睡眠薬は何科で処方してくれるの?マイスリーなど15種類以上試した感想とその効果
毎日、ぐっすり眠れていますか?
ストレスや心配事など悩みがあると、どうしても寝る時に考えて眠れなかったり…経験はありませんか?
私は不眠症歴約9年で、色んな睡眠薬を試してきました。
ただどれも病院で処方されたものです。
CMで見る市販薬ドリエルとかもありますが、高い割には錠数が少なくて、購入には至りませんでした。
病院で処方される睡眠薬にも、効果が軽いものから強いものまで様々。
どこで、手に入るのか?効果はどうなのか…?色々と気になること、ご紹介します。
Contents
睡眠薬は何科で処方してもらえるのか?
結論から言うと、軽い睡眠薬なら内科などで手に入ります。
私の場合、耳鼻科でマイスリーという軽い睡眠薬を出してもらったことがあります。
ただ、どの薬にもそうですが、ミリ数がありますよね。ミリ数が高くなればなるほど強いことを表します。
耳鼻科で処方された睡眠薬は一番軽いミリ数でした。
このように、内科や耳鼻科でも処方はしてくれのですが、ちょっと最近眠れないような一時しのぎ的な物しか期待できません。それで、不眠症が治れば一番良いのですが…
では、不眠症を治したい方はどこで?と思いますよね。
ずばり、心療内科です。
抵抗のある方も多いかもしれませんが、今は昔と違い、近所には一つくらいは目にするようになったかと思います。
不眠症と感じたら、まずは勇気だして、一歩足を踏み出してみませんか?
今の辛い思いが解消されるかもしれません!
心療内科に行くにあたって、、注意点など
心療内科といっても、なかなか入りにくいですよね、私もそうでした。
インターネットで色々な病院を検索し、院長さんの話を読んだりして、決めました。
行く病院が決まったら、完全予約制のところもあるので、一度電話で確認してみるのもいいでしょう。
私の場合、何度も病院の前までは行くのですが、あと一歩の勇気が出ず、諦めては帰ったりしてました。ようやく行けたのは、もう眠れないのを何とかしてほしいという思いから勇気を出し、入ったのです。
最近は、心療内科もプライバシーが守られ清潔感のある所が多くなってきています。
入りにくい雰囲気を出さないためでしょう。抵抗があって行けない方、迷われてる方、勇気を出してください!それしか言えません、すみません…
初診の時の注意点としては、診察時間が結構かかります。
私の場合、転院を4回ほどしているのですが、どこも初診のときは30分程、色々なことを聞かれました。
病院の先生から何を聞かれるかというと不眠症の症状、いつからか、最近変わったことはあったか、などだと思います。私の場合、そうでした。
そこから、処方される薬が変わってきます。
あと、普通の内科などと違い、診察料、薬代が少し高めです。
今は詳しく説明しませんが、自立支援医療制度というのがあり、医療費負担を軽くできる制度もあります。
次では不眠症の種類、睡眠薬の紹介をします!
