「保育園のバレンタイン事情Q&A」淡い恋心の手助けポイント!
冬一大イベントとも言える、バレンタイン。
好きな男性に、女性からチョコを贈るという特別な日は、子どもにとっても特別な日。
保育園で好きな男の子にチョコをあげたい!なんて子どもに言われることも珍しくありません。
しかし、保育園ではバレンタインの行事を行うのかな?そもそもチョコを持っていっても良いのかな?と疑問に思うのではないでしょうか。
逆に、保育園でチョコをもらって帰ってきた場合は、お返しはどの程度の物がよいのでしょうか。
そこで今回は、保育園でのバレンタインについて疑問の答えを、私の経験を踏まえて紹介します。
Contents
バレンタインて保育園で何かするの?
そもそもバレンタインとは、ローマ帝国が発祥とされる、カップルの愛の誓いの日。
しかしチョコをあげるのは、日本だけで、 メリーチョコレートのチョコレート販売の促進のための商法が始まりと言われています。
そんなバレンタイン、キリスト教やカトリック教の保育園であっても、一般にはチョコレート作って食べるなどということはしません。
しかし、ハートやチョコレートモチーフとした製作を楽しむ保育園は多いでようです。
年齢にあった技法を使って、子ども達が画用紙や厚紙にクレヨンや絵の具で絵を描き、様々な物を貼り付けるなどして製作を行います。
本当に食べられそうな、可愛い作品を作って、バレンタインという日を楽しむのです。
ちなみに私の保育士時代は、神社神道の保育園だった事もあり、バレンタインの日にそのような製作をした記憶がない…
というか、その存在を忘れていて、保育に取り入れようと思った事がないです。笑
もしまた保育士をする機会があるのなら、製作でチョコレートもどきを作って遊びたいなと思います!
保育園でチョコを渡していいの?
保育園は、集団生活をする場所です。
そのため基本、集団生活に必要のない物は持ってきてはいけない事になっています。
例えば、保育園にゲームを持って行くことはしませんよね。
他の子ども達が羨ましくなってしまう上に、子どもの扱い方によっては破損や紛失してしまう事もあります。
高価なものであればあるほど、破損などをした時に困ってしまいます。
しかし保育士は、複数の子どもを少人数で見ているので、そこまで目が行き届かない、手が回らないのが現実です。その子だけをひいきして見ている訳にもいきません。
食べ物も同じです。
ましてやチョコレートという甘くて美味しい、子どもなら誰でも好きなものなら尚更。
いくら女の子が皆に内緒で男の子にあげたとしても、もらったチョコはカバンの中に入れますよね。
他の子が見つけたり気づいたら、大騒ぎになってしまうんです。
女の子のママは、バレンタインだからと言って、チョコレートを保育園に持たせる事はやめて下さいね!
保育園で渡すタイミングって?
保育園によっては、バス通園などで広範囲の地域から集まる保育園があります。
そうでなくても、保育園を中間にお互いの家が離れている、なんてこともあるでしょう。
そんな場合は、わざわざ家まで行かなくても、保育園で会うのだからその時に渡したい、と考えるママも多いのではないでしょうか。
また、お仕事などで忙しくて、家まで連れて行けないなんてこともありますよね。
どんな理由であれ、保育園でチョコを渡したいのであれば、保育終了後、保護者にお子さんを帰してからにしましょう。
お互いの保護者が同伴で、チョコレートをあげたりもらったりする分には問題ありませんよ!
そこまで口を出す保育園は、無いのではないでしょうか。ただし、他の人に迷惑がかかるような事はしてはいけませんよ!
私の保育士時代も、年長の女の子なんかは朝から、バレンタインだから好きな男の子にチョコを渡すと張り切っていました。
男の子も、耳をダンボにしてその話を聞いていて1日ソワソワ。
放課後、子どもたちを保護者に受け渡した後に、保護者の持ってきたチョコレートを意中の彼に渡していました。
そんな姿を、ホッコリした気持ちで見ていた記憶があります。
保育園でチョコを渡したいのであれば、保育終了後の保護者同士がいるところでがオススメです。
是非、子どもの恋心を大切にしてあげて下さいね!
