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保育園で「ロンパース禁止」だと、肌着は何を着せたらいい?

 2018/05/16 育児
 

通う予定の保育園が「ロンパース禁止」の保育所だった場合の服装選びをお手伝い致します!

はたまた、入園候補の保育園がロンパース以外の肌着しかNGってのがネック…の方へも、ロンパース禁止の保育園で保育士をしていた筆者が、月齢別に合わせたおすすめの服装をご紹介しています。

私個人の意見では、ロンパース禁止でラッキー♪ロンパース以外がパパ・ママにとっても楽でいいよね!なんですが、そのおすすめの理由とは…

保育園でロンパース禁止だと、何を着せたらいい?

●4〜6ヶ月までの寝てる事が多い赤ちゃん

この時期の赤ちゃんは体もまだしっかりとしていないので、上下分かれた服を着せている人は少ないと思います。

小さい赤ちゃんはロンパースの肌着以外でも、服もツナギを着せている方が多いですよね。

そんな方へおすすめする、ロンパース以外の肌着は…


  1. 短肌着
  2. コンビ肌着

どちらもポイントは…「縫い目が表にあるもの」

赤ちゃんの肌を傷つけないよう、表面に縫い目があります。

「表に縫い目があると、裏向けに着せているようで気持ち悪い…」と思う方もいるかもしれませんね。でもこれは赤ちゃんの繊細な肌を守るため、外側にしてあるんですよ。

 

◆短肌着

着物型の短肌着、皆さん見たことがあるのではないでしょうか?

浴衣のように、紐を繋いでくくる肌着です。

腕の付け根に片方の紐があるので、はだける心配もなく、起き上がれない赤ちゃんに負担をかけずに着せ替えてやれるメリットがあります。

布の種類は、ガーゼ生地がおすすめ。

赤ちゃんの身体を傷つけることなく、柔らかだけども、しっかりと汗を吸収してくれますよ。

 

 

◆コンビ肌着

コンビ肌着は、長肌着の変形型です。

下がパンツのように2つに分かれて開いているので、足を動かすこの時期の赤ちゃんにはバッチリ!

西松屋ネット(↓)なら、2枚で1,298円!

パンツのようなので、足を動かしても窮屈さを感じることもなく、なおかつガーゼ生地がこのタイプには多いので、汗もしっかり吸収し、きっと赤ちゃんもストレスにならずに着ることができますよ。

 

乳幼児のこの頃は体温調節もまだ未熟なので、生地を選んで、ガーゼ生地、パイル生地など、季節にあった肌着を準備してあげましょうね。

 

●6ヶ月以降…動き回る赤ちゃん

6ヶ月を過ぎた頃から、首がしっかりしてずり這いや、ハイハイ、おすわりなど、赤ちゃん自身が意思を持ち動き出したり…急速に成長していきますよね。

この頃でも、前項の【4〜6ヶ月までの寝てる事が多い赤ちゃん】向けで紹介した、肌着を着用するのがいいと思います。

  1. 短肌着
  2. コンビ肌着

どちらもポイントは…「縫い目が表にあるもの」


保育園でロンパース禁止…と戸惑っているかもしれませんが、上下別の方が、パパ・ママにとっても楽なのでは?が私の意見です。

生後半年を過ぎ動き回り始めた赤ちゃん、寝たままの頃よりも動くことが多く、小さな体でいろいろな所へ向かいますよね。この時期くらいから、ロンパースがちょっとズレやすくないですか?

これでは赤ちゃん自身も、窮屈に感じてしまうでしょう。

繋がっているために身体がうまく動かせなかったり、ツナギをその上に着せることにより、さらに動きを制限してしまうからです。

実際オムツ替えの時、ロンパースの股のボタンを止めるのを嫌がり、自分で外してしまったりする子どももいましたよ。それを見て、股下までがっちりと固定されているから、赤ちゃん自身も窮屈に感じてしまう子もいるんだなーと感じました。

 

上だけのシャツや、短肌着、コンビ肌着なら、動くにも邪魔になりませんし、もし上下の服を着せる時でも着せやすいです。

 

この時期になるとじっとしているのが難しいので、着替えなどをする時にも身体を動かしますよね。

そうすると着替えさせにくので、保育士も意識をこちらに集中させなければならず、シャツタイプの肌着が1番使いやすく、ありがたかったです。私の受け持っていた子どもはシャツ型を着せている方が多く、着替えが楽でした♪

紐のタイプの短肌着や、コンビ肌着も一度着せてしまうと楽なのですが、「なにかある!」と赤ちゃんが他のものに意識を奪われてしまうと「ちょっと待ってー!」という間もなく、たたーっとハイハイなどで彼方へ…。

 

動きが活発になってくると、シャツタイプが1番着せやすい…が私の意見ですね。



 

1歳児は?