不眠症及び睡眠薬の種類
不眠症といっても、色んなタイプがあります。
- なかなか寝付けない、入眠障害
- 夜中に何度も目が覚めてしまう、その後なかなか寝付けない中途覚醒
- 朝早く目が覚めてしまう、早朝覚醒
- 熟眠障害
大きく分けてこの4種類だと思います。
この4種類のうち自分はどれなのかによって、睡眠薬が変わってきます。
ここで睡眠薬の作用がいくつかに別れてるので紹介します。
超短時間型
作用時間が2~4時間程の睡眠薬です。その為、なかなか寝付くことができない入眠障害のある方に向いていると思います。作用時間が短いため、翌朝、眠気やふらつきなどが残ることが少ないと言われています。
短時間型
作用時間が5~10時間程の睡眠薬です。入眠障害のある方や一度は眠れたものの、途中で目が覚めてしまう中途覚醒の症状がある方に向いていると思います。
私の場合、この種類の睡眠薬はほとんど効き目がありませんでした。。
中間型
作用時間20時間程ある睡眠薬です。朝早くに目が覚めてしまう早朝覚醒の方に向いていると思います。不安などの症状にも効くと言われています。作用時間が長い為、次の日に薬が残ることがあります。
私の場合、この中間型の薬では中途覚醒が酷かったです。次の日に薬が残ることはありませんでした。
長時間型
抗不安薬としての効果がある為、統合失調症やうつ病、不安障害など、精神的な疾患があり、それが原因で不眠症の症状がある方に処方されます。睡眠薬というか、私の認識では、精神安定剤に強い睡眠効果が伴ってる薬だと思っています。効果は抜群です。ただ、次の日も薬が残って日中の眠気などがあるのが難点です。
超短期型ではハルシオンとマイスリーという睡眠薬がメジャーです。
実際、私は中途覚醒と早朝覚醒なんですが、中途覚醒した時にハルシオンを頓服として使用しています。服用して布団に入り気づいたら寝てしまってます。頓服にマイスリーも処方されていた時期があったのですが、これはなかなか寝付けませんでした。あと、ルネスタという睡眠薬もあります。これは普通の錠剤なのですが、苦みがあるんです。飲むと、口に苦みが残り、私は嫌な感じがしました。ジュースを飲んだりしても苦みが口の中に残り、逆に気になって眠れませんでした。アモバンという薬も苦いらしいです。このように寝付きをよくするお薬といっても、自分に合うか合わないかで大きく変わってきます。
短時間型でいうと、レンドルミン、デパスを処方されていたことがあります。私はデパスを日中の頓服として処方されています。全く眠たくなりません。レンドルミンの効果はというと、寝れることは寝れるのですが、3時間後ぐらいにすぐ目が覚めてしまいました…
中間型は一番色んな種類を試してみました。ロヒプノール、サイレース、エリミン(今はもう残念ながら販売されていません。)、ユーロジン、そして新薬のベルソムラです。ロヒプノールとサイレースは効果はなかなか良かったです。だいたい4~5時間程眠れました。ただ、飲み続けると、どの薬もそうだと思いますが、だんだん効果が落ちていくんですね。今はもう販売終了されているのですが、エリミンはなかなかぐっすり眠れました。無くなったのは私にとって痛手でした。。
ユーロジンは程よく効いていたのですが、やはり、長い間処方されると効かなくなってきますね。
ベルソムラは、新薬ということで期待してましたが、私が飲んだ中で一番効き目がない上に、次の日も体がだるく、重く、何もできない状態になってしまう睡眠薬でした。仕事にも行けず非常に辛かったです。
安全性や効果などを考えると中間型はロヒプノールをお勧めします。苦しかった時、ロヒプノールにだいぶ助けられました。ただ長期間服用しているうちに、効き目がだんだんと無くなってきました。
サイレースもロヒプノールと同じ成分なのですが、不眠症の人たちの中では、悪夢を見ない効果があると言われています。どうしても不眠症の人は、大抵眠りが浅いので、夢をよく見るんですね。
入院していた時に、悪夢に悩まされていた私はサイレースを頼りにしていました。
長時間型はドラールという睡眠薬があります。これはロヒプノールよりも効果が強い睡眠薬です。
私はダメでした…どちらかというとロヒプノールの方がまだ眠れていました。
他にも睡眠薬の効果が強すぎて、今ではなかなか処方されない睡眠薬があります。
私の処方された限りでは、ベゲタミンA、ベゲタミンB、ラボナです。
これらの薬は、古い薬なんです。効果は、期待を裏切りません。それと引き換えに副作用も強いです。
ベゲタミンA、ベゲタミンBは2016年12月31日を以って生産終了されます。今服用している方は辛いでしょうね。私も服用していましたが、これ以上の睡眠薬が存在しない為、少しずつ中止していきました。
ラボナも強力です。私の中ではラボナの効果は絶大でした。しかし、この系統の睡眠薬は危険も伴う為、処方したがらない先生も多いです。
長時間型の中にはちょっと特殊な物もあるので後半で説明させていただきます。
長々と説明してしまいましたが、どうでしょうか?
