「ハロウィンにお菓子を配る時のヒント」子供ウケ抜群の方法とは?
秋になると、楽しい行事が沢山!そんな中でも最近では、ハロウィンを楽しむ風習が広がってきていますよね。
子供たちがお化けの仮装をして、「トリック オア トリート お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ!」と近所の家を回るハロウィン。
イタズラされてはたまらないと、子ども達の大好きなお菓子をあげて帰ってもらいます。
そんなハロウィーン、いざ子供へお菓子を配ろうと考えた時、何が喜ばれるのか、配る量はどれくらい?など気になる事が多いですよね。
そこで、ハロウィンで子供へお菓子を配るアイディアや注意点など、保育士の視点を含めて紹介したいと思います。
Contents
ハロウィンでお菓子を配る時のヒント
まず大切なのが、配るお菓子の準備。
沢山用意する物だから、出来るだけコストを抑えたい!でも、子どもが喜ぶ可愛いものにしたい!
そんな時のおすすめの準備方法としては、
- 大袋のお菓子を購入する
クッキー、おせんべい、飴、ゼリー(動物ゼリーみたいな小さいもの)など3〜4種類。
この時、必ず個包装か確認しましょう!
また、おせんべいなどは2枚一袋になっていて、袋の表記の数の半分の事が多いので注意が必要です!
- 100均で袋を購入する
100均のラッピング商品は、安くて可愛い袋が沢山。
シンプルな紙袋でも良し、ビニール袋なんかでも良いでしょう。ハロウィンの時期には、ハロウィン柄の袋なんかも売られています。
キッチンで使う、薄い透明なポリ袋に可愛いイラストが印刷されているものもあり、枚数が多いのでお得ですよ!
袋と合わせて、袋の口を留める可愛いシールなんかも用意しましょう。
私的にオススメなのが、マスキングテープ。紙袋を留めるのもよし、ビニール袋に留めるゴムの代わりにもなります!
- お菓子を一つずつ、袋に入れる
あとは購入したお菓子を一つずつ、3〜4種類袋に入れていくだけ。
可愛いシールやマスキングテープで留めれば、ハロウィンで配るお菓子の出来上がり!
もし余裕があるのであれば、お菓子を入れるカゴなんかも用意すると、雰囲気が出るのではないでしょうか。
ただし!
ここで注意したいのが、飴は買う時に個数が分からないこと!!多くの飴は、個数では無く、何g入っているか、しか書かれていないのです…。
保育士時代、遠足のおやつを購入しに行くたびに悩まされた飴玉の数。
袋の上から触って数えたり、全体のg数と一つのg数を割って計算したり…
保育園では、予算もあるしなるべく余らせてはいけないプレッシャーがあったので必死でしたが…家庭では「余ったら自分で食べよう」位の気持ちで、自分の好きな飴を選び、少し多めに買っておくと良いでしょう。
お菓子以外で配るなら?
せっかくのハロウィン、他の家とは違うものを配りたい!なんて考える方もいるのではないでしょうか?確かに、包装こそ違っても、中身は大抵決まってきますよね。
そこで、お菓子以外で配るもののアイディアとしては、
- 風船
- 文房具
- 仮装アイテム
なんかはどうでしょうか?
まず風船ですが、子どもは小学生になっても好きなもの。
小さい子は、膨らませてもらった風船を追いかけてキャーキャー楽しみます。
少し大きくなると、自分で風船を膨らませたり、バレーなどのゲームをして遊びます。(私なんか、中学校の時に肺活量を鍛えたくて、毎日風船を膨らませていましたよ!)
そのくらい、風船は子ども全般に喜ばれるオモチャなのです。
最近コンビニでも、手に入りますよね。
値段も手頃で、百均の可愛い袋にラムネ一粒と風船二つ入れて配る。なんていうのも良いのではないでしょうか?
