【保育園入園準備マニュアル】保育園の選び方と「未満児・以上児」別‼必要なものまとめ
出産を終え、産休をとっているママは数年後には職場復帰、子どもを保育園に預けますよね。
産休をとっていないママも、子どもが3歳になれば保育園に預けるはずです。どんな理由があれ、子どもはいずれ保育園に通わせるはず。
そこで、保育園に入園の申し込みはしたけれど…
いったい何を、いつから入園準備したら良いのか…特に初めての場合は分かりませんよね。
そこで今回は、入園準備はいつ頃から、どんな事をしたら良いのかを紹介します。
Contents
保育園の選び方
出産を終えて「さぁ仕事を始めよう」と思った時、まず考えるのが子どもを保育園に預ける事ですよね。
そう、まずやる事は、保育園探しです。
各保育園の情報収集をして、自分のニーズにあった所を選ぶ事が大切です。
- 職場や自宅に近くて、毎日送り迎えができるか?
- 残業や仕事の終わりの時間まで、子どもを預かってくれるか?
- 保育園の雰囲気は良いか?
今はインターネットでも調べる事が出来るので、まずはそこから始めましょう。
保育園の口コミなども、とても参考になりますよ!特に0歳の赤ちゃんを預けたい場合は、ミルクや冷凍母乳、離乳食の対応があるかも重要です。大抵生後4ヶ月〜預かってくれますが、そこら辺も良く確認しましょうね。
また預け出すのが4月でない場合、市役所などに問い合わせると、受け入れ可能な保育園なども教えてくれ、相談に乗ってくれます。
1人で悶々と考えていないで、一度足を運んでみるのも良いのではないでしょうか。
保育料の事もきちんと調べる
保育園では、その年の4月に0歳〜3歳未満の子どもを “未満児”、3歳以上〜の子どもを “以上児”と呼びます。
保育料は、未満児も年齢が低いほど高くなっていきます。特に私立の場合は、公立保育園と多少違うかもしれません。毎月きちんと払えるかも、確認しましょうね!
保育園入園準備①慣らし保育(未満児)
入園する保育園が決まったら、未満児の場合は「慣らし保育」をします。
慣らし保育とは、文字通り、保育園に慣れるための時間です。
生まれてからずっとそばに居るママ。子どもにとっては、唯一絶対の信頼出来る存在です。そんなママに、家ではない所、知らない人の中に1人置いていかれるのです。とても大きな不安で泣けてしまうのが普通です。
まずは、ママと一緒に保育室に入って遊ぶ事から始めます。
慣れてきたら、30分、1時間と少しずつママと離れる練習をするのです。大抵、遊びに夢中になっている間は平気でも、ふとした瞬間に思い出して泣きだしてしまいます。そんな時は無理をせず、すぐにママに迎えに来てもらうようにします。これを毎日続けて、徐々にママから離れられるようにするのです。
この慣らし保育は、本入園の1ヶ月ほど前から徐々に出来るのが理想です。
もちろん、子どもによっては1ヶ月もかからない子もいるでしょう。そしたら、そのまま入園しても良いか相談すれば良いです。もし1ヶ月後も泣けてしまったとしても、全く知らない場所に置いて行かれる訳ではありません。
時間が許すのなら、なるべく長い時間、慣らし保育を出来るようにするのが良いでしょう。
保育園入園準備②卒乳と哺乳瓶・マグ慣らし(未満児)
まだオッパイを飲んでいる赤ちゃんを保育園に入園させたい時は、哺乳瓶やマグマグでミルクが飲めるようにしなければなりません。特に、寝る時の添い乳は止めなければなりません。
母乳で育てている場合、お腹が空いていなくても、不安な時などもオッパイを吸いますよね。しかし、保育園ではママがいないので、オッパイを吸う事が出来ません。かと言って、急に哺乳瓶の乳首を吸えと言われても、ゴムの匂いが嫌だったり触感や温度が違ったりして嫌がる赤ちゃんもいます。大好きなママの匂いがしないので、無理もないですよね。
そこで、家でオッパイを吸うのをやめるのと同時に、哺乳瓶でミルクを飲む練習をする必要があるのです。
大好きなママにもらうミルクで、哺乳瓶に慣らしていきましょう。もう離乳食を食べているのなら、哺乳瓶ではなくマグマグで飲むと、コップに移行していきやすですよ。
また、粉ミルクに抵抗がある方やオッパイが張ってしまって仕方がない方は、冷凍母乳という方法もあります。
しかしこれ、一定量を搾乳しては専用の袋に入れて、日付を明記して凍らせなければならないので、手間がかかります。また、与える側もきちんと管理し、解凍しなければならないので、冷凍母乳をしたい場合は、保育園に可能かどうか確認しましょうね。
保育園入園準備③生活リズムの見直し(未満児)
誰でも新生活というのは疲れたり体調を崩しがちになりますよね。まだ生まれて何年かしか経っていない赤ちゃんなら、尚更です。
そのため、入園してから急に保育園の生活リズムに合わせようとしても、ストレスを感じたり体調を崩したりしてしまうのです。
そこで入園前から、普段の生活リズムを保育園の日課に近づけて、体を慣らす必要があるのです。
未満児の場合の日課
- おやつ前に排泄
- 10時に午前のおやつ
- その後排泄し、主活動(遊ぶ)
- 主活動後に排泄
- 11時前後〜昼食
- 昼食後に排泄
- 12時前後〜お昼寝
- 15時前に起床、排泄
- 15時頃おやつ
- 帰りの準備をして15時半ころ降園
もちろん、園によって排泄のタイミングや日課が多少違ってくるので、できれば聞いてみるのが良いでしょう。
上の子を入れていたママ友だと、聞きやすいですよね!
