パクチーの効能・栄養がヤバイ!今年の一皿に選定された実力とは!?
パクチーの持つ美容と健康への効果が最近、注目され始めているのはご存知ですか?
日本でもトムヤンクンやフォーなど、特にアジア料理などで目や口にすることが多くなり、2016年今年の一皿になんと選ばれるほど、大注目食材です!
その独特の香りを、「カメムシ」の香りと表現し全く無理と言う人から、病みつきになってしまう人まで、はっきり分かれるほど強烈な個性がありますよね!
そんなパクチー嫌いもパクチーのパワーを知れば、パクチー党になってしまうかも!?パクチーの持つ様々な効能や秘められた美容効果について、お伝えします!
Contents
パクチーの効能
パクチーは日本の「三つ葉」によく似た姿で、魅惑的で強烈な香りのあるセリ科の香辛野菜です。
香りにばかり気を取られがちですが、実はアンチエイジング効果やデトックス効果など、美容や健康に嬉しい効能を秘めています。
具体的には、どういう効果なのでしょうか?
アンチエイジング
老化やガンの原因にもなりうる活性酸素は、肌にとっても大敵!肌老化を招く要因です。
パクチーには、そんな活性酸素を抑えてくれる作用があり、アンチエイジングに一役買ってくれるんです。
その秘密は、抗酸化作用を持つビタミンである「ビタミンA」や「ビタミンC」などの「抗酸化ビタミン」。
抗酸化ビタミンには、活性酸素の発生を抑えて取り除く働きがあります。
パクチーなどから抗酸化ビタミンを摂れば、肌や血管の老化を防いでくれる効果が期待できる…というわけです。
活性酸素って??
活性酸素とは、強力な酸化力を持つ酸素の事です。
とかく現代人は、日々ストレスにさらされがち。
偏った食生活や喫煙、激しい運動や紫外線、仕事や家事の忙しさなどなど・・、ストレスの原因は日常に溢れています。
しかしそのようなストレスにさらされ続けると、人間の体内には活性酸素と言われる「サビ」が溜まってしまう事に…。
少量であれば、体に入ってくる悪い菌やウイルスから身体を守る役割をしてくれますが、増えすぎてしまうと、身体の皮膚や血管の細胞を少しづつサビつかせ、傷つけ始めます。
- 肌がゴワゴワに
- シワが増える
- 血管が硬く、もろくなる
- 体の老化を加速
更に活性酸素が 細胞の核の中にあるDNAを傷付けてしまうと、体の設計図の情報にエラーが生じてしまうため、がん細胞が作られてしまう原因になるとも言われています。
年齢と重ねていくと、元々人間が持っている活性酸素への抵抗力が落ちてくるので、活性酸素は徐々に溜まりやすくなってくると言われています。
いつまでもピカピカのお肌をキープするため、パクチーのパワー、上手に取り入れたいですね!
デトックス作用
パクチーの持つ効能には、高いデトックス作用もあります。
日々の生活で身体に取り込んでしまった有害な重金属をパクチーが体外に排出して、体をデトックスしてくれる「キレート作用」がある事が、近年わかってきました。
パクチーに含まれるキレート成分を体内に取り込む事で、キレート成分が重金属イオンを包み込むように封じ込め、便や尿と一緒に体外に排出してくれる仕組みです。
一説にはパクチーを生活の中で日常的に食べているアジアの国々の方などは、他の国々の方に比べて、重金属が引き起こす症状や影響が比較的少ない傾向もあるのだとか。
タイやベトナムなどの女性には、生き生きと内面から輝くような美しさを持つ方がとても多いですが、もしかしたらパクチーも一役買っているのかもしれませんね!
重金属が体にもたらす害
人間の体は、大気汚染や食品、医薬品の防腐剤、歯科治療の金属などに至るまで、実は様々な場面で有害な重金属の微粒子にさらされ、少しずつ取り込んでいます。
重金属は、大量に取り込んでしまうと大きな病気の原因なりますが、少量でも血流が悪くなったり、疲れが抜けにくくなるなどの変化が現れ、目の下のクマや 肌のくすみ、顔色の悪さなどの原因となります。
重金属が妊婦に与える影響
厚生労働省では、妊娠中の女性が 食べ過ぎに気をつけた方が良い物の1つに数種の魚を挙げて、お腹の赤ちゃんを悪影響から守るべく、食べる頻度の目安を提示しています。
例 メカジキ、クロマグロ:1回約80gとして妊婦は週に1回まで など
例えば魚では、アジやイワシなどの小魚よりも、それを餌にしているマグロなどの大型の魚の方が、水銀を多く溜め込んでいます。
パクチーの効能は様々
更に中国では風邪や肝臓病に良いとされ、種子は漢方では健胃や発汗に作用するとされています。
他にも、夜盲症の予防など目を労わってくれる作用や、疲労回復、免疫力アップ、貧血予防をサポートなど、嬉しい作用があります。
本当に様々な効果を秘めた、優等生な野菜ですね!
