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【子供の耳垢の取り方】あなたのその方法が我が子の耳を傷つける!?

 2017/01/18 育児
 

子どもの耳垢、掃除をしてあげたいけど、どのようにしてあげればいいんだろう?と悩むママも多いのではないでしょうか。

私も、子どもの耳掃除は上手くできる自信がなくて、どうしたらいいかと悩んでいた事がありました。そこで、子供の耳垢の正しい取り方を耳垢のタイプ別(ベタベタ、湿っている、ネバネバ、茶色…)と、耳鼻科でとる場合について紹介します。

子どもの耳は大人に比べて小さいので、いざ耳掃除してあげようと思っても上手くできません。また耳掃除自体を嫌がる子も多く、暴れる事もあって危険ですよね。是非、正しい子供の耳掃除のやり方、覚えてあげてくださいね!

子どもの耳垢は取るべき?

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耳垢とは、耳垢腺から出た分泌液とホコリやはがれた皮膚が固まってできるもののこと。耳垢は汚いものだというイメージがあり、毎日、耳掃除をしている人もいるのではないでしょうか。しかし耳掃除は、大人であろうと子どもであろうと、1ヶ月に1〜2回行えば十分です。

なぜなら、耳には自浄作用があるからです。

耳の産毛は外側に向いて生えていて、耳垢が自然に外にでる構造になっているのです。そのため、奥の方にある耳垢を無理やり取る必要は無いのです。

また、耳垢は酸性で、殺菌作用があるほか、皮膚の表面を保護してくれるなど、耳を守る働きをしてくれます。

この耳垢を無理に取ろうとして耳の中を傷つけてしまうと、外耳炎や難聴の原因となってしまう事もあるので、注意が必要です。

子どもの耳垢を発見すると、取ってあげたいと思うのが親心。しかし、無理に取るのは逆効果の場合がある事を、知っておかなければなりません。

耳掃除は、やり過ぎると逆に、耳垢を奥に詰めこんでしまったり、傷つけてしまう危険性があります。

かと言って耳掃除を一切やらないと、耳垢の溜まりやすいタイプの人は、耳垢が溜まって聞こえが悪くなったりしてしまいます。

耳掃除をする、しないと両極端にならず、基本的には耳の入り口をタオルやガーゼで拭いて清潔に保ち、たまに耳鼻科で耳垢掃除をしてもらうのが良いでしょう。

 

耳垢を取る道具

綿棒

綿棒

子どもの耳掃除をする時に使用するものは、綿棒が一般的です。

小さな子どもや赤ちゃんは、耳の穴が小さく細いので、ベビー用の綿棒を使用すると良いでしょう。

ただし、耳垢を掻き出そうとすると、奥に押し込んでしまう可能性があるので注意が必要です。

お風呂上がりなど、耳が湿っている時に、入り口付近をそっとぬぐうようにするだけで良いです。耳垢がつきにくくなりますよ。

 

耳かき棒やピンセット

耳かき

また、入り口付近に大きな耳垢を見つけた場合は、綿棒では奥に押し込んでしまいます。そんな時は、耳かき棒やピンセットでそっと取ってあげるようにしましょう。

子どもの耳垢を取るピンセットは、大人が使う普通の物ではなく、耳掃除専用の物を選ぶようにしましょう。先端が丸く、耳の中を傷つけないようになっています。

また、手元で先が隠れてしまわないようにうまく曲がっている耳用ピンセットと、耳の穴の奥を覗く耳鏡という器具がセットで売られています。

インターネットで簡単に購入できますので、子どもの耳かき用にはこのようなピンセットを用意しましょう。

〇ののじ耳かき ママ・ミエール2 クリア

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〇スマイルキッズ 光る耳かき あかりちゃん耳かき ブルー

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〇ののじ LED ママ・ミエール

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耳垢の取り方

耳垢のタイプ別に取り方・道具を紹介していきます。

まずは、お子さんの耳を覗き込み、耳垢のタイプを見極めてみてください。

  1. 湿っている
  2. 粉っぽい
  3. 皮膚がめくれたように薄い(湯葉タイプ)
  4. 黄色い飴状(水あめタイプ)
  5. 茶色の粒状(揚げパンタイプ)
  6. 少し湿っている(パイシート)

お子さんの耳垢タイプの数字を参照に、取り方、確認してみてくださいね!