保育園入園準備④予防接種(未満児)
赤ちゃんは、最初はママの母乳から免疫をもらっています。
しかし生後6ヶ月を過ぎた頃から、母乳の免疫力は低下していき、自分で病気と闘って免疫をつけていくようになるのです。
そのため、未満児で保育園という集団生活に入っていくと、様々な病気に感染します。
中でも、ひどい嘔吐や下痢の症状が出て重い脱水症状になってしまう可能性のある“ ロタウイルス”や、高熱が出て感染力の強い“ インフルエンザ”が流行している時は注意が必要です。
特に秋から冬場に入園する時は、入園前にこれらの予防接種を受けておく事をオススメします。
ここで注意したいのが、予防接種を受ければ、「必ずかからない」という訳ではありません。しかし万が一発症してしまっても、症状が軽く済む事が多いです。子どもの回復も早いので、仕事を休む期間も短く済むと考えましょうね!
入園に必要なもの(未満児)
用意を始めるのは、入所説明会に参加してからで良いでしょう。
実際に使用している物を見せてくれるので、とても参考になります。書面だけを見ても、なかなかピンとこない物ですからね。
必要となる物~未満児の場合~
- オムツ、おしりふき
- 着替え
- 使用済みのオムツや着替えを入れるもの
- エプロン
- 布団
※それぞれの園によります
着替えを入れる着替え袋がいるとか、使用済みの物を入れるものはバケツだったり袋だったりするなど、各園で違いがあります。また、各園で他にも用意するように指示がある物もあります。エプロンの数や形状も違うので、きちんと説明を聞いてから用意しましょうね。
それでも分からなかったら、聞いてみるのが一番!
意外に細かい指定があったりするので、自己判断で用意していかない方が効率が良いでしょう。
逆に、入園が決まったらすぐに用意すると良いのが、名前付けグッズです。
子どもの持ち物全てに名前を付けるのは、全国共通。特に「お名前ハンコ」は、入園時期に注文が殺到する物です。早め早めに用意をしておくと、すぐ使えて良いですよ!
保育園入園準備①生活リズムの見直し(以上児)
3歳児で保育園に入園する場合、それまでのお家での生活リズムと保育園のリズムが異なる場合があります。
昼食や昼寝の時間など、ずれてしまっていると苦労するのは子どもです。
保育園の基本スケジュール
- 9時には登園完了して遊びに入る
- 11時〜12時頃に昼食
- 13時前後にお昼寝
- 15時前に起床
- 15時におやつを食べて帰宅
このリズムを、入園前の生活に入れて朝と夜のリズムを作ってみると、入園してから子どもも親も楽でしょう。
また、お昼寝は家ではない所、環境の違う所で寝なければなりません。敏感な子にとっては、お昼寝の時間が苦痛に感じるかもしれません。
お昼寝布団などは早めに用意し、保育園で使う物を家でのお昼寝でも使用すると、お家の匂いや一緒に寝たママの匂いが染み付いて良いかもしれませんね。
保育園入園準備②園解放に参加(以上児)
保育園では、月に一度位のペースで園解放をしている所が多く、未就園児、特に来年度年少の年齢の子ども達が集まります。
もし、入園する保育園が決まっているのであれば、園解放には毎回参加しましょう。
子ども同士もママ同士も顔見知り、お友達になるので、入園してから心強いですよ!
どんな保育園なのか、どんな先生がいて、どんな雰囲気なのかも知る事が出来ます。何か不安があるのなら、保育士の先生にどんどん相談していきましょう!
