赤ちゃんが、げっぷせずに寝てしまう。授乳後のゲップについて
赤ちゃんがゲップをしないで寝てしまう…これって大丈夫???
げっぷしないで寝るとどうなるのか…げっぷが出ないで寝ながら吐く事も…これなら授乳中に寝落ちしても、起こしてでもゲップさせるべき?
そんな疑問に、2人目育児の子育てママが、
- げっぷをできないまま寝てしまうと、どんな様子か
- 授乳中に寝落ちしたらどうするか
について、助産師さんからもらったアドバイスと共に紹介しています。
寝落ちして無理やり起こすと寝かしつけが大変。でもゲップさせず寝かせると、頻繁に吐き戻しがあって、これも正直きつい…。ワンオペ育児の私は効率のいい子育てに力を入れているので、参考になる事があれば嬉しいです。
赤ちゃんのげっぷについて
そもそも何故、授乳後にげっぷをさせなければいけないのか?げっぷをさせないとどうなるのか?
疑問に思って、本やネットで調べる新米ママさん・パパさんも多いはずです。
特にネット検索をすると、
吐き戻しによる新生児の窒息…という恐ろしい記事がヒットして、ぞっとすることでしょう…。
そう、赤ちゃんの授乳後のげっぷの最も重要な役割は、吐き戻しの軽減です。
息継ぎせずに鼻で息をしながらミルクを飲む赤ちゃんは、ミルクといっしょに沢山の空気も飲み込んでしまいます。(直接オッパイを吸う子も、哺乳瓶を使う子も同様です)
げっぷが出ないまま寝かせてしまうと、空気が胃を圧迫して苦しいだけではなく、まだ未発達の胃はミルクをしっかりとどめておくことができず、逆流して吐き戻してしまったりするのです。
吐き戻したミルクによって誤嚥(ごえん)すると、ミルクが気道に誤って入ってしまうことで起きる窒息や、肺炎につながってしまうのです。
2人目の子、0歳児育児中の私自身、リスクを知りながらも、げっぷが出なくても寝かせてしまうこともあります。
赤ちゃんがゲップをせずに寝てしまう時は…
色々な体勢をとらせて、5分程度は粘ります。
それでもげっぷが出ないときは、顔や体を横向きにして寝かせます。
これは出産した産婦人科でも行っていましたし、私の母の子育て時代も同じようにしていたそうで、昔から変わらない「赤ちゃんがゲップをせずに寝てしまった時」の対処法…という事がわかります。
ちなみに胃の構造上、右を下に横向きに寝かせると、吐き戻ししにくいとも言われています。 もし吐き戻したとしても、吐いたものが気道に入ることを防ぐことができますから、やむを得ずげっぷなしで泣かせる場合は、赤ちゃんの背中にバスタオルなどを丸めて挟み、横向きの状態をキープしてあげるといいですね。 ただ、勢いあまって横向きからうつ伏せにならないよう、気を付ける必要はあります!!
横向きの他には、少し上半身を高くして寝かせてあげるのも効果的です。
下の子は手足の力が強く、生後2ヶ月頃には、目を離すと横向きからうつ伏せになってしまいそうだったので、頻繁に体勢をチェックできないときは、ハイローチェアの背もたれを少し上げて寝かせていました。
ベビーベッド等で寝かせる場合は、バスタオル等を使って頭のほうを高くしてあげます。
この方法で、そのままスヤスヤと眠り続けることもありましたし、少しぐずっているので抱きあげると、そのタイミングでげっぷが出る事もありました。
うちの子の場合、生後2ヶ月くらいまではげっぷが出ても出なくても、よく吐き戻していました。
ですから授乳後はいつも頭のほうを高くして、寝かせていましたよ。
他にも我が子は・・・
眠りが深くなってから、縦抱きにして、背中をさすってゲップをさせます。
眠りが深い子、浅い子がいるので、万人に効果的かはわかりませんが、うちの子供たちは授乳中に寝てしまって、その後に体勢を変えてげっぷをさせても、あまり起きることはありませんでした。
ただし、寝落ちしてすぐはNGです。
私自身も眠いところをぐっとこらえて、同じ体勢でしばらく心地よく眠らせます。
眠りが深くなったところで、縦だきにして背中をさすります。自分のげっぷで一瞬起きたとしても、またすぐに眠りに戻っていきます。
夜中は授乳を縦だきで行い、飲み終わったら、そのまま少しだけ上のほう(私の肩の方)に移動させたり、私自身が少しもたれる角度を変えると、赤ちゃんは眠ったままでゲプッとすることもありました。
・・・でもそんな順調な夜が毎回訪れるわけではないのが、子育て!
