肌の「水分量を上げる方法」理想の水分量まで増やすには…
スキンケアはしっかりしてるのに…長引く乾燥肌や、肌の水分量測定を受けた結果に驚愕!!なんて経験ありませんか?
- 肌の水分量はどうしたら増やす事ができるのか?
- 肌の水分量を上げるには?
スキンケアはバッチリ!と思っていても、意外な盲点があるかもしれませんよ?例えば化粧水とか…。
肌の水分量を上げる方法、肌の水分量の理想と平均などを美容アドバイザーがご紹介します!
Contents
肌の水分量を上げる方法
どうすれば肌の水分量を増やすことができるのでしょうか?その具体的な方法をご紹介していきましょう。
⑴洗顔はゴシゴシしない!優しく…
トラブルのない健康な肌には、水分を保持し潤いを保つ力が備わっています。
その力というのは以下3つで、本来、自分で作り出すことができるもの。
- 皮脂膜
- 天然保湿因子(NMF)
- 細胞間脂質
この3つがバランスよく保たれていれば、肌の水分量のバランスも自然と理想の状態に保つことができます。
★毎日、洗浄力が強すぎる洗顔やクレンジングを使用しない
★洗う時ゴシゴシ肌をこすりすぎない
★熱いお湯で洗い流さない
肌をいたわるような正しい洗顔やクレンジングをすることが水分量を上げるための第一歩です。
正しい洗顔の基本は、「必要な肌の潤いはそのままに、優しく古い角質を除去!」
それなら累計約4,800万個!も売れてる洗顔石鹸がおすすめ!売れてるのには理由がある!あなたもキレイな素肌へと変身しませんか?
⑵それなりの値段の化粧水を、適量使う
またスキンケア、とくに化粧水のつけすぎにも注意しましょう!
よく「安い化粧水を、バシャバシャとたっぷり重ね付けしてつけるといい」という美容法を耳にしますが、そもそも肌というのはいくらでも水分が入るというわけではないんです!角質層に入る水分量には限界があります。化粧水をつければつけるほど水分量が上がる、ということはないのです。
それに化粧水をバシャバシャつけるということは、化粧水に含まれる界面活性剤など、肌に刺激になる要因もバシャバシャと大量につけているということにもなります。
水分不足なんだから当然、化粧水はたっぷりつけなくちゃ!と思いがちなんですが…
安い化粧水というのは例えば1,000円以下のもののことを言い、それなりの値段というのは3,000〜4,000円くらいのものでいいと思います。 成分は水分保持力の高い「ヒアルロン酸」や「セラミド」配合のものを選びましょう。
⑶血流を良くして、代謝を促す
水分量低下を含む、肌トラブル全般の原因に「冷え」が大きく関係しています。
①冷えによって血流が悪くなる
↓
②肌に栄養が送られにくくなる
↓
③肌のターンオーバーが乱れて、肌表面に古い角質がたまる
↓
④古い角質には水分を保つ力はないので、肌が水分不足に…
これを改善するには、血行促進して肌の代謝を良くすることが大切!
●用意するもの
- 蒸しタオル
- 美容オイル
- 化粧水やクリーム、乳液などのスキンケア類
手のひらで肌に押し込むように、優しくなじませてください。
タオルを濡らして軽く絞り、500Wで1分ほどでできます。
蒸しタオルを広げて、熱すぎない温度になったら顔全体に約2〜3分ほど当てましょう。 この時、温めることで血行をよくするだけでなく、肌の水分を急激に温めることで「ヒートショックプロテイン」というタンパク質を作らせて、肌のハリを取り戻します。
両て手のひらでオイルを2〜3回こすりあわせ、顔を押さえるようにしながら、優しくのせていきましょう。摩擦をかけないように注意してください。
「風池」という首の後ろのツボを押します。
場所は後頭部の髪の生え際、後ろの首筋に左右あるくぼみ部分です。ここを刺激することで、首と顔の血行が良くなります。
そしてリンパマッサージ。最初に鎖骨のくぼみを押すように、内側から外側に向かって流しましょう。ここがリンパの出入り口なので最初に開いておきましょうね。
そして顔の中心から外側に向かってマッサージをし、左右の首筋を耳の後ろから鎖骨に向かって流していきましょう。
左右の耳たぶの上部分を持って、斜め上方向に3秒ほどかけながら、引っ張ってスッと離します。これを3回。
次に耳たぶの下部分を下に引っ張って、スッと離します。これも3回。
耳には毛細血管がたくさん集中しているので、ここを刺激すると顔全体だけでなく、体全体の毛細血管の血流が良くなり、顔を含む全身が温まります。
血色が良くなりお風呂上がりのような透明感が出るので、くすみが気になる場合にもおすすめです♪
美容オイルの付け方と同様、手のひらでこすり合わせてから、顔全体に手のひらで押し込むようにつけます。
3秒かけながら押し当てて、パッと離す、というのを何回か繰り返しながらなじませましょう。
こうすることで肌表面の毛細血管やリンパの流れが良くなり、血行促進になります。
⑷食生活の見直し
肌の水分量を上げるには、バランスの良い食事で身体の内側から栄養を送り込めるよう、野菜中心の食事、またタンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルといった5大栄養素を摂取するよう心がけましょう。
特に肌の水分量を上げるには、セラミドを含む食べ物を積極的に摂取すると◎!
大豆・黒豆・小豆・こんにゃく芋・小麦・牛乳・ひじき・わかめ・ごぼうなど… 特にこんにゃく芋は、セラミドの含有量が小麦の約7〜16倍もあります。
⑸生活習慣の見直し
睡眠不足は肌のターンオーバーを乱して水分量を低下させる原因になります。
最低6時間の睡眠時間を確保できるよう心がけ、質のよい深い眠りのためにも、寝る前のスマホやPCはなるべく控えて!