 

①湿っている耳垢

耳垢がベタベタで、ねばついて湿っている場合があります。

この湿っている耳垢の原因は、耳の中のアポクリン腺から出る汗が、耳垢に混ざるからです。

アポクリン腺とは、体臭の大元の原因となると言われている、白っぽい汗を出す腺です。耳の中にアポクリン腺が多くあると、アポクリン腺から出る汗が耳垢に混ざってベタベタの耳垢になるのです。腺の数や出る汗の量は、人それぞれ違います。そのため同じ湿った耳垢でも、水っぽい人と粘土のような人がいるのです。

このような湿った耳垢は、乾燥しているものと比べてとても取りずらいです。

このタイプの耳垢の取り方

  • 耳かきでとる

耳かきを使用すると、湿った耳垢が皮膚にくっついているのを擦るように取るため、細かい傷がつきやすくなり、この傷が原因で、炎症を起こすこともあるので注意が必要です。

耳かきを使用する場合には、優しく撫でるように耳垢を取るのがポイントです。

  • 綿棒で取る

綿棒を耳に入れて、クルクルするだけで湿った耳垢がくっついてきます。

耳かきのように硬くなく、少しこすってしまっても傷が付く心配はありません。しかし、少し方向を間違えると、耳垢を奥に押し込んでしまう事があるので、注意が必要です。

  • 耳鼻科に行く

湿った耳垢は、取りにくいものです。無理に取ると、耳の中に傷をつけてしまう可能性が高いです。

あまり気になる場合は、無理をせずに病院でとってもらった方が安全でしょう。

 

②粉タイプの耳垢

砂糖のような粉タイプの耳垢は、乾燥した粉状の耳垢です。

普通の耳かきで掃除しようとすると、鼓膜の方に押し込めてしまう危険性があります。鼓膜近くまで自然に落ちやすく、耳かきでは最も掃除困難なタイプです。

このタイプの耳垢の取り方

  • 粘着綿棒を使用する

糊のようなものが綿にコーティングされている綿棒を使用し、粉状の耳垢をくっつけて取ります。

一度くっつけたら耳垢を離さないので、鼓膜の奥に落としてしまう心配がなく、安心して使用できます。

  • 耳鼻科に行く

自分でこのタイプの耳垢を掃除するのであれば、粘着綿棒を用意するようにしましょう。

インターネットなどでも手軽に購入できますよ!

〇ピジョン ベビー粘着綿棒 (細軸タイプ) 50本入

Amazon (290円)

 

 

③湯葉タイプの耳垢

日焼けをした皮膚がむけて、細かくなったような薄い「ぬけがら状」の耳垢です。薄い膜がはがれるような形が特徴的です。

このタイプの耳垢の取り方

  • 粘着綿棒

  • 耳かき棒

耳かき棒の中でも、バネのような部分が自在に動くようになっているものは、薄い膜のよう耳垢でも簡単にすくい取れます。

  • ピンセット

乾いている部分はピンセットで取ることができます。外耳道を傷つけないように注意しましょう。

 

④水あめタイプの耳垢

主に皮脂腺からの油分でできた、黄色い飴状の耳垢です。

皮膚層内の皮脂腺まで繋がっているため、根深く粘着して非常に掃除がしにくいタイプで、しっとりしているのが特徴的です。

このタイプの耳垢の取り方

  • 綿棒

一般的な綿棒で、耳の穴の入り口付近を軽く拭き取ります。

耳垢を掘るのではなく、耳垢が垂れてくるのを拭き取るように使うのがポイントです。

  • 水綿棒

濡れているタイプの綿棒で拭き取ることで、清涼感が得られます。エタノールも配合されているので、耳の中を綺麗にしてくれます。

またお風呂の後に、耳をタオルでふくのも効果的です。

 

⑤揚げパンタイプの耳垢

粉タイプに油分が加わって、油で揚げたパンを細かくしたような耳垢です。茶色の粒状なのが特徴です。

このタイプの耳垢の取り方

  • 耳かき棒

  • オイル付き綿棒

オイルが付いているベビー綿棒で、オイルの付いている部分を柔らかくしてから使用します。

押し込まないよう、細いタイプがオススメ。オイルをつけてから、耳かき棒でとるようにすると、より効果的です。

  • 粘着綿棒

砂糖タイプの耳垢のように、耳垢をくっつけて取るのもオススメです。

耳垢を取り損なって鼓膜に落とし、聞こえにくくなるという危険を回避できます。

〇ピジョン オイルがついてるベビー綿棒(細軸タイプ) 50本入

Amazon (276円)

