夕方「くすみ」の化粧直しのやり方。簡単&綺麗に仕上げるコツ
夕方に目立ってくる「くすみ」の化粧直しのやり方・コツをご紹介。
ところで、、、くすみの化粧直しの方法は、乾燥肌・オイリー肌・混合肌・インナードライ肌…みんながみんな同じ方法ではないってご存知ですか?
それは、肌質によって「くすむ原因が違う」からです。
夕方くすみの化粧直しは「肌質別」でなきゃ綺麗に仕上がらない!…と言ってもいいほど。
ここでは、肌質別にポイントをご紹介していきます。
Contents
夕方に目立つ「くすみ」化粧直しのやり方は?
通常のメイク直しなら、
- メイクの上から軽く保湿して
- ファンデやパウダーなどでおさえる
で完了です。
でもこれでは「夕方のくすみ改善のメイク直し」としては不完全!!!
直したてはきれいに仕上がったとしても、おそらく一時間もしないうちに、くすみが気になってくるはずです。
くすみのメイク直しの重要ポイント…朝つけてから時間が経ったファンデーションを、まずはオフすること。
「でも日中にわざわざメイクを落とすなんて大変…」と思っても大丈夫!あまり手間もかからず、簡単にメイクオフ&メイク直しする方法があります。
- 乾燥肌
- 混合肌・インナードライ肌
- オイリー肌
ご自身の肌質に合った項目を読み進めてみてくださいね。
ではまず乾燥肌から、詳しくご紹介していきましょう。
くすみの化粧直しのやり方「乾燥肌編」
手順は、
乳液コットンでメイクオフ
→オイルイン化粧水
→アイクリーム・練りタイプのハイライト(パウダータイプはファンデの後)
→ファンデーション
詳しく紹介していきます。
【乾燥肌向け】くすみの化粧直し手順 ①
1.保湿してキメを整える
まずは、コットン+乳液でメイクを拭き取ります。
乳液を含ませたコットンで優しくファンデを拭き取ることで、乾燥肌に足りない油分を補いながら、優しく肌をリセットでき、その後のファンデーションが綺麗に仕上がりますよ。
小さい容器に詰め替えて、コットンと一緒にポーチに入れておくと便利です。
その後の化粧水は、オイルインタイプの化粧水ミストスプレーがおすすめ。
乳液でオフした肌につけたら、手のひらで押さえるようにして、化粧水をなじませましょう。
メイク直し時に肌を保湿して、乱れたキメを整えることでくすみが改善されます。
乾燥肌の場合、保湿スプレーのみでのメイク直しは角質層に潤いが届きにくいですし、水分だけ与えても保湿不足!
ポイントは「メイクを落としながら、必要な水分と油分を与えること」です。
- おすすめ オイルインタイプの化粧水ミスト
粒子の細かいミスト状の化粧水。メイクの前はもちろん、メイクの上からも素早く肌に潤いを補給し、その後のファンデやパウダーの持ちを良くします。
【乾燥肌向け】くすみの化粧直し手順 ②
2.ファンデは少量をトントンとおさえるように
ファンデはできれば…リキッドやクリームタイプが乾燥を防いでくれるのでベスト◎!
コツは、朝つけるときよりもごく少量を薄ーく。伸ばすというより、トントンとおさえるようにして肌になじませたら、仕上げにスポンジでトントンと押さえましょう。
- どうしても時間がないという人は・・・
パウダリーファンデでもかまいません。その場合なるべく、保湿成分配合のタイプを選んでください。
でもパウダリーは乳液の油分でヨレやすいので、まずファンデを少量取った後、手の甲にトントンとつけて量を調節してから、直したい部分に少しづつトントンと押さえるようにつけていきましょう。横に滑らせるようにつけるとヨレる可能性があるので注意!
【乾燥肌向け】くすみの化粧直し手順 ③
3.目の周りはアイクリームで、保湿&血色UPを!
夕方にできる目の下の黒っぽいクマには、まずアイクリームで保湿しましょう。
クリームを少量指に取り、手の甲で薄くのばした後、目元の気になる部分にチョンチョンと優しくつけます。
その上から、ごく少量のファンデをトントンと押さえながらつけると、クマがきれいに隠せますよ。
また目元は皮脂腺が極端に少なく乾燥しやすい部分なので、乾燥肌の人は特に、メイク直しの時もしっかり保湿+カバーしておきたいですね。
- おすすめ アイクリーム
- 5g
- 参考価格:税抜1,500円
ジェル状の美容液でメイク直し時につけてもヨレにくく、なじみやすい。目元にトントンと優しくなじませましょう。
【乾燥肌向け】くすみの化粧直し手順 ④
4.パール系ハイライトで、ツヤと明るさをプラス
乾燥肌は時間が経つと肌にツヤ感がなくなってしまうことで、くすみが一層強調されてしまいます。
そんな肌には、パール系のハイライトでツヤ感をプラスするようにしましょう!
