花粉症【効く食べ物・飲み物】薬には頼らない生活を手に入れよう！

上の画像の中には、花粉症に効く良い食べ物と、悪化させてしまうかもしれないダメな食べ物があります。

パッと見、美味しそうな柑橘類の果物や、体に良さそうな食べ物達ですが、花粉症の人にとってはＮＧ食品かもしれません。

この記事では、管理栄養士の筆者が、花粉症対策として、予防・改善に効果を上げる食べ物・飲み物を紹介します。

食べ物での改善は、残念ながら即効性は見込めません。でも長期的な視点からは、日々の食生活を見直す事は非常に有効と言えるでしょう。

コンビニで買えるものもたくさんあるので、早速、今日から意識してみてくださいね。

花粉症に良い 食べ物・飲み物

絶え間ないクシャミや鼻水、目の痒みなどに、シーズン中 ずっと悩まされ続ける花粉症。

病院で薬をもらえば一発だけど、強い眠気の副作用や 空腹では飲めないのは困りもの…。というか、そもそも病院に行く暇がない…。そんな時、毎日の食事で少しでも症状が軽くできたら、とっても嬉しいですね。

 

 

 

花粉症の症状を和らげてくれる栄養素は主に4つ。栄養素別に花粉症に良い食べ物・飲み物を紹介します。

 

キーワード①善玉菌

• ヨーグルト
• 乳酸菌飲料
• キムチ
• ぬか漬け
• 納豆
• 味噌
• 塩麹
• 甘酒
• マッコリ などなど

花粉症に良い１つ目の食べ物は、乳酸菌やビフィズス菌などの「善玉菌」が含まれる食べ物です。

アレルギーには、 体の免疫力を高めて、花粉などの原因物質から身を守るのが効果的。そのためには、まず乳酸菌などの善玉菌が有効です。

人間の体の中でも 外の世界の花粉に触れやすい場所は、皮膚と口から胃腸の中にかけて。

 

 

花粉症の人が爆発的に増えた背景の1つには、除菌や抗菌の風潮や食生活の変化で 腸内細菌のバランスが崩れ、体の免疫力が衰えてしまったからだという話もあります。

偉大な善玉菌の力で免疫力をつけましょう！

 

キーワード②植物性ポリフェノール

緑茶

• 甜茶（てんちゃ）
• 烏龍茶
• ペパーミントティー
• 大豆
• キャベツ
• バジル
• 大葉
• 梅
• 生姜
• 玉ねぎ などなど

花粉症に良い2つ目の食べ物・飲み物は、老化防止などの抗酸化作用でも有名な「ポリフェノール」が含まれる食品です。

 

いきなり抜群の効果は出にくいですが、毎日コツコツ摂り続けて行くことがポイントのようです。

 

キーワード③ビタミン類

3つ目は、お馴染みの栄養素である「ビタミン類」。

 

ビタミンA  

• ブロッコリー
• 小松菜などの緑黄色野菜など

ビタミンC  

• イチゴ
• レモン
• オレンジなどの果物類
• 大根

 

中でも「ビタミンA」と「ビタミンC」は、免疫力を高めてくれる効果が大きいビタミン類です。

先ほどポリフェノールのところでもお話した、炎症物質のヒスタミンの出され過ぎを抑える効果も期待できるようですので、3食でどんどん食べたいところですね。

 

キーワード④n-3系脂肪酸

4つ目は、血液サラサラ効果でも有名な「DHA」や「EPA」などの n-3系脂肪酸。

 

• 青魚類（イワシ、アジなど）
• チアシード
• アマニオイル
• エゴマオイル
• 紫蘇油 などなど

 

これらは花粉が体に入った時に、炎症物質の出口に先回りして炎症物質が出るのをブロックし、症状が強く出るのを和らげてくれる働きがあるそうです。

ただ血液サラサラ効果もあるので、極端にガッツリ摂りすぎると、怪我をしても血がなかなか止まりにくい…など、ちょっとコワい事になる可能性もあります。

手っ取り早くサプリをガンガン大量に飲もう！的な作戦は、やめておいた方がいいでしょう。

 