 

⑥パイシートタイプの耳垢

乾いている訳ではないけれど、水あめタイプほど濡れていない耳垢です。

少し湿っていますが、湯葉タイプのように引っ張るとはがれるのが特徴です。色は、水あめのように黄色ではないのですが、カサカサではなくしっとりとしています。

このタイプの耳垢の取り方

  • 粘着綿棒

  • 耳かき綿棒

片側が綿棒で、片側が耳かきになっている綿棒です。どちらも掃除に使えるこのタイプの耳垢掃除にオススメです。

  • 綿が曲がっている綿棒

綿が曲がっているため、綿棒のようなフワフワの綿棒で耳かきのように耳垢を引っ張り出せます。

そのため、耳の中の皮膚を傷つけずに済むのです。

 

大きい塊の耳垢の取り方

耳

耳の奥に大きな耳垢の塊がある場合は、無理に取ろうとしてはいけません。耳垢が入り口付近に見えるまで、待ちましょう。

入り口付近に出てきたら、耳かき棒やピンセットでそっと取ってあげます。

ただし、子どもの耳は、鼓膜までの距離がとても短いです。傷つけてしまう危険性があるので、必ず入り口付近の耳垢のみを取るようにしましょうね。

またピンセットを使用すると、耳に直接触れないので、子どもが嫌がらずにスッと耳垢が取れ、親からしてみると素晴らしいアイテムです。

しかし、ピンセットは細くて危険な上に、いくら先が丸くてもやり過ぎてしまうと耳の中を傷つけてしまう事があるので、やり過ぎないようにしましょうね。

子どもの耳の奥に、大きな耳垢の塊を発見した場合は、迷わず耳鼻科でとってもらいましょう。

 

耳鼻科に行こう

医師

耳垢を安全に、しっかりと取り除くには、耳鼻科で処置してもらうのが一番です。

耳垢くらいで病院に行くなんて…と抵抗がある方もいるかもしれません。しかし意外にも、鼓膜が耳垢で見えない子は沢山いるそうです。

耳垢が外耳道に塊になると、聴力が悪くなり、プールなどで耳に水が入って耳垢がふやけると、更に聞こえが悪くなってしまいます。そのため、特にプールが始まる前には耳鼻科へ行って耳垢を取るようにしましょう。

もちろん、耳垢を取るだけのために耳鼻科を受診しても問題ありません。

しかし、まれに耳垢の掃除をしてくれない場合もあるので、行く前に電話で確認をするといいでしょう。

また、耳鼻科医からすると、基本的には日常的な耳掃除は不要と考えます。自分で耳掃除をするということは、やはり耳の皮膚を傷つけてしまう可能性が高いのです。

お風呂上がりなどには、タオルで耳の入り口付近を拭き取るだけで十分なようです。

 

耳掃除の診察費用

耳垢をとってもらうのは、専門の先生の方が良いのは分かっているけれど、費用がかかると…と思う方もいるのではないでしょうか。

安心してください!

耳垢掃除は、保険適用になります。

子どもの場合、多くの自治体では医療助成が行われているので、無料でできますよ。
年齢や症状によって、多少金額は前後しますが、耳垢を掃除するだけであれば大人でも1,000円前後でできます。

 

耳鼻科での処置の仕方

医師

1.簡単に喉や耳の中を診察する

2.診察台のベットで横になり、耳垢を取る

の順で行われます。

子どもの場合、動かないようにタオルなどで巻かれ、手足を固定されたり、数人の看護師で押さえて取る事もあるようです。泣き叫ぶ子どもを押さえて取るというのは、耳鼻科医ですら苦労するようですよ。