ハイライトは
- Cゾーン(目尻側の目の下から目尻にかけての部分)
- 目頭と鼻の付け根の間の部分
の2か所につけると効果的。くすみ顔が一気に明るくなりますよ。
目の周辺につけるので、できれば保湿成分が配合されているものがベストですね。
■セザンヌの、パールグロウハイライト
- 参考価格:税抜600円
超微細パールで肌の内側から発光したようなツヤと明るさをプラス♪プチプラだけどヒアルロン酸などの保湿成分配合なので、乾燥しがちな目元でも安心して使えます。
■ルナソルの、 グロウイングデイスティック
- 参考価格:税抜3,000円
高い保湿効果のあるオイルが配合された、スティックタイプのハイライト。オイルだけどベタベタせず、自然でみずみずしいツヤ感と透明感がでます。
くすみの化粧直しのやり方【混合肌・ドライオイリー肌】
混合肌・ドライオイリーの場合、皮脂がくすみの原因です。
保湿することで過剰な皮脂も抑えることができるので、結果くすみを改善・予防することにつながります。
乳液コットンでメイクオフ
→オイルイン化粧水(※要ティッシュオフ)
→練りタイプのハイライト(パウダータイプはファンデの後)
→ファンデーション
詳しく紹介していきます。
【混合肌・ドライオイリー肌向け】くすみの化粧直し手順 ①
1.余分な皮脂をオフして保湿
まずは乳液をコットンに浸し、くすみが気になる箇所のファンデーションを優しく拭き取り落とします。
その後、オイルインタイプの化粧水をつけ、手のひらでなじませてから、ティッシュオフをして。
乳液オフも化粧水後も、肌表面の余分な油分をなるべく残さないことを心がけましょう。
【混合肌・ドライオイリー肌向け】くすみの化粧直し手順 ②
2.ファンデは少量をトントンとおさえるように
■リキッドファンデーション…ごくごく少量を、ポンポンと肌になじませ(伸ばすのはNG)、トントンとスポンジでおさえて仕上げます。
■パウダーファンデーション…直接肌にのせる前に、手の甲でパフのファンデを落とし、メイク直しする箇所をポンポンとおさえます。これはヨレを防ぐ為で、横に滑らせるようにつけるとヨレる可能性があるので注意!
☆ちなみに、リキッドファンデでのメイク直しの方がおすすめです。
【混合肌・ドライオイリー肌向け】くすみの化粧直し手順 ③
3.フェイスパウダーは軽く。色味はワントーン明るめを
全体的に量は薄めに。量が多過ぎると乾燥しやすくなってしまうので注意しましょう。特に目元や頬など、乾燥しやすい部分は薄くを心がけて!
パフだと多くつきやすいので、できればブラシで軽くサラッとつけるようにしましょう。
もしパフを使う場合は、Tゾーンにつけた後、パフに残っている分だけで他の部分をつけるようにするか、どうしても乾燥が気になる部分にはつけないようにしましょうね。
朝よりも夕方は肌のトーンが下がってくすむので、お直し用のフェイスパウダーをワントーン上の色にすれば、透明感と明るさプラスに◎!
【混合肌・ドライオイリー肌向け】くすみの化粧直し手順 ④
4.ハイライトでくすみをオフ
黄色いくすみ肌には三角ゾーン(目の下から鼻の横の部分)にピンク系やラベンダー系のハイライトカラーを入れると一気にくすみが消えて、朝のつけたて時の明るさを取り戻します。
他にも、パール系のハイライトでツヤ感を出すのも◎。でもパール系は三角ゾーンにつけるとテカリに見えやすいので注意。
くすみの化粧直しのやり方【オイリー肌】
全体的に過剰な皮脂でテカテカになってしまうオイリー肌は、皮脂酸化によって、朝つけたファンデの色が時間が経って濃く暗く変化してしまうため、肌が黄色く茶色っぽくくすみやすくなります。
オイリー肌のくすみのメイク直しは「皮脂対策」がカギでしょう。
スポンジでメイクをオフ
→化粧水ミスト、ティッシュオフ
→フェイスパウダーをつけてから、ファンデーションを塗る
→仕上げにハイライトを!