保育園児同士のチョコは何を渡すの?
バレンタインの時期になると、スーパーなどには沢山の様々なチョコレートが並びます。
しかし、そのほとんどは学生や大人の女性をイメージしたものですよね。
まだ保育園児で、体も小さく虫歯の元と思うと、どの程度のチョコを渡せばいいの?と、親が悩んでしまうもの。
しかし、バレンタインで渡すチョコレートというのは、値段や量ではなく気持ちです。
とは言っても、難しいところ。
目安としては、500円以内のものが良いのではないでしょうか。
あまり高価なものだと、お返しの時に困ってしまいますよ!
キャラクターもののチョコやキャンディ、チロルチョコなんかを可愛くラッピングしても良いでしょう。
ただし、アレルギー持っている子もいるので注意が必要です。
アーモンドの入ったチョコや、クッキーなどを渡す時は、事前に男の子のママにアレルギーが無いかそっと確認しておきましょうね!
ちなみに私も年長児の担任をしている時に、女の子達からチョコをもらいました。
チョコやクッキーを可愛らしくラッピングしてくれましたよ!他の男の子達よりももらって、モテモテでした。笑
私は女ですが、やっぱりもらうと嬉しいものですね。
手作りチョコは大丈夫?
好きな男の子を想って、チョコを手作りする。それは、女性なら誰でも考える事なのではないでしょうか?
もちろん、保育園児だってそう。
しかし、手作りのチョコレートは、衛生面で不安が残ります。
素人の私たちでは、プロのような徹底して除菌された場所で、無菌状態で作るのは不可能です。
また、作るチョコレートにもよりますが、溶かして固めるだけのものだと、火が通っていないし不安…と感じる方も多いようです。
そして何と言ってもバレンタインの時期は、ちょうどインフルエンザなどが流行する時期なんです。
そんな時期に、どんな菌が入っているか分からない手作りのチョコをもらっても、食べる気にはなれないでしょう。
もし自分が逆の立場だったら、と考えてみるといいかもしれません。
子どもがどうしても手作りをしたいと言うのなら、家族であるパパのために一緒に作ってあげましょう。
好きな男の子は、お腹が痛くなると困るからなどと言って、市販の物を気持ちを込めて可愛くラッピングさせてあげると良いですよ!
チョコをあげる相手ママには連絡した方がいいの?
バレンタインは、好きな男の子に女の子がチョコをプレゼントするイベントです。
保育園児であっても、女の子は好きな男の子に勇気を出して、チョコをプレゼントしたいと考えます。
そんな乙女心は、ママにはよく分かるはず。
しかし、何の前ぶれもなく突然渡してもいいものなのか?と悩んでしまいますよね。
できれば一言、ママ同士の立ち話の中でチラッと伝えておくといいと思います。わざわざ電話をしなくても大丈夫。
お迎えの時に顔を合わせたら、子どもには聞こえないようにコソっと話をしておきましょう。
その時に、何か嫌いだったり食べられなかったりする物はあるかを聞いておくと、後にチョコを用意する時に役立ちますよ!
私の保育士時代も、保護者の方達はバレンタインに限らず、よく子ども同士でする事を事前に話していました。
その時は何とも思わなかったですが、今親になって、話しておくことの意味を実感しています。
やっぱり何事も、連絡、相談、報告が大切ですね!
娘があげたい子のママと話したことないけど大丈夫?
