「子供の花粉症は、何科を受診?」検査方法・薬・費用について
鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、咳…
さらには、子供だからもしかすると、症状をうまく伝えれず、辛い思いをしているかもしれません。
自分の子供に花粉症の疑いが…その時、「子供の花粉症は何科にかかればいい?」「子供でも花粉症のになる?」の疑問…。
この記事では、花粉症は何科を受診するのかだけでなく、花粉症検査の方法、処方される薬の事や、幼い頃から花粉症に悩まされてきた私の花粉症対策法を紹介しています。
Contents
子供の花粉症の症状
子どもの花粉症の症状で一般的なのは…
- 鼻水(透明のもの)
- くしゃみ
- 目を痒がる
- 目の充血や、よく目をこする
- 鼻の中を痒がる
- よく鼻血を出す
症状が出るのは大人と同じく、花粉が多くなる時期。花粉の飛び回る時期って、ちょうど暖かくなってきた春や、肌寒くなってきた秋など、季節の変わり目が多いです。
子どもって、すぐに熱を出したり、季節の変わり目で風邪を引いたりしますよね。熱が出ても、割と元気な子が多いもの。
ましてや鼻水やクシャミ、目のかゆみなどではくじけません!熱もないし元気だし…と花粉症と疑わず、様子を見てしまいがちなんです。
しかしどんなに元気でも、上記のような症状がある場合、もしかしたら、花粉症かもしれません。
子供の花粉症検査は何科を受診?
じゃあ、花粉症っぽい症状が出たら…
- 何科に行けばいいの?
- 子供の花粉症だから、小児科を受診すればいいの?
- 鼻水が出るから耳鼻科?目が痒いから眼科?
- 症状によって病院を変えたほうがいいの?
いろいろ悩む所ですが、答えは、
子どもの花粉症で病院を受診する時は、耳鼻科の病院へ行きましょう。
耳鼻科は大人の行く病院というイメージがありますが、もちろん子供でも診察してくれます。
鼻の奥がどうなっているか専用の器具で細かく診て、鼻の中の状態を確認。血液検査によるアレルギー反応の検査をしたりして、その結果に基づいて薬を処方してくれるのです。
何故小児科でなく耳鼻科なのか、と疑問に思う方もいるでしょう。
小児科の診察の基本は問診と触診なんです。花粉症かも…?と小児科を受診しても、ほとんどの小児科では鼻の中や目の状態を観察する程度なのです。
子供にとっても辛い、花粉症の症状
実際私も、小学生の頃から花粉症に悩まされています。
私は小さい頃から鼻が弱く、慢性鼻炎でよく病院に通っていました。少し体調を崩すと鼻水が沢山出て、中耳炎になったり熱が出たり。
挙句には蓄膿症の手前まで悪化して、耳が聞こえにくくなったり、鼻づまりに悩まされたりしていました。
そんな私は、常に鼻水をかむ習慣がついていたので、はっきりいつから花粉症になったかは定かではないのですが…記憶を辿ると、小学校3年生頃には花粉症の時期に、水のような鼻水と目のかゆみ、鼻の中のかゆみを感じていました。
目が痒くて腫れるまでかいてしまったり、鼻の中なんて指が届く訳ないのに鼻を外から刺激して、よく鼻血を出していました。
周りの友達に同じような症状の子がいなかったのも辛かったです。どうして自分だけ?と母に泣きついた事もあったようです。
大人でも辛い花粉症。子どもにとっても、辛いものなのです。むしろ子どもだからこそ、うまく症状を伝えられないこともある…って事、理解してあげたいですね。
花粉症の検査方法
花粉症の病院での検査は、次の3つが一般的とされているようです。
- 血液検査
- 鼻水を採取する検査
- 皮膚反応テスト
小児科で調べる時は血液検査、耳鼻科などでは鼻水検査・皮膚反応テストが多いようです。
私の場合、耳鼻科での花粉症検査で、皮膚反応テスト・鼻水検査をしたのかと思います。大きな綿棒のようなもので、鼻の中をグルグルと。。結果は数日かかります。
いつも鼻の中に何か器具を入れられて治療していたので、子どもの私は特別検査とは気づきませんでした…笑
耳鼻科での花粉症検査の様子
実際私も、幼い頃から鼻炎がひどく、毎週のように耳鼻科に通っては鼻水を吸ってもらって薬をもらいました。そんな私が花粉症の症状が出た時も、もちろんいつも受診する耳鼻科で診てもらったのを覚えています。
母が花粉症の場合、小児科より耳鼻科を受診したほうがいいと知っていたかは分かりませんが…定期検診のついでだからだと思います。。笑
医師にいつものように鼻の中を診てもらい、鼻水を吸ってもらった後、検査をすると言って別室へ。どうも私は、すでに花粉症だろうという診断が下りていたようです。
母は「もしかしたら花粉症かもしれないから、何の花粉で出てるのか調べてもらってー」と軽い感じ。痛い事とかされないか不安でしたが「そんなに痛くない」「すぐ終わる」という母の言葉を信じて検査を受けました。
別室に行き椅子に座ると、まさかの針登場に腰が引け、「お母さんの嘘つき!」
そんな私の気持ちなど知らず、医師は私の腕に何か薬?のようなものを垂らし、針でチョンと傷をつけてその反応をみるという検査。
腕に何箇所も傷をつけられ、しかも結果が出るまでしばらく待たなくてはいけなくて、すぐにでも家に帰りたかったです…。
もう20年以上前の話なんですが、2017年の今もこの皮膚反応テストは花粉症検査の1つとしてメジャーな検査なようです。
結果は…杉やヒノキはもちろんのこと、ブタクサやハウスダストなどまで反応が出たと言われました。その頃から、私はアレルギー体質だという事がはっきりわかったのです。
あの頃は、耳鼻科に連れて行った母に怒りしかありませんでしたが…今はいち早く耳鼻科に連れて行ってくれた母に感謝です。
花粉症の検査は保険適用内?