子どもも、これからママと離れて通う保育園に徐々に慣れていく事が出来ます。お気に入りの遊具や遊びが見つかると、入園してからも楽しみになるでしょう。こんないい事ずくめの園解放。
この機会を上手に使って、4月からの新生活の準備をしていきましょう!
保育園入園準備③トイレトレーニング(以上児)
トイレトレーニング。この言葉に悩まされているママも、多いのではないでしょうか。
親としては、保育園に入園する前にオムツをとってあげたいと思いますよね。そんな親の思いとは裏腹に、一向にパンツで失敗してしまう…何て事もよくあります。
実はこの排泄の自立。子ども一人一人、外れる時期とタイミングがあり、どんなに親が焦っても仕方のない事です。親が焦って出来ない子どもを怒ってしまうと、逆にトイレが怖くなってしまい、なかなか進んで行かないものなのです。
オムツが外れた子のママに聞くと、大抵のママが「ある日突然」という事を口にします。早い子は、本当にいつの間にかとれてしまうのです。
もし「いつトイレで出来るんだろう」と焦っているのなら「トイレでできたらいいな」と思い直してみましょう。一生オムツをしている訳ではありません。
ママの出来る範囲の事、決まった時間にトイレに誘ったり、成功したら凄く褒めたりをして、トレーニングを進めましょう。
入園前にとれてしまえばラッキーですよ!
入園に必要なもの(以上児)
未満児と比べ、以上児は用意するものが変わってきます。用意するのは、入所説明会で説明と実物を見てからが良いでしょう。
必要となる物~以上児の場合~
- 通園カバン
- 手拭きタオル
- 弁当箱、弁当袋
- コップ
- 上履き
- 着替え、着替え袋
- 布団
- 汚れ物いれ
※こちらも園によって様々です
弁当箱はアルミ製が良いとか、上履きは指定の靴だとか、こちらも様々な指示があり、これ以外にも園によって用意するよう指示が出るものもあるでしょう。
未満児と違って以上児は、自分で自分の事をします。一番は、子どもの扱いやすいもの、分かりやすいデザインなどを選んであげるのが大切でしょう。
以上児は特にきちんと、見落としの無いように記名をしましょう。靴下などは両方に名前を書いておかないと、すぐ行方不明になる可能性がありますよ!
自分で容易に脱ぎ着出来る服である事も、大切です。
着替えや着ていく服は、ブランド物の高い服は必要ありません。ジャージのような動きやすいもの、その上汚れてしまってもいい服を着ていくようにしましょうね。リサイクルショップなどで購入するのも良いでしょう。
保育園入園まえに「病児保育」を確認しよう!
未満児でも以上児でも、子どもを保育園に預けて働き出すという事は、仕事での社会的責任がのしかかってくるという事です。特に、正規職員で仕事復帰をする方は、仕事を休む事が難しくなるのではないでしょうか。
子どもが具合が悪くなってしまったけれど、どうしても仕事が休めない…旦那さんも仕事を休む訳にはいかず、かと言って祖父母に預ける事も出来ない…
女性の社会進出と核家族化によって、今はこんな悩みを抱える人も珍しくはないのです。
そんな時に頼りになるのが、「病児保育」というもの。
子どもが発熱していたり、感染症にかかってしまって保育園を休まなければならない時に、親に代わって子どもの世話をしてくれる所です。
しかしこの病児保育は一般保育料より高いのと、人数制限がある事が多いので、各自治体に確認をして早めに登録を済ませておく事をオススメします!
子どもにとっては、病気で心も弱っている時に、大好きなママやパパが居ないのは不安で仕方がないでしょう。出来る限りどちらかが仕事を休んで、お子さんと一緒に居てあげられるようにしましょうね!
それでも都合が悪い時には、お子さんに説明して利用しましょう!
三歳児検診は終わりましたか?
以上児が保育園に入園する頃に受ける、三歳児検診は受けましたか?
三歳児検診って、何をするの?三歳児検診とはどんなもので、どのような事をするのかを紹介していますので、まだの方は検診前に確認しておくと安心ですよ!
まとめ
このように未満児でも以上児でも、保育園に入園させる前には、物だけでなく心の準備も必要です。
私も、来年度に息子が年少さんで保育園に入園予定です。
保育園で使う物を今から徐々に準備して…と考えていましたが、入所説明会は12月。焦らず、この説明会を聞いてからにしようと思います。
それよりも、生活リズムを保育園に合わせる事を始めなければ!と気がつきました。私自身も、新しい生活に慣れていかなければならないので、今から生活リズムを整えなければ。
園解放は必ず参加してお友達を作ってくこと、息子のトイレトレーニング…失敗しても、深呼吸して応援していこうと思います。
保育園に入園を考えている皆さん!
是非、親子で今から少しずつ保育園というものを意識して、慣らしていきましょうね!!