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布団を「コインランドリーで乾燥させるには?」の為の手引き

 2017/08/06 ライフスタイル
 

「布団を乾燥させたい!そうだ、コインランドリーで乾燥機にかけよう!」

・・・。

ちょっと待ってください!

布団をコインランドリーに持って行く前に、まずその布団、コインランドリーの乾燥に耐えられるものですか???

しかも、布団の乾燥にはちょっとした手順を踏まないと、中身ぐっちゃぐちゃ…!頭を抱える事にもなりかねません!!

乾燥だけじゃなくて、実は布団のダニ退治にもかなり使えるコインランドリー。一体どんな手順で洗えばいいのでしょうか?まずは、コインランドリーの基本、かかる時間や料金からご紹介していきます。

コインランドリーで布団を乾燥するのにかかる時間

実際コインランドリーで布団を乾燥させるには、どのくらい時間がかかるの?

特に小さな子どもがいるママは、どのくらい時間を潰すかは結構重要な事ですよね!!持っていくオモチャはどうするか、それとも別の用事を済ませられるのか…

気になる乾燥時間の目安は、

  • 羽毛布団1枚…60〜90分
  • 冬用毛布1枚…30〜40分
  •       〃     2枚…40〜50分

生地によっては乾きにくいものもあるので、少し長めにかけるのが無難です。

もし大人の布団を2組乾燥させるのであれば、1枚ずつ乾燥させる場合は上下2枚ずつ、計4枚なので6時間かかる計算となります。

もし大きな乾燥機に上下布団が入っても、3時間はかかります。

コインランドリーの中でこの時間を待つ事は、特に子連れであれば不可能でしょう。乾燥機に入れた時間を確認しておいて、時間になったら取りに来られるよう、別の用事をすませる事をオススメします。家が近い場合は、一度家に帰る事ができますよ!

 

乾燥機の料金ってどれくらい??

まずコインランドリーには、大小様々な乾燥機が設置されていて、洗濯物の量によって、乾燥機の大きさを自由に選択できるのです。布団の大きさにあった乾燥機を選ぶようにしましょう。

料金としては、大抵100円で何分と決まっているものが多いです。

大きな乾燥機になればなるほど、100円で使える時間が短くなっていくのです。

例えば、

  • ・乾燥機小(13kg)…10分100円
  • ・乾燥機大(25kg)…8分100円

といった具合。

 

乾燥にかけられない素材・注意が必要な素材

ではコインランドリーの乾燥機は、どんな布団でも乾燥させる事ができるのでしょうか??

布団と言っても羽毛布団から綿の布団、キルティング加工の布団…と様々な素材がある中、コインランドリーの乾燥機にかけれない素材の布団もあります!

乾燥機にかけられない素材

  • ウール
  • シルク
  • ニット製品
  • 獣毛製品(混紡でも×)
  • 本革や合皮が使われているもの
  • ナイロン
  • ポリウレタン
  • 綿入りで中身にウレタンが使用されているもの
  • エナメル樹脂塗装品

 

乾燥機に入れる前には、必ず品質表示のタグをチェックする事が大切です。知らずに布団を入れて傷んでしまっては悲しいですよね。布団にも品質表示は付いています。コインランドリーに行く前に、必ずチェックしましょうね。

品質表示タグに、「タンブラー乾燥は避けて下さい」と書いてあるものは、基本乾燥機にはかけられません。

また、アイロンマークが「✖︎」または「低」になっているものも避けるようにしましょう。

 

低温乾燥しかかけれない素材

また、布団には耐熱温度というものがあります。

ダニ対策で乾燥機をかける場合、70度程度の温風が出るので、対応できない布団もあります。

使えない繊維としては、合成繊維である

  • ポリエステル
  • レーヨン

高温で溶けてしまう繊維なので、高温乾燥機には使えません。

布団が溶けてしまったり、縮んでしまっては今日寝る布団がありませんよ!!!必ず、乾燥機に入れる前に確認をしましょう。

低温乾燥しかかけれない代表的な布団素材は、身近なところで羽毛布団がそれに当たります。

羽毛製品は、乾燥機の「高温モード」での乾燥は絶対NG!!!

高温乾燥機に長時間かけてしまうと、羽毛が縮んでしまう事に!それだけでなく、なんと発火の危険性もあるんです!!

できるだけ天日干しで乾燥させたいところですが、止むを得ず乾燥機にかける場合は、必ず「低温モード」で乾燥させるようにします。

乾燥機は短時間の使用にして、乾燥させた後に外干しをして、乾燥させるようにしましょう。

 

中身がグチャグチャにならない乾燥の方法は?