1歳児になると立ったり動いたり、自分のことをやりたがったりと子どもたちは段々「自分で」を意識するようになりますよね。

この頃からの肌着は、シャツタイプのものを選ぶようにしましょう。

短肌着を着ている子はいますが、この頃になるとほとんどの子どもがシャツになります。

体の小さな子はコンビ肌着などを着ている子もいますが、ほとんど1歳を目処に、普通の大人が着ているタイプのシャツ肌着に移行していますよ。

 

ロンパース禁止の理由

なぜロンパース禁止なの?

ここでは、私が勤務していた保育園での禁止理由を紹介します。

ただ私が務めていた保育園での禁止理由なので、ロンパースを推奨している保育園ももちろんありますが…。

 

私の務めていた保育園は、0歳児の頃はロンパースも全体的に禁止はしていませんでしたが、できれば短肌着やシャツを…とのことでした。

この理由は布おむつ、です。

私の保育園は布おむつ採用の保育園で、ロンパースを着ていると布おむつが濡れてしまった時、いっしょにロンパースまで濡れてしまう…という理由で禁止になっていました。

あとは、子どもたちが布おむつを自分で取ってしまい、服の隙間からぺろん、とはみ出てしまうのも理由の一つでした。

動き出す時期になると、オムツ交換の度に、早く遊びに行きたい子どもたちに我慢をさせて、ロンパースをきっちり止めるのも困りました。

またオムツ台などだと、子ども達が立ち上がろうとしたりするので、それも、危なかったです。

できれば子どもたちには、負担を強いることなく、好きなことをさせてあげたい…という園長の考えがあったようです。

乳幼児のロンパース以外の肌着推奨の理由は、上記のものくらいですね。

 

1歳児クラスになると、また違った理由がありました。

1歳児クラスの子ども達は、なんでも自分でやりたい!という時期。勿論、着替えや排泄も。

着替えや排泄の時に下でパチン、ととめるロンパースは、子どもたちが着脱するには難しいのです。

「ひとりで何でもやりたい、やってみたい、自分でできた」という面で自由にさせてあげたいのに、ロンパースだと、保育士がどうしても援助をしなくてはいけなくて、子どもたちの達成感や、やる気をそいでしまうのでは?

そのため、私が務めていた保育園では、0歳児クラスは「できればロンパースでなく、肌着を…」の声かけのみでしたが、1歳児クラスに上がる時には、基本的にはロンパース禁止、という対応をしていました。

私は子どもたちが自分で「どこかに行きたい」「何かをしたい」という気持ちを大切にしたかったので、保護者の方には出来る限りロンパースではなく、シャツ型の肌着をお願いしていました。



 

また、肌着の生地もよく見ていました。

ロンパースはどうしても分厚いものが多く、通気性がないものが多いです(勿論、通気性のあるものも沢山ありますが…)そのため、体温調節がまだ未熟な赤ちゃんの時期には、できれば汗を吸収し、通気性のいいものを選んであげて欲しいとも伝えていました。

服も肌着もロンパースになると、とても分厚くなってしまうので…。

そのあたりは禁止の理由とはいえなくても、声かけをするきっかけにはなっていましたよ。

 

まとめ

ロンパースは上下セットでくっついているので、いかに柔らかい素材と言っても、肩から股下までぎゅっとしまっているロンパースでは赤ちゃんの動きに変化があります。

目に見えて違う…ということはありませんが、シャツや短肌着の方が身体を締め付けず、6ヶ月までの寝返りや、手足を動かすのに適していると思います。

ロンパースの場合、確かにフィット感はありますが、股下にボタンがついていることもあり、少しでもサイズが合わなかったり、動いたことによりずれた場合、赤ちゃんの太ももなどに擦れてしまう事もあります。

ロンパースを着せていて、通う園がロンパース禁止だから…と候補の園から外してしまうのはもったいない!ロンパース以外にもメリットはたくさんありますよ。

 

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ライター紹介 ライター一覧

美コツ編集部

オーストラリア東海岸、在住。自然の美しさ、そこに暮らす自然体のままの人々とふれ合う中で、「豊かさ」とは、なにか、健康とは、美とは…を学んでいます。
また1年のうち、半年間づつ東京とを行き来し、日本で最新美容情報を収集しています。
オーガニック最先端国と呼ばれる、ここオーストラリアからそんな生活の中から培った様々なノウハウを発信していきます。

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