さらに適度な運動も代謝UP効果が高いので、日常に取り入れたいですね!
紫外線対策は1年中を心がけましょう。冬も空気の乾燥で肌のバリア機能が低下し、紫外線が肌に侵入しやすい状態なので気をつけましょうね。
肌の水分量の理想と平均値
水分不足のお肌は、当然乾燥しているお肌です。では水分量が多ければ多いほどいいのかといえば、それは違います。
水分量が整っている肌というのは、水分と油分のバランスが保たれている肌のことです。
水分と油分の理想のバランスは8:2。つまり肌に水分だけがたっぷりあってもダメ。油分も必要ということです。
例えばスキンチェッカーなどで、お肌の水分量を測った時の水分量の数値が100%に近ければいいのか?というとそうではないんです。理想の肌の水分量の基準値は40〜50%。
50%以上あればすごく潤っている肌…ということだから良いことのように思いますが、実は水分量の数値が50%以上だとオイリー肌の傾向があるので、ニキビなどの肌荒れに注意しなくてはいけないかもしれないのです。
昔、私もBA時代に毎日お客様の肌の水分量やキメを専用の機械でチェックしていましたが、理想の水分量の数値が出た方は片手で数えるくらいしかいませんでした。
ほとんどの方が30〜40%の間くらい。それだけ常に十分な量の水分を肌に維持しておくというのは難しいことなんですね。
自分の肌の水分量を測定するには?
1.化粧品カウンターなど、カウンセリングを受ける
2.家庭用の水分量計測器「スキンチェッカー」を利用する
3.スマホのアタッチメントやカメラを使って測定する「肌チェックアプリ」を利用する
以上のいずれかの方法で、確認する事ができます。一度試してみてはいかがでしょうか?
肌の水分量が少ないと肌はどうなるの?
水分量が減った状態の肌というのは、水がなくなって肌がしぼんでしまっている状態です。
肌に水分を保持することで肌にハリやツヤ、潤いを与えられるのですが、水分がないので当然ハリやツヤがなくなり、シワやたるみが全体的に出てきます。
肌を守る力も失うので、紫外線やアレルギーなどの外的刺激に過敏になり、それが原因でシミやシワ、かぶれや肌荒れが起こりやすくなります。
肌の水分量が減ると…
乾燥から肌を守るため過剰に油分を出し、
肌表面はベタつくけど、肌内部は水分不足でスカスカに乾燥している「インナードライ肌」に
するとニキビや肌荒れが出やすく、治りにくい肌に…
ターンオーバーやバリア機能も乱れ、
肌老化を早める原因にも…
つまり肌の水分不足は、「全ての肌トラブルを引き起こす」といっても過言ではないのです!!
そんな急な肌の変化にお困りなら原因別!肌のごわつき解消法を参考にしてみてください。
肌の水分量が少なくなる原因
実は50%の水分量であっても、オイリー肌の心配のない理想のお肌を持つ人がいるんです!
それは、赤ちゃん。
赤ちゃんはお手入れも何もしなくても基本的に肌の水分量が50%以上あります。
そうなると私たちももともと理想の水分量を持っていたはずですなんですが…大人になってから50%以上の水分量を保っている人ってなかなかいません。
それには主に次の5つが原因なのです。
年をとるごとに、肌内部のヒアルロン酸の量が減っていきます。
ヒアルロン酸は肌内部に水分を保持し、ハリや弾力のある肌を作るのに欠かせないもので、これが減っていく…ということは当然、水分不足になりやすくなります。
また角質層にある細胞間脂質には、水分を含んだ細胞を挟み込んで肌の外に逃げないようにする働きがあります。肌に水分を保つ力の80%はこの細胞間脂質にあるというほど、とっても重要!でもこれも加齢によって減ってしまいます。
このWパンチが、加齢で肌の水分量が低下していく大きな理由です。
紫外線を浴びて肌がダメージを受けることで修復作用が働き、ターンオーバーが早まります。
すると細胞間脂質が不十分のまま角質層が作られてしまうので、バリア機能が弱まり水分蒸発しやすい肌になって、水分量が低下してしまうのです。
洗浄力が強すぎる洗顔やクレンジングを使い続けると、必要な皮脂や天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質といった健康な肌に必要不可欠な保湿成分を洗い落としてしまうことになります。
またスキンケアのしすぎ、肌を触りすぎたり擦りすぎたりなどの摩擦が肌に刺激になってしまい、バリア機能が低下。肌の水分量を減少させてしまいます。
冬場など気温が低下し空気が乾燥する時期や、夏場に長時間エアコンの効いた部屋にいるなど、空気が乾燥しやすい環境にいることで、肌の水分量が低下しやすくなります。
空調で顔がカピカピ…!!
そんな方にはこちらがおすすめ⇒エアコンの乾燥肌対策!カピカピ肌を「ウル肌に変える方法」
バランスの偏った食事や睡眠不足、飲酒や喫煙などの生活習慣の乱れは肌のターンオーバーを乱してしまいます。
すると肌に必要な栄養が届かなくなってしまい、バリア機能が乱れ、肌の水分量低下につながっていきます。
これらの原因に心当たりのある人は、「水分量を増やす方法」と合わせて、普段の生活を見直してみるのもいいでしょう。
まとめ
肌の水分量は綺麗な肌のバロメーター。肌が理想的な水分量を維持できていれば、いつまでも綺麗な肌でいられるというわけです。
肌の水分量を増やすには、食生活・規則正しい生活を基本に、肌に刺激を与えない優しい洗顔、適量の化粧水でスキンケア、血流を良くして顔の代謝を上げる。
自分の肌の水分量に少し自信がついたら、計測してくれるコスメカウンターなどでの測定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?