布団を乾燥機にかけた時に多いのが、布団の中身がグチャグチャになってしまう失敗。

いくら布団が乾燥しても、布団のダニを退治できたとしても、中身がグチャグチャになってしまったら使い物になりませんよね。。

布団の中身がグチャグチャにならない乾燥のポイントとしては、

1.大きめの乾燥機を使用する

容量の小さな乾燥機を使用すると、生地が擦れて破れたり、ほつれたりする可能性があります。

また完全に乾燥できずに、カビが発生してしまう事も…。乾燥機は大きめのものを使用するようにしましょう。

2.乾燥機に入れる時、ねじれていなか確認する

ねじれたまま乾燥機にかけてしまうと、布団がねじれ回ってしまい、布団の中がぐちゃぐちゃになる原因です。

3.20〜30分乾燥させ、ふんわりしてきたら裏返す

4.テニスボールをいっしょに回す

乾燥機に布団と一緒にテニスボールを2〜3個入れて回すと、固まった羽毛をほぐしてくれる効果があるようです。

 

羽毛布団の場合の注意点

・羽毛は繊細でダメージを受けやすいため、乾燥機は短時間で済ませるようにする

・高温乾燥機の場合は、燃えてしまう可能性もあるので低温乾燥にする

 

私は基本、コインランドリーでは洗濯物を大きな乾燥機に放り投げて回します。さらに値段を安く済ませたいので、なるべく小さな乾燥機を選んでしまいがち…

しかし、布団の場合は気をつけないといけないですよね。

忙し紛れに行うのではなく、時間にも心にも余裕のある日に行おう、となるべく心に決めています。

 

羽毛布団って洗うの??

羽毛布団に使われている羽毛という素材は、吸湿・放湿性に優れています。

羽毛布団は、高価なものであればあるほど購入時に「汚れないから洗わないでいい」「洗うと羽が痛むから洗わない方がいい」と言われる事が多いです。

が!!!

人間は一晩にコップ一杯分の汗をかくと言われており、羽毛布団は一晩に出るコップ一杯の汗を毎日吸い続けているんです。羽毛布団が使っていくうちにペチャンコになっていくのは、このため。

長く快適に使用するためには、羽毛布団の洗濯が必要なんです。

クリーニングに出す方法が1番手間がかからず良いのですが、費用がかなりかかるのがネック…。1枚1万円なんてお店もあるくらいです。ビックリですよね…これではなかなか手が出にくいのが現実…。

そこで考えるのが、自分で洗濯をする方法だと思うんですが、家の洗濯機だと小さくって、上手に洗えないのがネック…。

 

羽毛布団こそ、コインランドリーが便利

そこでオススメなのが、コインランドリーで洗濯〜乾燥まで行う方法です。

洗濯の注意点としては、

  • 中性洗剤(オシャレ着洗い用)を使用する
  • 布団を小さくたたむ
  • 洗濯した後2、3日は天気が良い予報の日を選ぶ

などが挙げられます。

大きなコインランドリーでは、店内に羽毛布団を洗う時の説明書きが貼られている所もあるので、よく読むようにしましょう。

乾燥する時の注意点としては、

  • 大きめの乾燥機を使用する

羽毛布団は洗うと小さくなりますが、乾くと大きくなります。この時、全体にまんべんなく風を当てて乾燥させる事がポイントです。

 

  • あらかた乾いたら裏返して、再度乾燥をかける

20〜30分乾燥機にかけ、あらかた乾いたら裏返して10分かけましょう。その後様子を見ながら、その都度裏返して時間を追加していきましょう。

シングル布団1枚であれば1時間程度でOKです。

 

  • 家に持ち帰ったら、日干しをする

乾燥機で乾かした後、家に帰ったら再度日干しをしましょう。できれば丸一日干すのが理想。

コインランドリーの乾燥機にかけて満足しないで、帰ってからも日干しして完全に乾燥させる事が大切なんですね。

私も実際、コインランドリーで乾燥させさえすれば完璧だと思っていました。最悪雨の日でもいいか、とまで…しかし、天日干しで仕上げが必要なんですよ!これは知っててよかったマメ知識です。

 

コインランドリー乾燥で布団のダニ退治!

布団乾燥機にかけたり、布団専用の掃除機を使用したりして、ダニ退治をしている人が多いのではないでしょうか?

しかしどれも費用や手間が大きくかかる方法!!

 

そんな布団のダニ対策におすすめなのが、コインランドリーの大型乾燥機。乾燥機に20分かけるだけで、「ダニを全滅」させる事ができるんですよ!