花粉症が緩和できたら…

花粉症シーズンは地獄の毎日…の人も、もし花粉症を緩和できたら…

• 仕事・学業に集中できる！
• 鼻に常にティッシュ…が少なくなるかも！？
• 鼻水のダラダラがましになって安眠…
• 眠気よ…消えろ！！
• 目のかゆみがマシに…
• 薬による眠気減少！
• 鼻水が垂れる為のマスクから解放！？
• 外出が怖くない…！

１日も早く、花粉症の症状から解放されたい…！！！

 

花粉症に「良い成分」をこれまでお話してきましたが、でもちょっとそれ、全部１日で摂取するの…難しいんですよね…

全部摂取できたとしても、結構なお金がかかります。なおかつ、耳鼻咽喉科での医療費や交通費に時間…。ああ、お金が飛んでく～…！！

 

 

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花粉症にNGな 食べ物・飲み物

先ほどから話に何度も登場している、炎症物質「ヒスタミン」。実はこれは、食べ物にも多く含まれている事があります。

ヒスタミンを多く含む食べ物を好んで食べる人は、やっぱり症状の出方も違ってくる様です。できれば避ける様にすると、辛さも変わってきそうですね。

そんな厄介者のヒスタミンは、どんな食べ物や飲み物に多く含まれているのでしょうか。

簡単にまとめてみました。

 

また実は花粉症にかかる人は、食べ物で口の中や周りがピリピリしたり痒くなったりする「口腔アレルギー」の症状が出やすいと言う報告もあります。

先ほどの「ヒスタミン」を多く含む食べ物は、そうした口腔アレルギーやアトピー、食物アレルギーの原因になりやすい食べ物とかぶっている事も多く、特にキウイフルーツなどの果物は原因になりやすいと言われています。

あまり過敏になり過ぎるのも ちょっと疲れてしまいそうですが、お子さんなどが花粉症の方や、自分もアレルギー体質で当てはまりそうな方は、スーパーで買い物をする時にパッケージに記載されている「アレルギー表示」を参考にしてみるのも、いいかもしれません。

 

 

食べ物・飲み物で花粉症を完全に０にできる？

花粉症は、体の免疫システムが強く働く事で起こる、アレルギーの1つ。

杉や檜の「花粉」など アレルギーの原因物質が体に入ると、異物が入り込んだ事を察知する免疫センサーが強く反応しまい、「ヒスタミン」などの炎症物質が沢山作り出されてしまうことが、辛い症状の原因です。

アレルギー体質を食事で完全ゼロに治すのは、残念ながらできません（涙）

でも食べ物や飲み物を賢く選ぶだけで、アレルギーの出方を抑え、症状をラクにする事は、様々な研究機関で研究が進んでいて、成果や可能性が報告されています。

食事は毎日の事ですから、普段の生活でも取り入れやすいですよね。

 

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まとめ

冬もバレンタインでクライマックスを迎え、次はいよいよ春へのカウントダウンの始まり…。春といえば、出会いと別れと…花粉症（涙）…という方も多いと思います。

辛い花粉症の症状緩和に効果的な食べ物や飲み物について、お伝えしましたが、どんな栄養成分が、症状を和らげてくれ、何に多く含まれているのか、覚えていただけましたか？

善玉菌や植物ポリフェノール、ビタミン類やDHAなど、有効成分の含まれる食べ物・飲み物で、花粉症の症状を緩和。

正直、効果は決して強くはないので、ほとんど気休め程度かもしれません。

でもミーティングや車の運転、小さいなお子さんの育児で目が離せないなどなど、症状は辛いけど 眠くなりやすい薬に頼れない… という人も多いはず。

少しでも希望の光になってくれると良いなと思います。

関東地方や九州地方など 一部の地域では、すでに花粉症シーズン到来のニュースも流れ、天気予報では花粉の情報も登場しているようですね。

今や「日本人の5人に1人は花粉症」と言われる時代。

最近は小さな子供のうちから花粉症を発症するケースも多いようで、筆者の周りの幼稚園や保育園に通う小さな子供の中にも、すでに花粉症デビューしている子がチラホラです。

この若さで花粉症と一生の付き合い決定…と思うと、何ともしょっぱい気持ちになりますネ。

こちらの記事、良かったら参考にしてみてくださいね。