海藻ダルスとは?知らなきゃ損な栄養価【美容・ダイエット効果抜群のスーパーフード】を徹底解説!
紅色のミネラル豊富な海藻ダルスは巷で話題のスーパーフード。
海藻という事で日本人でも親しみやすいはずなのに、その距離を遠ざけているのはズバリ「ダルス」という名前にあるのではないでしょうか。
海藻なので、初めてでも食事に取り入れやすく、さらに美容・ダイエット効果に優れたダルス。同じ海藻のわかめと比較しても栄養価の違いは一目瞭然!これを読むとあなたもきっと海藻ダルスを毎日の食事に取り入れたくなりますよ!
Contents
海藻ダルスとは?
ダルス…名前からはその正体が想像しにくいですが、紅色の海藻のことです。海藻を連想しない名前だなぁ…って思いませんか?
それもそのはず、もともとの原産国はアイルランドなんです。アイルランドも日本と同じく古くからワカメなどの海藻を食べる食文化があるようで、親しみがわきますね。
日本でも北海道のある地域で自然繁茂していますが、全国で出回る約93%を占める北海道の稼ぎ頭コンブ様の陽当りを遮る雑海藻という意識が強く、これまであまり食品には応用されてこなかったようです。
ところが一変‼
「ミネラル豊富で栄養価が高い海藻類ダルス」と、欧米のローフード愛好家や健康意識の高い人からじわじわと知名度を上げ、一気に注目される存在になり、アイルランドだけでなく、世界で人気が高まりつつある食品になったのです!
日本でもダルスの資源量は約1,000トン(年間)と言われるほどダルスで溢れています。
今後、様々な会社がこぞって商品開発に乗り出すことが予想され、どんなダルス商品が発売されるのか、すごく楽しみです。
海藻ダルスは【美容・ダイエット効果抜群】のスーパーフード‼
便秘改善でお肌ツルツル♪
ダルス100g中に395.3mg含まれるマグネシウムには、腸の中の水分を便に集め、柔らかくする働きがあり、便秘解消の効果が期待できます。また豊富な食物繊維は便のかさを増やしたり、蠕動(ぜんどう)運動を促す事で便秘解消に効果的なのは広く知られていますね。
便秘解消=体内の老廃物が排出され、美肌に♡
腸内環境が整いダイエット効果が
アメリカのワシントン大学の研究によって、腸内細胞には痩せ菌と、デブ菌が存在していて、痩せ菌を増やして、デブ菌を減らし、腸内環境がよくなれば、肥満解消になることが明らかになっています。痩せ菌によって痩せやすい体になるメカニズムは、痩せ菌のエサ=食物繊維を食べ分解すると、体重を落とす働きをサポートする「短鎖脂肪酸」という痩せ物質が生まれるからです。
交感神経の働きを活発にする働きもあり、心拍数が増え、体温が上がり痩せやすい体になります。
つまり、痩せ菌を働かせる食物繊維を豊富に含むダルスを食べることで、ダイエットにつながる…ということです。
むくみ知らずの体質改善に期待
ダルス100g中2,170mg含まれるカリウムには、体内の水分バランスを調整し、余分な水分を排出してくれる働きがあり、女性の敵、むくみ改善・予防に効果があると言われています。
そもそもむくみとは、体内に余分な水分がたまることで、起こります。現代女性は生活環境の影響でむくみやすい体質に…その原因の一つが「食生活」。インスタント食品、コンビニ食ばかりでは、体内の塩分・水分のバランスが乱れ、むくみがちに。
「むくみにくい体質作り」のためには、食生活の見直しは必須です!