パクチーの栄養素
実はパクチーには、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、ビタミンC、鉄分、食物繊維などの栄養素が多く含まれていて、香りの個性だけではなく、野菜そのものとしても実力派です。
- ビタミンA
抗酸化パワーがあるので、活性酸素と呼ばれる肌や血管のサビをとって、老化を防ぐアンチエイジング効果が期待できます。また夜盲症の予防など目を労わってくれる効果もあります。
- ビタミンB1、ビタミンB2
糖質や脂質のエネルギー代謝をサポートしてくれるビタミンなので、疲労回復に効果的です。
- ビタミンC
ビタミンAと同様に強い抗酸化パワーを持つ他、コラーゲンの生成サポート、免疫力アップなどにも一役買ってくれます。
- 鉄分
赤血球の中にあるヘモグロビンの材料になり、血液を充実させて貧血の予防に効果的です。
- 食物繊維
腸内環境を整えてお通じリズムの改善や、腸の善玉菌を増やし免疫力アップにも効果的です。
妊婦に嬉しい!葉酸を多く含む
妊娠中の女性やお腹の中の赤ちゃんにとって大切な「葉酸」も多く含まれています。
葉酸は、妊娠初期では赤ちゃんの先天性の神経系異常のリスクを抑えたり、妊娠中のお母さんの貧血の予防にも役立つ栄養素ですので、妊婦さんにも効果的ですね。
食物繊維も豊富なので、便秘に苦しむ妊婦さんにも効果的と言えます。
特に妊娠初期は、つわりで味覚や食べ物の好みが変わる事があるので、今まで食べられたものが急に食べられなくなる事も多い時期です。
パクチーなどのハーブの風味は、ご飯やお肉の香りを緩和させる事が出来るので、もし試してみて大丈夫なようであれば、食欲アップと葉酸摂取、一石二鳥の方法と言えるかもしれませんね。
パクチーとコリアンダーの違い
パクチーとコリアンダーは、実はどちらも同じ野菜なんです!
日本では農林水産省の統一名称で「香菜(コウサイ)」と言う名前がついています。
東南アジアで広く利用される「東アジア型」と「ヨーロッパ型」があり、代表的なものとして前者は香菜(シャンツァイ)、後者はスペインや中南米料理に多用するコリアンダーがあります。
「パクチー」は主にタイ料理などで、葉っぱや茎の部分を生で使われる時に使う、タイ語の名前。
ある意味では主役とも言える鮮烈な香りを生かして、肉や魚の風味づけや匂い消しに用いられる他、お粥やスープの仕上げに散らして、香りや彩りの美しさを楽しむように使われます。
一方で、「コリアンダー」は英語の名前。
欧米では葉っぱよりも種子を使うことが多いので、「コリアンダーシード」と呼ばれ、主に粉状にした種子がスパイスの1種として扱われています。
葉っぱと種子では風味が全く違うので、コリアンダーシードはピクルスや煮込み料理、変わったところではお菓子やパンに利用されることもあるようです。
他にも、中華料理に使われる「香菜(シャンツァイ」)も、パクチーやコリアンダーと同じ野菜を指します。
中国では肉や魚の匂い消しとして使われ、中国パセリとも呼ばれます。
その歴史は古く 紀元前までさかのぼり、薬膳や漢方薬などにも利用されてきています。
ずっと昔から、世界中で活用され今もなお、中国から東南アジア、ヨーロッパアメリカからラテンアメリカまで、世界各国で親しまれている重要なハーブの1つです。
パクチーペヤング焼きそば出たーー
さすが2016年の一皿に選定されたパクチー!
常に攻め続けるペヤング焼きそばからなんと、パクチー焼きそばが発売されました!!!
早速口コミチェックです!!
パクチーは麺の下に入れないと、湯切りの際に流れ出てしまうので注意w ちょっと酸っぱ辛いアジアンテイストなペヤングやきそばパクチーマックス⭐︎ pic.twitter.com/TO5uMM09X7
— 米たにヨシトモ (@yonetanikantoku) 2016年12月19日
ペヤングのパクチーマックスめちゃくちゃウマイ!超パクチー!最高!! pic.twitter.com/x6W6Ayi1oa
— 鎌田紘子 (@hirokokamata12) 2016年12月22日
これは強者ですね汗
ペヤングのパクチーマックスに更に買ったパクチーを足してみました。もちろん美味しかったですが、単純に食べにくかったです。 pic.twitter.com/9vtbSFLak4
— 伊福部崇 (@TakashiIfukube) 2016年12月21日
ペヤングパクチーMAXはパクチー苦手な人は本気で無理。ペヤング開発陣の再現性の高さはもはや魔法としか思えない。
好きな人は絶対一度は食った方がいいと思う。
わぃは好き。— 台湾BL・ラノベ翻訳するマン (@harakoatom) 2016年12月21日
げ!ペヤングが大胆なことしてる! pic.twitter.com/tObpiaN5Zp
— 小林タカ鹿 (@takashika358) 2016年12月20日
『ペヤング パクチーMAXやきそば』。かやくはパクチーonly、ソースは酸っぱ辛い。湯切りの湯は薄っすら緑色に染まっていた。フタを開けるとパクチーの香りがブワッ!と広がり漂う。食べるとソースは少し薄めに感じたがピリ辛。パクチーは存分に味わえ、これでも充分だろうが、更に追加したい。 pic.twitter.com/01ikX0Be4K
— まいく / 秋宮舞駆 (@AkibaDailyNewsM) 2016年12月18日
ちょっとやそっとのパクチー度ではなさそうですね…。
パクチー通はそれでもまだパクチーを追加したいとか!!