詳しく紹介していきます。
【オイリー肌向け】くすみの化粧直し手順 ①
1.スポンジでメイクを落とし、化粧水ミスト&ティッシュオフ
まず顔全体をスポンジで拭き取るように、オフしていきましょう。こうすることで崩れたファンデと余分な皮脂を一緒に取り除くことができます。
※乳液でのメイクオフは、オイリー肌の場合、油分を肌に残しやすいので、避ける方がベター。
次に化粧水ミストをスプレーし、肌表面に残っている崩れたファンデを浮かせて、ティッシュオフ。
これで皮脂オフ&メイク直し&肌の水分補給が完了します。
【混合肌・ドライオイリー肌向け】くすみの化粧直し手順 ②
2.パウダリーファンデーションの前にフェイスパウダーをつける
次にパウダリーファンデーションでおさえる…といきたいところですが、オイリー肌の場合は「パウダリーの前にフェイスパウダーをつける」のがおすすめ!
フェイスパウダーはパウダリーファンデよりも粒子が細かく皮脂吸収力が高いので、ファンデより先につけることで皮脂によるくすみや、メイク崩れを予防することができます。
オイリー肌とはいえ、つけ過ぎると乾燥や粉っぽさの原因になるので、つけ過ぎには注意しましょう。
パフにパウダーをつけたら、パフを擦り合わせて手の甲にいったんつけ、余分なパウダーを落としてから肌にのせて。
パウダーはおさえるようにしてつけた後、きれいな面のパフで肌をクルクルと撫で、パウダーを肌になじませましょう。こうすると粉っぽさが抑えられ、自然なツヤと透明感がでてきれいですよ。
【混合肌・ドライオイリー肌向け】くすみの化粧直し手順 ③
3.仕上げにハイライトでくすみ&肌の色味カバー
オイリー肌の人は夕方のくすみの他にニキビや肌の赤み、毛穴などが気になりやすいことも…。
その場合、ライトグリーン系やイエロー系のフェイスカラーを、ブラシで気になる部分につけると、自然にくすみも肌の色味もカバーできます。
あまりパールの多いものだとテカリに見えてしまうので、できればマット寄りのものがベスト。
肌質によってくすみの色や原因が違う
乾燥肌や混合肌など…肌質によって、同じくすみでも「色」が違います。
基本的に、
- 乾燥肌…黒っぽく、グレーっぽいくすみ
- 混合肌やドライオイリー・オイリー肌…黄色っぽいくすみ
の傾向があります。
■乾燥肌の「黒っぽいくすみ」は乾燥によるキメの乱れと、血行不良によるものが主な原因。
乾燥によってキメが乱れてしまうと、肌の表面が毛羽立ったように凸凹ができてしまい、光が乱反射を起こし、そこに影ができることで肌全体が暗く黒っぽく見えてしまうからです。
また冷えなどで血行不良を起こすと、肌に水分や栄養が行きわたりにくくなり、肌は乾燥します。血行不良は肌の血色を悪くさせるので、黒っぽいくすみを引き起こしてしまいます。夕方になるにつれ目立ってくる目の下のクマが、その代表的なものになるでしょう。
そしてそのほかの肌質に起こりやすい「黄くすみ」は皮脂酸化によるものが主な原因です。
乾燥などで肌内部の水分量が低下すると過剰な皮脂分泌を引き起こし、時間が経つことでその皮脂が固まってしまったり、つけているファンデーションの色味を暗く濃く変化させてしまうことで肌が黄色っぽくくすんでしまうのです。
「乾燥肌だけど黄色くくすむ」という人は、そもそもファンデーションの色が肌に合っていないか、糖化が原因かもしれません。
まとめ
日中は忙しくて「大がかりなメイク直しは手間…」ですよね。そんな方は是非、ここで紹介した「簡単にくすみの化粧直しする方法」を参考にしてみてくださいね。
通常のメイク手順は、下地後ファンデーションですが、今回紹介の化粧直しの方法だと、下地を省いたとしてもファンデーションがきれいに仕上がります。
化粧直しとしては、乳液が「ファンデーションがきれいにつくように肌を整える」という、下地の基本的な最低限の機能を果たせるので、下地を省いたとしても充分きれいに仕上がるのです。
ただ「持続性」を重視するならば、やはり下地をはさむほうが最適です。(ただ化粧直しで下地までつけるのはちょっと面倒?)
簡単を取るか、持続性を取るか…で下地を使用するかしないかを選べばいいですね!