さらに…
カリウムと合わせて摂取すると相乗効果が期待できる栄養素が、ビタミン・ミネラル・ポリフェノール。
血行を良くしポカポカ体に♪血管も強くなり、利尿作用のある栄養素が体内の余分な水分を体外へ。体の調子が整い、むくみ解消で気分は晴れ晴れ。
ダルスは栄養豊富なスーパーフード。これらの栄養素もばっちり含んでいますよ♪
代謝アップに貢献
1日の総消費エネルギーの約7割がなんと基礎代謝‼痩せるには、基礎代謝を下げないことが重要です‼
そんな代謝の維持に必要な栄養素は、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルで、ダルス100g中にはタンパク質が18.6g、ビタミン類もA、C、B6と豊富に含んでいます。ミネラルは鉄・カルシウム・マグネシウム・マグネシウム・カリウム・亜鉛…実に多くの種類を含み、代謝アップに貢献する食品の一つと言えるでしょう。
またダルスをはじめ、ひじきや昆布など海藻に多く含まれる「ヨウ素」は、甲状腺ホルモンの主原料で、甲状腺ホルモンもまた、新陳代謝を促したり、子供の為には成長ホルモンと合わせて成長を促進する、なくてはならない栄養素です。
ヨウ素は摂り過ぎにより甲状腺に支障をきたしませんが、アイソトープ(放射線ヨウ素)検査・治療を行っている方は摂取量の制限が必要です。
ママの味方
鉄分を含むダルスは、ママにも積極的に食べてもらいたい食品です。
妊娠時、必要な酸素と栄養を赤ちゃんに送るため、血液量が増えますが、赤血球の数はそのままです。限られた鉄分は優先して赤ちゃんに送られ、ママは貧血になりやすくなります。鉄分摂取推奨量は、妊娠初期で通常の約1.4倍、中期と後期で約2倍と言われております。
鉄分=レバーのイメージですが、同じ100g中の鉄分で比べると、スーパーフードはレバーよりも高鉄分‼
どこのスーパーでも気軽に買えるそのスーパーフード達。まだ試したことがない方は是非、その魅力を知ってください!
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海藻ダルスの健康効果
海藻ダルスがもたらす効果は美容・ダイエットだけではありません。
- 動脈硬化の改善
- 中性脂肪の低減効果
- 眼の疾患(白内 障や加齢黄斑変性症)の予防効果
- コレステロール吸収抑制作用
- 血圧降下作用
- 癌(ガン)の抑制効果
公益財団法人 函館地域産業振興財団が、海藻ダルスの利用用途を開発する際の研究結果で、上記症状に効果がみられる栄養素(EPA(エイコサペンタエン酸)やルテイン)がダルスに含まれていることを発表したものです。
*健康効果には個人差があり、必ずしも海藻ダルスで完治するというものではありません。
海藻ダルスの栄養価
ダルスとわかめの栄養価を比較してみました。
どちらも海藻なので低カロリー♪ 栄養価の違いは目を見張るものがあります…
ダルス | わかめ | |
タンパク質 | 14.8g | 1.9g |
脂質 | 2.56g | 0.2g |
カルシウム | 370mg | 100mg |
カリウム | 2,170mg | 730mg |
鉄分 | 23.1mg | 0.7mg |
ビタミンB6 | 1.15mg | 0.03mg |
ビタミンB12 | 0.48mg | 0.3mg |
ビタミンE | 0.256mg | 0.1mg |
食物繊維 | 7.85g | 3.6g |
いずれも可食部100gあたりの栄養価(五訂増補日本食品標準成分表参照)を比較
海藻ダルスはこんな人におすすめ‼
- ダイエット中の方
- 美しくありたい方
- 便秘がちな方
- 健康志向の方
- 外食・コンビニ食・レトルト食品が中心の方
- 食生活のバランスが気になる方
- 野菜嫌いの方
- 生活習慣病が気になる方
海藻ダルスの食べ方
怖がる事はありません!ダルスと名がついても海藻です。日本のわかめなどの海藻類と同じ要領で、簡単に食べる事ができます。
乾燥ダルスを生で食べる場合は、乾燥わかめ同様、たっぷりの水で浸し、よく水洗いしてから使用してくださいね。
あとは、ドレッシングをかけて海藻サラダに、工夫次第では細かく刻んで卵に混ぜてスクランブルエッグ、マッシュポテトに混ぜたり…食べ方色々、あなた次第です♪
そして何とこのダルス、世界では「炒めてブラックペッパーで味付けするとベーコン味になる」と評判です!海藻ですよ?本当ですかねぇ(笑)
その真意を検証して、感想などを動画にまとめましたので是非、チェックしてみてください。
海藻ダルスはどこで買えるの?
2016年9月現在、私はまだスーパーで見たことはないです。探すのも手間なので、私はネットでサクッと購入しました~。
おすすめダルス
まとめ
ダルスといういかつい名前にびびってしまいましたが、我々日本人には馴染みの深い「海藻」と知って、親近感がグンと増した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
海藻となれば、日々の食事にも取り入れやすいですよね。
ここで豆知識?ですが、このダルスという名前、海藻と連想しにくいことから、和名をつけようとしたころ、原材料表記は任意に変更できるものではなく、「海藻(ダルス)」という表記に落ち着いたらしいですよ。