次に文房具。
可愛い鉛筆や消しゴムを袋に入れて配るのです。
子どもにとって、普段と違う形の消しゴムや、違う柄の鉛筆ってとても嬉しいもの。
昔あった、何色もの色の芯が一本の鉛筆になったカラフル鉛筆なんかは、宝物にしていた記憶があります。実際はとてつもなく使いにくく、実用性の薄い鉛筆なのですが。笑
また動物の形の小っさい消しゴムを、ワンサカ集めていたものです。こちらも、消しにくい上に一度消すと、何の形か分からなくなるという代物でしたが。笑
でも子どもはそんな、ちょっと特別な物がとても嬉しいんですよ!
ただしこれは、対象が小学生以上の子どもに対してが良いでしょう。小さい子は誤飲などの心配があるので、注意が必要です!
そして仮装アイテムというのは、眉毛やヒゲなどの仮装のパーツ。
今、100均でも様々な変装アイテムが売っています。高いものでなく、あくまでもしている仮装を変えない程度のものにしましょうね。
ハロウィンで家を回って、他とは違うものが貰えたら、子ども達も喜びますよ!
手作りお菓子を配るってあり?
ハロウィンに配るお菓子…手作りの物でもあり?と考える方もいるのではないでしょうか。
お菓子作りが好きで、作ったお菓子を振る舞いたいと考える方も中にはいるでしょう。
手作りお菓子は、心がこもっている素敵な贈り物ですが・・・ここで注意したいのが、手作りという事での衛生面の問題です。あくまでも素人が作ったもの。
工場で徹底した管理の下作られたお菓子と違い、一般家庭の台所で作られています。
素手で作っていたり、作っている途中でクシャミをした可能性を考える人もいます。そんな方々は、手作りを貰っても食べられません。
親がそのような考えの方は、子どもにも食べさせないのです…。
ハロウィンは、様々な家庭の子どもが参加するものです。できることなら、手作りお菓子を配るのは避けた方が無難でしょう。お互いに嫌な思いをしてしまう可能性があります。
もしどうしても!と言うのであれば、必ず焼き菓子など火が通っているものにしましょう。
熱が通っていれば、殺菌されているからです。
また、作る際は手袋とマスク着用をし、きちんと消毒した器具や場所で作るようにしましょうね!
近所に小さい子供がいる!お菓子は準備しておくべき?
ハロウィンは、お菓子を配るイベント。基本は、自分で歩いてお菓子を食べられる子どもが対象のはず。準備するお菓子も、そんな子どもに対しての物でしょう。
しかし、近所に小さい子どもがいる場合、その子達も仮装して来るの?配ってあげた方がいい?と悩んでしまうのではないでしょうか。
もし近所に小さい子どもがいる場合は、一般用のお菓子とは別に、小さい子用のお菓子を準備しておく事をオススメします。
内容は、赤ちゃんせんべいやビスコ、100%のジュースなどが良いのではないでしょうか。
量は沢山いりません。1〜2個、可愛い袋に入れてあげると喜ばれると思います♪
また、小さな子を連れてきたママ用に、ノンカフェインのスティックコーヒーなどを入れてあげると嬉しいでしょう。
そして、万が一ハロウィンに回って来なかったとしても、別日に貴女からハロウィン!とお邪魔してお菓子をプレゼントするのも素敵じゃないですか?
大切なご近所さんと、仲良くするチャンスにもなりますよね!
子供が来た時の反応はどうしよう…??
ハロウィンで子どもたちがお家にやって来た時、「トリック オア トリート!」と言ってやって来ますよね。そんな時の反応って…???
子どもは仮装をしてお化けになって、楽しくてたまりません。「トリック オア トリート!」と言う時も、自分はお化けになりきっているんです。
できれば大人も恥ずかしがらず、大げさに驚いてあげたいところ。大人が乗ってくれると、子どもって嬉しくてたまらないんですよ~!
元保育士の筆者も実習時に「子どもと接する時は、自分を捨てなさい」と言われたものです。保育士時代、どれだけ自分を捨てて子どもと遊んだことか。。笑
是非!自分を捨てて、思い切り驚いて怖がってみてくださいね!