管理栄養士の筆者は、高カロリーかつインスタント食品な事が、少し気になってしまいました…。
焼きそばは炭水化物ですが、481kcalの炭水化物は…
ご飯:茶碗2杯分、食パン6枚切り:3枚分、ロールパン:5個分にも相当します(^^;
ダイエット食事指導としては…お勧めするのが難しい商品の1つかもしれません。。。汗
たくさん食べても大丈夫?
美容や健康の頼もしいサポーターになってくれるパクチーですが、たくさん食べても大丈夫なの??
ちょっと心配ですよね…でも、
「パクチーだから、沢山食べると体調に影響が出る」と言うような医学的根拠は、特に無いようですので、まずはご安心くださいね。
一方で、食物繊維なども豊富に含まれているので、たくさん食べ過ぎると胃腸に負担がかかり、腹痛や下痢などに繋がる場合もあります。
しかしこれはパクチーに限らず、他の野菜や 消化の良くない食べ物など、食品一般について言える事ですね。
何事も、「過ぎたるは、及ばざるが如し」です。
美容や健康に良いからといって急にドカ食いをするのではなく、節度を守って上手に取り入れていけば、体にも特に問題はありません。
生のパクチー保存方法
いよいよ、ここからは実践編ですね。パクチーを食卓に取り入れたくなったら、まずは市場や小売店の野菜コーナーへ向かい、選定開始です。
お店でパクチーを買う時は、できるだけ茎や葉がシャキッとしていて、ハリやツヤがあるものを選びましょう。
葉が黄色っぽく変色していたり、萎れがないものを選ぶと新鮮です。
冷蔵庫で保存する時は、湿らせた新聞紙などに包み、なるべく立てた状態になるようにして冷蔵庫の野菜室にしまいましょう。
鮮度が落ちると失われるビタミンもあるので、できるだけ早く使い切るのもポイントです。
パクチーに多く含まれるビタミンB群やビタミンCは、実は水に溶けやすいビタミンなので、茹でてしまうとビタミンの多くが茹で汁に流れ出てしまいます。
なるべく生のままで使う方が、栄養を損なわないのでオススメ。
特にビタミンCは熱にも弱く、加熱すると壊れて量が減ってしまいますので、気を付けたいですね。
また加熱してしまうとせっかくの香りも飛んでしまうので、香りがお好きな方は、加熱をする場合はできるだけ短時間に収めた方が良いでしょう。
ビタミンAは油と相性の良いビタミンなので、オリーブオイル等をかけて食べると、より吸収率がアップ♪
パクチーを冷凍保存する方法
生のままではなかなか新鮮なうちに使いきれない・・という方には、冷凍保存もお勧めです。
上手に冷凍しておけば、必要な時にサッと取り出して、ワンランク上の風味付けや彩りなどに利用できます。
2.使いやすい大きさにカット 3.葉の部分は半日ほど日陰に置いて余計な水分を飛ばす 4.あとは、密封して冷凍庫で保存するだけ 加熱してしまうと香りが飛んでしまうので、あの風味がお好きな方は加熱しない方がいいでしょう。 できるだけバラバラの状態になるように広げて冷凍しておくと、使う時に便利です。
冷凍すると、パクチーそのものが持つ水分が凍って膨張するので、細胞壁が壊れ、やはり生とは食感や風合いが少し変わってきます。
一方で味が染みやすくなったり、消化が良くなるなどのメリットもあります。
生と冷凍を上手に使い分けて行ければ、もうパクチーの上級者ですね!
まとめ
いかがでしたか?
強烈な香りの個性を持つ野菜、パクチー。
実は様々な栄養成分やデトックス効果を持ち、美容と健康の大きなパワーを秘めた、実力派野菜です。
世界中で愛されているのも、うなずけますね。
生や冷凍など、ご自身のライフスタイルやお好みに合わせて、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
こちらの記事、良かったら参考にしてみて下さいね。