保育園の先生と合わない…あなただけじゃない!その悩み!
子供が通う保育園の先生と合わない…と感じる保護者は意外に多いようで…担任の先生と合わない場合もあれば、クラスは違うけど苦手な保育士がいるパターンの時も。
逆に子供が先生と合わないとの悩みも多いみたいです。子どもが保育士のことを嫌がるなんて事があると、預けるのに不安を感じてしまいますよね。
そこで、保育園の先生と合わない場合の対処法を、私の保育士時代の経験を踏まえてアドバイスしてみたいと思います。
Contents
子供が保育園の先生と合わなくて、泣く…
まずは、子供が先生と合わないお悩みからです。
子供ではなく、保護者側が合わない…とお悩みの方は後半部分を読み進めてみてくださいね。
子どもが、先生と合わなくて泣く…
そんな事があると、預ける親としては不安でたまりませんよね。もしかすると、保育士に不信感を持ってしまう方もいるかもしれません。
子どもが「泣く」理由をいくつか考えてみました。何かお心当たりはありませんか?
- 保育士との信頼関係ができていない
まず大きな理由として考えられるのが、保育士との信頼関係。保育士にとっても子どもにとっても、一番大切なものです。
保育士は、子どもとの信頼関係を作るのに時間をかけてはいけません。プロとして、初日の数時間で子どもの心を掴まなくてはいけないんです。私も保育士時代、新年度が始まる度に意識していました。
子どもにとって、保育園で頼れるのは保育士だけです。その保育士を信頼できないと、不安で涙が出てしまう事があります。
- 保育士が怖い
- プレッシャーを感じている
保育士の中にはとても厳しい方もいます。家と違って許されない事、怒られる事が多いと、子どもは保育士が怖いと感じてしまうでしょう。
大人だって、厳しく怒られてばかりの相手は怖いですよね。信頼関係がきちんと築けていない間柄の相手なら尚更です。
それが先生に怒られないようにしよう、と強いプレッシャーを感じるようになってしまう事にも。
誰だって、強いプレッシャーがあると逃げ出したくなるもの。子どもも、どうしようもないプレッシャーに泣くしかないのです。
- 保育士が苦手な子と感じている
人間は面白いもので、自分が苦手と感じる相手は、相手も同じように自分のことを苦手と感じています。
保育士も人間で、それぞれの保育士にも、もちろん苦手な人がいて…それが保護者の場合もあれば、子どもの場合だってあるんです。
保育士が「この子苦手だなぁ」と感じていると子どもにも伝わり、子どもも保育士のことが苦手と感じるのです。
大人のように苦手な気持ちを隠して接することは、まだ難しい歳です。そのために泣いてしまうのです。
私も保育士時代、色々な保育士の先生を見てきました。
中には、自分の基準についてこれない子どもには、辛く当たる人も…。そんな保育士ほど、保護者の前ではとても良い顔をしています。
もし自分の子どもが保育士と合わなくて泣くことがあるのなら、本来一番頼りにするべき保育士との関係が上手くいっていない可能性があります。
それが担任の先生であれば、大変なことです。
是非、他の保育士、できれば園長や主任などの保育士に相談してみて下さいね!
子供が「やんちゃ」で先生と合わない場合
保育士と合わないのは、子どもがやんちゃな場合も考えられます。
子どもは、大人が思っている以上に自分のやりたい事をきちんと持っています。どんなやんちゃな子、落ち着かない子も、自分の遊びたいことはあるのです。
しかし大人は、自分の思い通りに子どもを動かしたいと考えがち。
私も自分の子どもができて、買い物に行きたいと子どもの遊びを止めさせて出かける度に、大人の都合に合わせてくれている子どもはすごい!と感じます。
家であれば、子どもの遊びを途中で止めさせてしまう代わりに、出かける事が子どもにとって楽しい事にすることができますが、集団生活であれば、集団の決まりを守らなければなりません。
保育士には子どもに、集団生活の過ごし方を教える役割があり、遊びたい気持ちを我慢させたり、決まった遊びをさせたりするのです。
自分の遊びたい事を楽しむ時間も決められてしまう、という事です。
遊びが激しい、やんちゃに遊ぶ子どもにとっては、遊ぶ時間が足りないと感じることも。もちろん、子どもは成長するにつれて自分の欲求をコントロールできるようになりますが…。
特に保育士が厳しく、時間をきちんと守らせようとする場合、子どもはその保育士に苦手意識を持ってしまうでしょう。信頼関係がまだ十分でなかったり、子どもの成長がまだ追いついていなかったりすると余計にそう感じてしまいます。
保護者ができる対処法
保育園で我慢できたことを、きちんと認めてあげることです。
休みの日は、子どもの満足いくまで思い切り遊ばせてあげるのも良いでしょう。
子どもは大好きなママに褒めてもらうことで、とても自信がつきます。そして、保育園で我慢することができるようになるのです。
私個人的な考えでは、保育士も改善すべき点があると思います。
もし信頼できる、気軽に相談できる保育士がいるのであれば、相談してみてもいいかもしませんね。
保護者が保育園の先生と合わない…どうすればいい?