医師は、耳の中を顕微鏡などで覗きながら、ピンセットでつまんで取り、モニターに映しながら行う事もあります。

ちなみに、私の息子も風邪を引いてかかりつけの小児科で診てもらった時に、耳垢を取ってもらいました。

熱と鼻水がすごくて、中耳炎になってないか診てくれた時に先生が、

「うん、中耳炎は大丈夫そうだね。…ピンセットちょうだい」と言って、おもむろにピンセットを耳の中に入れたかと思ったら、恐ろしく大きな耳垢を取って見せてくれました。

不意な事にビックリと同時に、気づいていなかった自分に大反省…。

先生いわく、お母さんが取ろうとしちゃダメ、耳垢があったら病院においでとの事でした。

熱でフラフラに息子も、スッキリしたのかニコニコ。

この時、看護師さんが息子を抑えたりする事も無かったです。ただスッと耳垢を摘んだ感じ。息子も一瞬の事で、泣くも騒ぐもできませんでした。

もちろん耳垢が入り口付近に出てきていたのでしょうが、すごいと感じました。

耳垢掃除に耳鼻科を受診するのはもちろん良い事です。症状がひどい場合などは、耳鼻科の先生に取ってもらうべきでしょう。

しかし、もしかかりつけの小児科の先生が取れるものであれば、子どもも親からしても安心度が高いのではないでしょうか。

一度かかりつけの小児科に相談してみるのも、良いかもしれませんね。

 

病院での耳垢掃除は痛みがあるの?

病院で耳垢をとってもらう時、子どもが泣くというイメージが強いですよね。

泣く=痛いのではないか?と、ママは心配になってしまいます。

しかし実際、耳鼻科での耳垢掃除は「優しく行う」事が基本のようです。安心してとってもらうようにしましょうね。ママが痛いのでは?と不安に思っていると、やってもらう子どもも不安になってしまいますよ。

また、耳垢掃除の時間は、両耳合わせて5分程度です。耳垢の量が少なければ、もっと早く終わる事もあります。

数分で終わるので、子どもにあらかじめ伝えておいてあげると安心かもしれませんね。

 

耳鼻科で耳垢掃除をするデメリット

子どもの耳垢は耳鼻科でとってもらうのが、一番安全で安心です。

しかし、デメリットもあります。

・子どもが暴れないように、バスタオルでグルグルに巻かれて押さえつけられる

・耳の中にピンセットを入れられるので、子どもが違和感を感じて嫌がる

・1人でベットに横になる事が嫌

処置自体にデメリットがある訳ではなく、子どもや親の感じ方で、デメリットと捉えられるのです。

 

私なんか、可愛い我が子がバスタオルでグルグル巻きにされて強制的に押さえられるなんて、想像しただけでも嫌です。

子どもも、ママから離されて処置するなんて不安で仕方がないのではないでしょうか。この気持ちを、どう乗り越えるかですね。

自分で出来ない部分は専門の先生に任せて、子どもが快適になる事だけを考えて応援したり、頑張った子どもにはご褒美をあげるなど、工夫していきましょうね。

 

耳鼻科で耳垢掃除をする頻度

では、耳鼻科での耳垢掃除は、どのくらいの頻度がベストでしょうか。

時計

耳垢には様々なタイプがあって、子どもでもそれぞれに違います。血の繋がった兄弟でさえ、違うのです。そのため、子どもによって耳掃除に行く頻度は違います。

耳垢が溜まりやすい子であれば、3ヶ月を目安に行くといいのではないでしょうか。

定期的に耳垢掃除をした方がいいと言う先生もいれば、何か気になる事があったら耳垢掃除をすればいいと言う先生もいます。

耳掃除の頻度は、医師によっても違うものなのです。

ママが信頼できる医師であれば、指示に従えばいいし、そうでなかったら、必要だと思った時でいいのではないでしょうか。

私も、あれ以来息子の耳垢取りには行っていません。耳の中を覗いてみて、耳垢があったら行こうかな、と思っています。

 

まとめ

このように、子どもの耳垢は無理に自分で取ろうとしてはいけないのです。耳鼻科で行うのが一番安心なのです。自分で取る場合には、入り口付近のもので傷をつけないように注意が必要です。

様々な耳掃除グッズもあるので、タイプに合わせたものを用意すると良いでしょう。

私も、まだ娘は一度も耳垢を取りに行った事がないし、息子も3カ月以上経過しているので…近いうちに一度、耳鼻科に連れて行って見ようかな、と考えているところです。

絶対泣いて嫌がるので悩んでしまいますが、子どものためですもんね。是非みなさんも、一度病院できちんと我が子の耳垢をとってもらいましょう!

 

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保育士さんぴ

保育士、保育園での勤務も6年以上あり!3歳の息子と0歳の娘の育児中のママです! お腹を痛めた可愛いわが子ですが、育児はとても大変です!育児中のストレス解消や赤ちゃんとの接し方など育児中ママの悩みやうれしい事、お役にたてる育児情報を配信してゆきたいと思います。

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