美容液「どのタイミングでつける?」化粧水後…すぐ?数分あける?
美容液はどのタイミングでつける??
さて皆さんの美容液を塗るタイミングは、「化粧水後、すぐ派」それとも「数分あける派」ですか?
「正しい美容液のタイミング」と、「こんなもったいないスキンケアしてませんか?美容液の効果を高めるもっといい方法があるのに…もったいない…!!!」をビューティーアドバイザーの筆者がご紹介します。
Contents
美容液をつけるタイミング「基本編」
まず…基本のスキンケアのお話を。
美容液をつける基本的な順番は「化粧水→美容液→乳液orクリーム」です。
じゃあこの美容液は、乾いて蒸発するのを防ぐのに化粧水を塗ったにすぐ塗るのか、それとも数分おいて染み込んだ後に使うのか…の、つけるタイミングですが、
この状態が、「化粧水が浸透した状態」となるのです。
逆に、化粧水が浸透していない状態(=肌表面に化粧水が残っている)とは・・・
さらっとした化粧水なら…表面にいつまでも水が付いているような、極端に言うと、顔を洗ってタオルで拭いていないような状態といった感じです。笑
どろっとした化粧水なら…肌表面にいつまでもヌルヌル残っていて、上滑りしている感じ。
(わかりにくかったら、すみません…!!)
上で挙げたように、
肌表面にいつまでも水が付いているような・いつまでもヌルヌル残っているような感触…が肌表面に残っていないかを確認してから…が美容液の次のアイテムを塗るタイミングです。
美容液前の化粧水…こんなお悩みありませんか?
あなたもこんなお悩み・疑問にお困りではありませんか?
- 化粧水・美容液がなかなか浸透しない
- どんな化粧水を使っても同じ
- 化粧水の浸透が遅く、浸透を待つ間に蒸発しちゃうんじゃないか気になる
- 肌表面に化粧水がバシャバシャと若干残ったまま、次のステップへいく
このようなお悩みを抱える場合、「化粧水が肌に浸透していない」ということがわかります。
まず美容液の前段階の化粧水を肌に浸透させなければ、表面に残った化粧水と混ざり合うだけで、いつまでも浸透していきません!!
美容液前の「化粧水が浸透しにくい」主な原因
本来、老廃物として自然と肌から剥がれ落ちるはずの角質が溜まっていき、肌表面を厚く覆います。
すると肌がごわついたりザラついたりするだけでなく、化粧水や美容液などのスキンケアの浸透を、古い角質が邪魔してしまいます。
肌触りをチェックしてみてごわつきやザラつき、くすみなどが気になるようならば肌表面に古い角質がたまっている可能性が。
改善するには、角質ケアで古い角質を取り除いていきましょう。
角質ケアについて詳しくは肌のごわつきに…【原因別、解消法】で悩み解決を参考にしてみてくださいね!
スキンケア化粧品がいつまでも肌表面に残っている感じがあるようなら、つけ過ぎの可能性があります。
そもそも化粧水や美容液などの化粧品は、厚さ0.03mmほどといわれる肌表面の角質層までしか浸透しません。
よく「安価な化粧水でいいので、惜しみなくたっぷり使いましょう」とか「化粧水は重ねづけすればするほどいい。そのぐらい保湿は重要!」といったことを耳にしたことはありませんか?
確かに保湿は肌にとってとても重要ですが、肌(角質層)というのは、いくらでも入っていく器官ではありません。
例えば・・・
ガサガサの乾燥肌の場合、たっぷり化粧水をつけてもつけてもあっという間に染み込んでいったりします。
が、ある程度潤いがある肌に同じ量をつけると、肌に入りきらず、表面にいつまでも残ってしまいます。
これは過剰な量をつけすぎているから起こる事!空腹時と小腹が空いている時では、必要とする食事量が違うのと同じです。
ケチるのもよくありませんが、自分の肌にとっての「適量」を心がけるようにしましょうね!
美容液前の化粧水が「どろっとタイプ」のタイミング
次に、こんなお悩みありませんか???
- 「化粧水や美容液はどろっとしている」
- 「なかなか肌に馴染んでくれない」
以上の2点から、そもそも「どろっとした質感の化粧水が肌質に合っていない可能性」が考えられます!!
その理由は…
とろみの強いどろっとした化粧水や美容液は、乾燥肌や敏感肌、年齢肌向けに作られているから!
もしこれらの肌質ではない場合・・・
過剰保湿になると、肌への浸透を妨げになる事もあります!!!
「どろっと感の強さ=保湿の強さ」ということを頭において、自分の肌質にあった質感のものを選ぶようにしましょう!
スキンケアの使用感や質感はつい「好みかどうかで、選んでしまいがち…」じゃないですか?
乾燥肌なのにさっぱり好きなため、保湿力の少ないものばかり選ぶ…、逆に混合肌やオイリー気味なのにしっとり好きで、とろみのあるこってりした質感ばかり選んでしまう…というパターンあるあるです!