園児も年長くらいになると、好きな男の子ができます。
そのため、バレンタインにはチョコレートをプレゼントしたい!と言う事もあるでしょう。
しかし、娘さんがあげたがっている男の子のママとは、それほど話したことのない、なんて事もあるのではないでしょうか。
お互いによく知らないのに、なんだか気まずいですよね。
相手もきっと、お返しの事を考えなければいけなくなるので、迷惑なのでは?と躊躇してしまいがちです。
しかしもらった親からすれば、自分の子どもを好いてくれる可愛い女の子がいると言うことは、嬉しい事なのです。
お返しは何がいいか?と張り切って考えるママも多くいますよ!
誰でも淡い恋心は、可愛らしく感じるものです。自分の子どもが好きになった子なら、その親もきっといい人なはず。
そう信じて、この事をきっかけに、仲良くしていけばいいのではないでしょうか?
相手のママも、もらう事が嫌だなんて考えていませんよ!
男の子のママがもらって困ったものは?
手作りは、心のこもったプレゼントです。しかし、最近は捨ててしまうというママもいるようなのです。
あげたい年頃の子達は、お菓子作りに興味があるかもしれません。
ですが、もらった側は衛生面が気になるなどして、あまり喜ばない事が多いです。手作りチョコは家族だけにして、男の子にあげるのは市販のものの方が良いでしょう。
また、チョコレートやクッキーのような食べ物以外の物をもらうのも、困ってしまいます。
形で残るものは、捨てるに捨てられず後々困ってしまうのです。
バレンタインなどのイベントは、消えものの食べ物をあげるのが、当たり障りがありませんよ。
もちろん、高額なものや高価なものをもらうのもお返しが困ってしまいます。あげる方も、もらう方もお互いに幸せなバレンタインにしたいものですね。
ちなみに、私の保育士時代の経験では、手作りのものも皆笑顔で受け取っていました。
確かに、潔癖とまではいきませんが、気にされるママ もいましたが…実際のところは捨ててしまっていたのかなぁ。
なんだか複雑な気持ちですね。
男の保育士さんにチョコあげてもいいの?
昔は、保育園の先生といえば「保母」というくらい、大半が女の人でした。
しかし最近では、「保母」という言葉はなくなり、「保育士」と呼ぶようになりました。それに伴い、男性の保育士さんも増えてきましたよね。
それでも、保育園の保育士は女性が大半です。男性保育士は園に1人や2人でしょう。
そんな数少ない男性保育士は、かっこよく見えるものです。力はあるし、優しいし、子どもは大好きなんです。
そのため、バレンタインには男性保育士にチョコをあげたい!なんて子も多くいるはずです。
しかし、相手が保育士のため、チョコをどうしても保育園に持っていかなくては渡せません。
子どもが男性保育士さんにチョコをあげたいと言ったら、どうしたらいいのでしょうか?
やはり、渡すのは保育時間外がいいでしょう。
子どものお迎えに行くときに持って行って、帰る前に子どもが直接渡すようにしましょう。
朝の受け渡したの時でもいいですが、朝は次から次へと子どもが登園してくるので、保育士は意外に忙しいものです。
どうしても朝しか都合が合わないのなら、少し早めに登園して渡すようにしてみてはどうでしょうか?
男性保育士も、1人の男性です。大好きな子ども達からチョコを貰えたら、嬉しくて仕方がないはずですよ!
是非、日頃の感謝も込めてチョコをあげて下さいね!
私の保育士時代には同僚に男性はおらず、男性といえば園長先生と副園長先生のみ。
しかし、誰1人彼らにチョコをあげる人はいませんでした(笑) もちろん職員からも。
新人の時は、同期と一緒にチョコを買って先輩達の様子を伺っていましたが、誰もあげている人がいなくて拍子抜け。
結局同期とチョコを交換して、自分で食べた思い出があります。
まとめ
ママやパパ、お店の雰囲気など、子どもはよく見ています。バレンタインが、特別な日だという事もちゃんと分かっているんですよ!
かと言って、親が異様に張り切る必要はありません。淡い恋心に、そっと手助けしてあげるだけで十分です。
保育園という場も、うまく使っていって下さいね!是非、可愛い我が子の恋を、見守っていきましょう‼︎