睡眠薬に抵抗が強まってしまった方も多いのでは、、、すみません、心配です。
不眠で悩む人は枕の見直しも解決の1つかも
2017年3月に気になる枕が発売されました。睡眠用たわしです。
たわし?枕??と思うかもしれませんがこの枕は、眠くない大人を約10分で眠りに誘うゴッドハンドが人気のヘッドマッサージ・頭ほぐし専門店「悟空のきもち」が開発した「睡眠用たわし」で、その寝心地が気になってしかたありません。
悟空のきもちの運営会社が教えてくれる快眠のコツや、他、不眠対策枕の情報を集めてみましたので、不眠に悩む方は参考にしてみてくださいね。
【長時間型について】短時間型・中時間型で効果が得られなかった方へ
今まで不眠症、睡眠薬についてお話ししてきましたが、色々試しても改善されない方、諦めないでください!まだ、睡眠薬はあります。
しかし、ここから先は一般的な睡眠薬ではありません。精神安定剤に強い睡眠効果が加わっている睡眠薬です。
ここまで来ると、何か精神疾患を抱えてるかもしれません。先生によく診てもらいましょう。
私が処方された中で効果はあったのですが、副作用に太るというリスクが含まれている薬を紹介します。
精神薬はどれも太る副作用をもっているんです。
ジプレキサ、セロクエル、リフレックスです。初めて処方された時は、なかなか効果がどれも強かったです。夜中にトイレに行きたくなって目は覚めるんですが、這って行かなければいけない程、立つことができませんでした。そして何より太り方が尋常じゃありません。私の場合、一年で15キロ増えました。
食欲が止まらない上に代謝が下がるんですね。運動を常に心掛けていないと、あっという間に体重増加します。
特に女性の方は太るのは嫌ですよね…私もとても嫌でした。太ることで更にストレスが加わるので、最初に先生に太りやすい薬は避けて下さい、と言うのもいいと思います。
実際、私も言ってます。自分の意見も取り入れてくれる先生を選んで下さいね。
でもそんな中、救世主もいます。ヒルナミン、コントミンは劇的に太る薬ではありません。
ただ、効果は強いです。今私は、コントミンで寝ています。中途覚醒があり、また目が覚めてしまった、とイライラしてしまうので、その時はハルシオンとデパスを飲んでまた寝ます。
~最後に伝えたい事~ 不眠症の方へ
はっきり言って自分で睡眠薬を選ぶのは難しい事であり、合うのが見つかるまで試行錯誤しなければいけません。私もそうでした。なので、柔軟性のある先生に是非巡りあってくださいね。
短期間で色々と睡眠薬を変えるのはよくありませんが、ある程度経過してこれでは眠れない、日常生活に支障をきたすな、と思ったら別の薬を試して、自分に合った薬を探して下さい。
睡眠薬が合えば、楽になります。不眠症に悩まされることも少なくなるでしょう。そこから、心もリフレッシュされて、不眠症が治っていくのが一番いいですね!
ちなみに私の先生はヨガを勧めてきます。
太陽の光に浴びることと、体を動かして疲れさすことが大事です。これがなかなか難しいのですが、一度試してみてください!
皆さまの不眠症が治ることを祈っています。早く自分も治したいですw
以上、ありがとうございました。
私も睡眠薬を飲んでいるのですが
効き目があったロヘプノールやユーロジンは
慣れてしまって3時間程度で目が覚めてしまいます
また、眠りにつくまでに3時間以上かかることもあり
マイスリー、デパス、ルネスタ、レスリン等を試しましたが
全く効かず、結果仕事を無くしてしまいました
そんな中、何が自分に効くのか探していた時に
こちらに辿りつけました
色々知らない薬も多く、本当に勉強になりました
以前の医者は睡眠薬を出して欲しいと言うと
寝ることは大事じゃないんだと怒鳴られ
病院を変えたのですが
まだまだ自分に合う薬が見つけられていません
色々な薬があると分かり
今後先生にも相談してみます
とても勉強になりました
ありがとうございました
宮田さん、こんにちは。
眠れないって辛いですよね、その気持ちよくわかります。
私も結果仕事を辞める事になったので…。
自分で睡眠薬を選ぶのは難しく、合うのが見つかるまで試行錯誤しなければいけません。私もそうでした。
なので、柔軟性があり、悩みに寄り添ってくださる先生にどうぞ巡りあってくださいね。