例えば、
●美容液を今のままにするなら、化粧水はもっとさらっとしたものに変える
●逆に両方どろっと感が強すぎないものに変えてみる
などして、自分の肌にきちんと浸透するかを基準に、微調整しながら選ぶのがおすすめです。
混合肌やインナードライは「隠れ乾燥肌」だからたっぷり保湿してもいいのでは?と思いませんか?
でもそれは間違いです。
保湿はどんな肌質であっても必ず最重要!というわけではありませんし、すればするほどいい…というものでもありません。
「スキンケア別」美容液をつけるタイミングQ&A
Q:オールインワンゲルに美容液をプラスするとしたら、どのタイミングでつければ良いのでしょうか?
A:オールインワンゲルは乳液やクリームなどと同じ、蓋の役割も持っています。かたや美容液は角質層に浸透させるもの。
でもオールインワンで蓋をしてしまっては、角質層に美容液成分が入っていきません。
なのでオールインワンゲルと美容液の2点のみのケアということなら、美容液が先になります。
Q:オールインワンの場合、美容液、リフトアップジェル、アイクリーム、パック、マスク等のタイミングをいつにしたらいいですか?
A:基本的にスキンケアの順序というのは、水分の多いものが最初で、後になるほど油分の高いものや質感の重いものになります。
この場合、パックが保湿ではなく肌の汚れを落とすパックで、マスクは保湿のシートマスクとするならば、
- パック
- マスク
- 美容液
- リフトアップジェル
- オールインワンゲル
- アイクリームの順番です。
Q:目元専用美容液を追加するとしたら、どの順番で付けるといいですか?
A:スキンケアは基本的には水分の多いものからつけていき、後になるほどだんだん油分が高いものをつけるというのが順序になります。
なので目元専用「美容液」ということならば、化粧水や顔全体用の美容液の後に、目元の美容液をつけましょう。
化粧水の後、目元専用美容液が先でも良さそうですが、目周りはとてもデリケートで乾燥しやすい部分なので、先に顔全体用の美容液で目周りの肌を整えてからの方が負担が少なく、目元美容液がより浸透しやすくなるのでおすすめです。
Q:夜のスキンケアにパックを取り入れようと思うのですが、このスキンケア(洗顔→化粧水→乳液→美容液)の順番のどこに入れればいいですか?
A:ここでの「パック」が保湿のシートパックならば、化粧水で肌を整えた後に取り入れましょう。汚れを落とすタイプのパックなら洗顔後に。
ただしパックに使用順序や使用方法が記載されていることも多いので、まずはそれを確認してください。記載があるならその使用順序に従ってください。
Q:毛穴美容液と美白美容液など、美容液2種使える?
A:もちろん使えます!
そもそも美容液というのは、化粧水では補えないものに対して、集中的にケアする役割があります。
最近は美白も毛穴も保湿も何でも一つでケア可能という美容液もたくさんありますが、美白なら美白だけに特化した美容液の方が、その効果がより期待できることもあります。そのため目的や用途によって美容液を何種類か使っている人も多いのです。
手間を感じないようならぜひ2種類使って集中ケアしてくださいね。
Q:ブースター美容液のタイミング(いつ使う)は?
A:ブースター美容液は化粧水などのスキンケアの浸透を高めるためのものです。
なので洗顔後の肌につけましょう。そのあと化粧水や美容液など、いつもの順序でつけていきましょう。
Q:保湿系美容オイルを使用する場合、乳液は必要ないんですか?両方使うなら、どちらが先ですか?
A:美容オイルはスキンケアの最後に使ったり、洗顔後の肌にブースターとして使ったり、化粧水や美容液に数滴混ぜたりなど、様々な使い方ができるアイテムです。
乳液と同様、肌の潤いが逃げないよう蓋をする役割があるので乳液は使わなくても大丈夫ですが、乳液と両方使いたい場合は、乳液の後につけるようにしましょう。
まとめ
美容液をつけるタイミングは、「肌表面に化粧水が残っていない状態」になった時です。
- ブースターを使う(ブースター化粧品や美容オイルを洗顔後に)
- 洗顔後や入浴後、なるべく早くつける(洗顔直後や入浴直後は化粧水の吸収力がとても高いから)
- 手のひらの体温で、肌に押し込むようになじませていく
どろっとタイプの化粧水は、肌質によって使い分ける事で、次の美容液までの浸透時間が短縮できます。
どろっとした化粧品のとろみの強い理由は、保湿成分として主に次の2つの成分が配合されていることが多いため。
①グリセリン
グリセリンは、一般的なスキンケア化粧品のほとんどに含まれている…と言ってもいいくらい、よく配合される定番の保湿成分。グリセリンのとろみは肌を柔らかくする効果もあり、敏感肌などにも負担なくゆっくり浸透させていく効果があるので、刺激の少ない保湿成分とされています。
②ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は1gで水6リットルを抱え込むことができる成分で、とろみが強く、純度が高かったり多く配合されているほど、ネバつきの感触が強くなります。
以上、美しい素肌の為に…是非、参考にしてみてくださいね!