げっぷが出なくても吐かない時もあれば、げっぷをしても吐いちゃったり、げっぷと共に豪快にミルクを吐くこともあります。
5~10分、粘ってもげっぷが出ない時や、中々寝ない子がやっと寝てくれた…!なんて時は、吐くことを前提に対処して寝かせてしまっていいのではないでしょうか?
首が座りかけたころから、気が付けばゲップが出ないことも増え、でも吐き戻しは少なくなっていきました。
空気を吸わずに上手に母乳が飲めるようになったのかな?胃がしっかりしてきたのかな?そんなことからも息子の成長を感じたりしましたよ。
赤ちゃんがゲップしないで寝ると、吐く…!
赤ちゃんの吐き戻し、私の結論は「諦めるしかない」です。
首座りまではどうしようもないと腹をくくり、とにかく吐いたものがのどに詰まらないように対策するだけかなと、、、
でも、少しでもお着替えやシーツを変える頻度を減らしたい、というのが産後お疲れのママの常ですよね。
ベッドやお布団の赤ちゃんのお顔のあたりにタオルを敷いておくと、吐いてしまってもシーツを交換せずにタオルだけ変えればいいので、少し楽できます。
また、沐浴布を畳んで枕代わりにするのもいいと思います(あまりふかふかのタオル類は窒息の恐れがあるので、避けてください)。
防水のシーツを使ったこともありましたが、汗っかきの赤ちゃんには蒸れやすく、夏場は背中や首、頭の汗疹の原因になったので、すぐに使うのをやめました。防水シーツを使う場合にも、その上にタオル類を一枚敷いてあげるといいかもしれませんね。
うちの息子が頻繁に吐いていたころは、よだれかけをさせていました。
ただし、ひっくり返って口や鼻がふさがる可能性のあるものや、首の紐で窒息する危険があるものは絶対に使ってはいけません!
首元だけでなく、背中側にも紐やベルト等が付いていて、よだれかけがしっかり固定されて、めくり上がらないもの(↓)などを選んでつけてあげると安心です。
離乳食が始まるころからは、吐き戻しよりも、よだれでお洋服がべゃべちゃになります。
せっかくよだれかけを付けていても、首紐一点タイプだとくるっと後ろに回ってしまって、お洋服が汚れてしまったりしますが、このタイプのよだれかけは固定されているのでくるくる回らず、とても便利です。
大きくなってからも使えるので、よだれかけを新調される場合はおすすめですよ♪
また哺乳瓶の場合、成長に合わせて乳首を変えてあげると、空気を飲みにくくなるようですよ。
まとめ
我が子が一生懸命おっぱいを飲んでいる姿は愛おしいものです。長女の初授乳、そして初げっぷのことは今でも覚えています。
授乳中の癒しから一転、こんなにへにょへにょの体をどうやって縦にしてげっぷさせるの?とドギマギしました。そして上手にげっぷが出ないと吐き戻すんじゃないか?と心配になったものです。
ゲップをしないで寝てしまった時、いすれかの方法でゲップをさせています。
- 顔や体を横向き気味にしてあげる
- 上半身を少し高くする
- 眠りが深くなってから、縦抱きで背中をさする
ただし、げっぷが出ても出なくても吐き戻しする事だってあります。
そこまで神経質にならずとも、少し様子を見守ってあげてもいいかもしれませんね。