ダニ退治ができる理由

ダニは、熱に弱い生き物。死滅させるには、60℃以上の高熱や、50℃以上の環境に20分〜30分いる必要があるのです。

家庭用の布団乾燥機や天日干しでは、この条件をクリアできません。

しかしコインランドリーの大型乾燥機は、80℃以上の高温の風で乾かすのです。熱に弱いダニを確実に死滅させる事ができる…というわけです。

時間としては、20分あれば布団全体に熱が確実に行き届き、ダニ退治ができるのです。

 

低コストでダニ退治♪

コインランドリーの乾燥機でのダニ退治の利点としては、

・確実にダニを死滅させる事ができる

・費用も安く抑えられるが挙げられます。

特に費用面では羽毛布団をクリーニングに出した場合、大型チェーン店でも(シングル1枚…3,000円、ダブル1枚…4,000円程度)の費用がかかります。

しかしコインランドリーの乾燥機を使用すれば、大型乾燥機が8分で100円ほど。20分回したとしても、300円で済むのです!!

コストがかからず、確実にダニを退治できる。コインランドリーの乾燥機を使用する方法は、ダニ死滅に効果的なんですね!

私は何と言っても、低コストに大きな魅力を感じます。

主婦として、どれだけコストを抑えられるかはとっても大切なこと。しかも確実に効果があると言うのであれば尚更です。100円でも安くできればラッキー、でも効果が無いと意味がないですよね。

コインランドリーが遠かろうが、クリーニング屋も遠いので気にしません!!

今度絶対、コインランドリーでうちの布団もお世話になろうと思います!

 

布団を乾燥させたら中身がグチャグチャに…!どうしよう!

ではもし万が一、布団を乾燥させて中身がグチャグチャになってしまったら、どうしたら良いのでしょうか?

乾燥機にかけて、布団がグチャグチャになってしまった時の対処法としては、

  • 家の洗濯機に入る場合

1.洗濯機に水を張る

2.羽毛布団を入れて水戻しする

3.充分戻ったら脱水する

4.脱水後、物干し竿にかけて干しながら、羽毛の偏りをほぐす

5.偏りがほぐれたら、完全に乾く前に乾燥機にかける

6.乾燥すれば、フワフワに膨らみます♪

注意点としては、3.の脱水時に偏りが出てしまう可能性があるので、側で注意して見ているようにしましょう。

また、最後の乾燥機にかける時間は、すでに天日干しして半乾きなので、そんなに長くなくて良いと思います。

 

  • 家の洗濯機に入らない場合

家の洗濯機に布団が入らない場合は、上記を意識してコインランドリーでもう一度行いましょう。

できれば、一度竿にかけて干しながら偏りをほぐし、もう一度乾燥機に入れに行けると良いかと思います。

 

どんなに注意していたとしても、失敗する事は誰にでもありますよね…。

布団の乾燥を失敗してぐちゃぐちゃになった!からと言って、すぐに新しい物を買える訳ではありません。だからこそ、失敗した時の対処法を知っておく事は大切ではないでしょうか?

それにしても、文字だけ読んでいても若干面倒と感じてしまいます…。できる事なら失敗せず、行えたらいいですね!

 

まとめ

雨の日や出張、旅行などでよくお世話になる、コインランドリー。大小様々な洗濯機や乾燥機が設置されていて、お金を入れてスイッチを押せば、洗濯を全てやってくれるので便利!私もよく梅雨や冬場にお世話になります。

そんなコインランドリーは、家では洗濯のできない布団も綺麗にしてくれたり、乾燥させる事も、高い布団乾燥機を買わなくてもできちゃうので便利です!

実はコインランドリーの乾燥機は一般のものに比べて高温で、布団の乾燥までコインランドリーでできちゃうんです♪

私が住んでいるのは田舎なので、大きな乾燥機のあるコインランドリーまで行くのに車で15分くらいかかるんですが、それでも頼りになる存在なのは間違いなしです!

布団を洗うなら、高いクリーニングに出すしかないと思っていましたが、注意点を守れば自分でできてしまうんですね!

布団のダニは誰もが気になるものですよね。そんな布団のダニを死滅させる事も可能な事、嬉しい限りです。特に梅雨から夏にかけては、ダニの活動が活発になるのでダニ刺されに悩まされる事が多くなります。コインランドリーの乾燥は高温のものがあるので、ダニまで死滅させられ一石二鳥。

これからの季節特に、我が家の布団達もコインランドリーでお世話にならなければいけない!と思いました。

心地良い眠りのためにも、皆さんもコインランドリーで布団を綺麗にしてみてはいかがでしょうか?

 

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ライター紹介 ライター一覧

美コツ編集部

オーストラリア東海岸、在住。自然の美しさ、そこに暮らす自然体のままの人々とふれ合う中で、「豊かさ」とは、なにか、健康とは、美とは…を学んでいます。
また1年のうち、半年間づつ東京とを行き来し、日本で最新美容情報を収集しています。
オーガニック最先端国と呼ばれる、ここオーストラリアからそんな生活の中から培った様々なノウハウを発信していきます。

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