「その原因、Xにあり」切れ痔・イボ痔の方必見!理想の排便ポーズとは!?
12月9日の「その原因Xにあり」では「痔」に負担のかからない理想の排便ポーズが紹介されました。
痔に悩む男女はとても多くて、番組で20代から80代の男女5,779人に調査したところ、痔に悩んだことのある人は75%と、4人に3人が経験ありとの結果でした。
そして男女比では、男性が多いと思いきや、女性も非常に悩んでいるそうです。
今回の「その原因Xにあり」では、痔の原因と言われている排便時の行動や、楽に排便できるトイレでの排便ポーズを、いぼ痔や切れ痔で悩んでいる女性が検証したり、痔に関して役に立つ番組内容で大変勉強になりましたので、ご紹介したいと思いました。
まずは、その原因Xにありで、痔について解説してくれた、痔の手術を3万人以上こなしてきた岩垂先生が解説する、痔になりやすい排便時での行動からご紹介します。
Contents
イボ痔、切れ痔になりやすい習慣?
①とりあえずトイレに行っておく
出かける時に、便意はないけれどもしもの事を考えて、とりあえずトイレに行っておくという習慣がある人は、無理に出そうといきみ、肛門に負担をかけてしまっているようです。
一方で、便意を感じてからトイレに行くと、一回のいきみで7割から8割排便でき、肛門に負担をかけずに排便できるそうです。
②スッキリしたいので、全部出しきろうする
出し切ろうとする人ほど痔を育てあげているようなものだと、岩垂先生は言います。上記同様、便意を感じたタイミングでトイレに行く…が理想のようですね。
③スマホや新聞、雑誌などをトイレに持ち込む
これもやはり、長時間いきむ時間を作ってしまう事がNGという事ですね!先生によると3分以内に排便は済ませると良いそうです。
上記の3つの内、ひとつでも当てはまる人は痔の原因になる行動をとってしまっている!とのことです。
どうでしょうか?男の私は思わず、全部かもと、、、、(汗)
そして、次にトイレでのいきみ過ぎが痔の大きな原因になると岩垂先生は説明していました。
排便時のいきみ過ぎが多くの痔の原因!?
番組に出演していた、岩垂純一先生によると、多くの痔の原因は排便時のいきみ過ぎにあると、言っていました。
通常はいきむ事で、横隔膜や腹筋の圧力が加わり、直腸に伝わり、便を押し出す構造になっているそうです。
しかし、その「いきむ行為」が痔に繋がる原因とはどういう事でしょうか?
それは、いきむことにより、肛門に、いやおうなく圧力がかかります。
そのいきむ力が半端な圧力ではなく、すごいんです!
どのくらいすごいかと、番組内では、皮付きのみかんに、いきみと同じ圧力をプレスでかけたところ、みかんの皮ごと、中の汁が飛び散るほど「ぐしゃー」という感じで押しつぶす圧倒的な映像で説明していました。
その映像はとてもリアルで、いきむ度に、こんなスゴイ圧力が肛門や周りの毛細血管にかかれば、医学の事はわからなくとも、何かしらの悪影響が身体にかかるというイメージはつきます。
痔になりにくい、理想の排便ポーズ
番組内で紹介した、2016年2月に海外で理想の排便ポーズを発表した大腸肛門秒センターの高野病院の高野医師のチームによると、
排便時の肛門に負担がかからないポーズとは、「考える人」のポーズという事でした。
座った状態で、足は軽く開き、床に両足をきちんとつけて、腹筋にだけ力を入れる。
上半身は前傾で、両肘は両膝にのせる、考える人のポーズです。
高野医師のチームの研究によると、背筋を伸ばして排便できなかった被験者21人が、考える人の姿勢をとることによって、11人もが排泄できるようになったそうです!
「負担がかからないので、痔が飛び出しづらい」
「痛みがなくなったわけではないけど、少し楽になった」という感想でした。
なぜ考える人のポーズが排便にいいの?
ポイントは前傾姿勢にあるとこのことです。
まっすぐな姿勢で排便をしているときでは、直腸は恥骨直腸筋に引っ張られて、くの字の状態となり、便が出にくく、いきみ過ぎてしまうとのことです。
しかし、考える人のポーズのように、前傾姿勢だと直腸筋が緩やかになる事でいきみ過ぎずに、便が出やすい状態になる原理だそう。
痔になりにくい便を作る食生活とは?
岩垂先生の解説によると、便の硬さは練り歯磨きぐらいの硬さが理想だそうで、食生活も気をつける必要があると言っていました。
食物繊維の多い干ししいたけ、ブロッコリー、ごぼう、納豆、切り干し大根のような食材がおすすめです。
チアシードも食物繊維が豊富に含まれていて簡単に食べれるので、私個人的には非常に良いと思います。
番組内で、痔に関連しての興味深い質問解答もあったので補足しておきます。
痔に関しての役立つ知識
かゆい時や血が出た時、どこからどこまでが痔というのですか?
肛門や肛門の周りに生じた症状をすべて痔と言うそうです。ですから肛門の周りが、かゆいなどの症状も痔と言うことになりますね。
お尻が切れたのを放っておくとどうなるの?
岩垂先生曰く、まず市販の薬を使ってみて、1,2週間で収まるならば問題ないけれど、治らない場合は要注意だそうです。
浅かった傷が深くなり、潰瘍に。さらに進むと筋肉が炎症し、肛門狭窄症という病気になってしまう可能性もあるとの事です。
この肛門狭窄症とは、便の通り道が狭くなり排便しにくくなる症状の事だそうです。
痔にならない為の対策
「その原因Xにあり」の番組内で痔にならない為の簡単な対策方法も解説していたので、ご紹介します。
岩垂先生曰く、温水洗浄便座とは肛門の中を洗うのではなく、肛門の周辺を洗う装置だという事を認識してほしいと訴えていました。
また、日本のトイレ業界からなる、日本レストルーム工業会がおすすめする温水洗浄便座を丁寧に説明してくれました。
温水洗浄便座の使い方
- 人肌の温度で10秒から20秒
- 水圧は弱から始めて徐々に強くする
- お尻に炎症があるときは使用しない
まとめ
いかがでしたか、今回の「その原因Xにあり」のテーマのひとつ「イボ痔や切れ痔」について解説をまとめてみました。
結論、痔になりにくくするには、いきみ過ぎないというのが大切なようですね。
放送を見ていて印象に残ったのが、司会の恵さんがしみじみと「今回は勉強になりますねー」と言っていて、私も思わず、同意見と思いました。
今回の悩みの解決や予防には、お金がかからず、すぐに生活の中で実践できるのがよかったと感じました。
実際私もいきみ過ぎだったので、トイレに行くときは気を付けて、考えるポーズをしながら毎日快便で過ごしたいです。