保護者にとって、自分よりも大切な幼い子どもを預ける保育園。
どの保護者でも、子どもに良いであろう保育園、保育士であって欲しいと考えるはずです。
しかし実際保育園に入ってみると、「保育園の雰囲気が良くない…」「保育士と合わない…」と感じることもあるかもしれません。
そんな時はどうしたらいいか?合わないと感じる自分が悪いのか?と悩んでしまうかもしれません。
保護者も保育士も人間で、合う合わないがあって当たり前なのです。
合わないからといって、すぐに保育園を変える事は難しいですよね。
もし保育園や保育士が合わないと感じた時は、まず自分から保育士に心を開いてみましょう。
どんなに性格が合わない保育士に対しても、嫌な顔をせず接していくようにしましょう。きちんと挨拶をするだけでも構いません。苦手と感じれば、相手も同じように感じています。
しかし、それを態度に出してしまえば、子どもも同じようになってしまいます。保護者の態度を、子どもはしっかりと見ていますよ!
保育園に話しやすい保育士はいますか?
保育園にいる全ての保育士が苦手というわけではありませんよね?
もし保育園や保育士に対して不信感や考え方の違いがあるのであれば、自分にとって話しやすい保育士に伝えてみてもいいと思いますよ。
担任の保育士が苦手であっても、他の保育士なら話しやすい、という場合もあるはず。
どうしてか聞くと、性格や、やり方が合わないようでした。と言っても、私に話したところで人事がどうかなる、とは思っていないはず。 しゃべりやすい保育士に愚痴をこぼす事で、少し気持ちが軽くなるんだな、と思った経験でした。
不満や不信感は1人で抱えていると、どんどん大きくなっていってしまうものです。話しやすい相手、他の保育士に愚痴るだけでも、気持ちが軽くなるはずですよ。
保育園への不満は、改善課題として取り組んでくれるでしょう。
合わない場合は転園を考えたほうがいいの?
「保育士とどんなに距離を縮めようとしても、どうしても無理…」
「不信感しか持てなくて、子どもを預けたくない…」
と感じてしまった時には、転園をしたほうがいいのかなぁ、と悩むかもしれません。
転園を悩んでいるのであれば、「子どものために、ぐっと堪えてみましょう」と言うのが、私の意見です。
まず、一度入園した保育園を変えると言うことは、簡単ではないからです。
それが都会であればあるほど、保育園を簡単に変えることは実質的に難しいですよね。待機児童が問題となっている現代、そうコロコロ保育園を変えることはできないのです。
また保育園を転園するとなると、それまで保育園で見てきた子どもの様子や、家庭のことを次の保育園に引継ぎます。その引継ぎの中には「保護者に注意すべき」というような事まで盛り込まれてしまう可能性もゼロではなく…
せっかく新しい保育園に転園しても、最初から要注意保護者として見られてしまっては居心地が悪くなるだけ…と思いませんか?
そして一番大切なことは、子どもの気持ちです。
子どもは、保育園の生活に慣れてきた、お友達ができた、楽しい遊びを見つけたはずです。
転園すると言う事は、そんな子どもを、何も知らない場所でまた最初からやり直させる事なのです。
保護者が怒るなどして不安定になっていれば、子どもの不安も大きくなり、親であれば、そこまでして転園をすべきことなのかを、よく考えるべきです。
子どもが馴染めないのは、保育園側にも問題があるはずです。 保育園と保護者の両者が協力をして、子どもが居やすい場所が作れるかを、まずは相談しましょう。
クレームを入れてもいいもの?
保育園や保育士に不満などがある場合、それを伝えたいと考えますよね。直して欲しいから、良くしたいから、伝えるんですよね。
しかし、これには注意が必要なんです。
と言うのは、大抵のクレームは自分主体の訴えとなるから。
どんなにおかしいと思っても、それはあくまで自分の考えなのです。もしかしたら他人から見たら、大袈裟と感じる事かもしれないのです。
合わない保育士、苦手な保育士に対しては気に入らない事が多いはず。
しかし、他の人は合わないなんて思ってないかもしれないのです。そうすると、ただの言いがかりとなる可能性が高いです。
保育園も、お金をもらって子どもを預ける所です。もちろん保育士も、お給料をもらって働いています。児童福祉施設と言っても、企業と同じ。保護者からクレームがあると会議で共有されます。
クレームが一度なら、誰もが親身に受け止めます。
しかし何度も同じ保護者からクレームがあると、徐々に「またか…」と感じるもの。あの保護者は、すぐクレームが出るから気をつけよう…となってしまうんです。
そうなってしまうと嫌ですよね…。
クレームは一度持ち帰り、旦那さんや身近な人に一度相談してみるようにしましょう、というのが私の意見。
私もおかしいと思ったらすぐに伝えたくなってしまう性格でして…
保育園ではまだ経験がありませんが、何か感じる事があれば、その時は堪えて家に持ち帰り、旦那に相談してから行動するよう心掛けています。
無駄なトラブルは避け、保育園の3年間を子どもと共に良い時間にしましょうね!
まとめ
このように、保護者と保育士、子どもと保育士であっても人間で、合う合わないは、当然ある事なのです。
合わないからと言って全てを否定的に捉えてばかりいてはいけません。子どもは、親の反応にとても敏感ですよ!
合わない保育士とは、仲良くなる必要はありません。きちんと子どもを見てもらい、子どもの成長の為に子どもの話をすれば良いのです。
特に、子どもにとっては保育園でのお母さん役だと言う事を忘れないで下さいね!
是非、合わない保育士や保育園とも上手く付き合って、子どもと成長して行きましょうね!!