どうしても恥ずかしくて出来ない!という方も、「お化けにイタズラされては困る!」と焦ってあげて、お菓子を渡す…でもOKですよ。
日持ちする手作りお菓子って??
ハロウィンは、子ども達のイベントだけではなく、職場や学校で、同僚や友達にお菓子を配る、なんて人も多いのではないでしょうか。
配るお菓子は、できるだけ人と被りたくないもの。市販の物ではどうしても、人と被ってしまいますよね。手作りのお菓子と考えても、どんなお菓子が良いのか悩んでしまう…
もし大人向けに、手作りでのお菓子を配ろうと考えているのであれば、日持ちするお菓子が良いと思います。
オススメなのが、焼き菓子。特にクッキーなんかがオススメです!
ハロウィンのクッキー型でくりぬけば、可愛いし日持ちもするので喜ばれること間違いなし。
ただし、バターたっぷりやクッキーの中に具材が沢山入ったものは、日持ちしにくいので注意が必要です。シンプルなクッキーに、チョコペンなどでデコレーションしたりして、可愛くしましょう♡
また、ベイクドチーズケーキをスティック型やサイコロ型に切ってラッピングするのもオススメです。冷蔵庫である程度持ちますが、クッキー類よりは早めに食べた方が良いでしょう。
渡すときに、早めに食べてもらうよう一言添えて渡すのもポイントです。簡単に作れて、喜ばれるお菓子ですよ!
ハロウィンの本来の意味、知ってますか?
日本でもすっかり定着しつつあるハロウィンですが、本来のハロウィンの意味、説明できますか?
実はハロウィンは、キリスト教で毎年11月1日にあらゆる聖人を記念する祝日「万聖節」の前夜祭なんです。秋の収穫を祝い、悪霊を追い出すお祭りなんですよ!
起源は、数千年前の古代ケルト民族のお祭り。
ケルト民族は、1年の終わりを10月31日と定め、その夜を死者の祭りとしていました。
この10月31日の夜は、死者の霊が親族を訪れる日でもあり、悪霊が子どもをさらったり、作物や家畜害をなす夜でもありました。
そのため、死者の霊を導いたり悪霊を払い去ったりするために、焚き火が不可欠なものとなりました。
その後、古代ケルト人と古代ローマ人との民族のお祭りが組み合わさっていき、キリスト教が伝来していき今のハロウィンとなったのです。
また、子ども達が仮装をして、「トリック オア トリート」とお菓子をねだるのは、祭り用の食料をもらって歩いた農民の様子を真似た、中世の名残と言われています。
ハロウィンの伝説は、その他にも様々にあります。
アイルランドでは、死者が悪魔、魔女、幽霊、妖怪、黒猫などになって、地上で暴れて悪い危害を加えられると信じられていました。
そのため、身を守るために丘の頂上に焚き火をし、たいまつを灯して丘を下りました。この焚き火を焚く習慣がすたれ、ロウソクを用いるようになったと言われています。
スコットランドでは、ハロウィンの日は魔女が魔法の杖をベットに置き、黒猫に付き添われて煙突から抜け出し、ほうきで空へ飛び去って行く日と信じられていました。
またアメリカでは、ハロウィンの日は「子どもの大晦日」と言われているようです。
現在では、これらの主教的な意味合いはほとんどなくなり、一つのイベントとなっているのです。
まとめ
日本でも定着しつつあるハロウィン。
このように、お菓子を配る方法や注意点は様々にあるのです。
まだ、私の住んでいる地域ではハロウィンだからと言って、特に何をするわけでもありません。保育園で採れたカボチャで、ランタンを作って雰囲気を楽しむ程度です。
しかし、日本にもどんどん定着してきているので、いつの日か田舎でも盛大にハロウィンを楽しむ日がやって来るだろうと、楽しみにしています!その時は、きちんと本来の意味を伝えながら楽しみたいと思っています。
是非貴女も、ハロウィンというイベントの本来の意味を知りつつ、心から楽しい日を過ごして下さいね!