニキビや黄色ニキビに悪化してしまうのは、皮脂を栄養源のアクネ菌が繁殖するからです。
皮脂の分泌は・・・
・思春期など年齢による肌コンディション
・生理前後などホルモンバランス
・脂っぽい物や甘い物、アルコールなどの多い食生活
・便秘
・ストレス
・睡眠不足
・肌の乾燥 などが、主な原因です。
また花粉やホコリ、メイク汚れの残り、アクネ菌など雑菌の影響なども、ニキビの原因の1つ。
外側からのケアには、正しい洗顔とスキンケア。内側からのケアには、正しい食事が、ニキビの治し方の基本です。
記事内で紹介した食べ物を積極的に食べ、是非、美肌の道へ進んでいってくださいね。
ニキビによる肌の赤みの改善方法
ニキビ専用のクレンジングなどに多いスクラブ・ピーリング成分ですが…実はニキビを悪化させてしまう原因ってご存知ですか?
ニキビ跡など、ニキビによる肌の赤みの改善には、肌に刺激を与えない洗顔方法が1番です。
そんな予防・改善方法は、肌の赤み・毛穴の治し方【少しの見直しケア】で劇的変身!を参考にしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
ニキビを改善・美肌をキープする為には、ビタミンA、ビタミンB2、B6、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類や、亜鉛などのミネラル類を味方につけるのが効果的。
更に、脂肪や糖の摂り過ぎに注意する事で、悪化を防いだり、治りを早める事ができます。
こちらの記事、参考にしてみて下さいね。