気になる費用ですが、基本は保険適用内で行うことができるようです。地域で子どもの医療費補助があると思いますが、その範囲内でできるのです。
私の検査した頃は、まだ地域で子どもの医療費補助制度は無かったと母が言っていました。それでも、恐ろしい金額ではなかったとも…
それを思うと、今は金額を気にせず検査してあげられるので、悩む事はなく検査をしてあげましょうね!
ただし、医療費補助の年齢制限があるので、早めに検査をしましょう。
下の画像の中には、花粉症に効く良い食べ物と、悪化させてしまうかもしれないダメな食べ物があります。
パッと見、美味しそうな柑橘類の果物や、体に良さそうな食べ物達ですが、花粉症の人にとってはNG食品も…。
花粉症で耳鼻科に行くまでに、できれば摂取を控えたい、そんな食品・花粉症に良いと言われている食品も、お子さんの為に参考にされてみてくださいね。
花粉症の薬ってもらえるの?
病院で花粉症と診断された場合、子供でも花粉症の薬を処方してもらえます。
どんな薬かというと…
- くしゃみや鼻水に効果のある内服薬
目のかゆみに対しては、点眼薬が処方されます。薬局でも買えるエスエス製薬のアレジオンなんて聞いた事・CMで目にした事ありませんか?アレジオンが代表的な処方薬です。
- 点鼻用ステロイド薬
くしゃみ、鼻水、鼻づまりに効果が高い薬です。鼻の粘膜に直接作用するために、副作用や眠気が少なく効果を得られるそうです。
- 喘息の治療にも使用される、鼻づまりに効果的な薬
もし花粉症だったら…子供の為に覚えておいてほしい事
私が処方された薬は、点眼薬と点鼻薬。
母に目薬をさしてもらうと、市販のものとは全く違って痒みが治る!その記憶があるので、大人になって市販のものをさした時の物足りなさといったらありません。笑
目に薬を落とすのは少し怖いけど、慣れると目薬をさすのが大好きになりました(笑)
私は花粉症で鼻水が水のように流れた数日後、すぐに鼻づまりを起こしてしまう子でした。鼻づまりで息ができない上に、耳まで詰まった感じになってしまうんです。そんな時、目薬といっしょに病院でもらった点鼻薬を母がさしてくれました。
点鼻薬って、鼻の中に薬を直接入れるので、鼻に水が入った時のように、少し痛いんです…。
しかも点鼻薬が最終的には喉に落ちるので、とても気持ちが悪かったです。お子さんんにさしてあげる時、点鼻薬は「痛い・気持ち悪い」って事、覚えておいてあげてくださいね。
しかしそんな痛さや気持ち悪さを乗り越えると、あんなに詰まっていた鼻がスッキリ!
なんだこの魔法の薬は!?と思ったのを覚えています。その時は知りませんでしたが、さすがステロイド…。この点鼻薬には、高校生くらいまでお世話になった気がします。
病院へ行ってから花粉症はどのくらいで治る?
親である私たちが一番気になるのが、病院へ行ってからどのくらいで花粉症が治るかではないかと思いますが、私の経験上では、病院に行ったからと言って、花粉症が完治する訳ではないです。
小さな頃に花粉症になってから今まで、花粉症の時期はクシャミ、鼻水、目のかゆみに絶賛悩まされ中です!汗
花粉症ってアレルギーなので、他の病気のように薬を飲んだからって治るものではないんです。その人の体質なのです。
花粉症の疑いがあれば、早めに対処を!
完治するのは難しくても、早めの対処法で軽く済ませる事はできます。
花粉症の時期の2週間前を目安に受診して、薬を飲むと、私の経験上、花粉症の症状軽減に効果的と感じています。
また、薄めたアレルギー物質を体に作用させ、アレルギーに対しての免疫を高めて、反応を起こさないようにすり免疫療法もあるようです。こちらの方法は2〜3年かかるようなので、即効性はありません。もし興味がある人は医師に相談してみてはいかがでしょうか?
この早めの対処は、私も大人になってから。
大きくなってからは、「花粉症になる前に、病院で薬を処方してもらうと良い」という事は、良く耳にし、周りでも「病院に行ってきた」という人が多くいました。
しかし…幼い頃に病院に通いすぎてか(言い訳です)、部活や仕事が忙しいからと病院に行きませんでした。不思議なことに冬の間は、「なんか大丈夫な気がする」と思うんです。そして、春になると後悔…という繰り返しでした…笑
出産をして大分楽になった今から思うと、本当におマヌケな青春時代だったな…と思います。
私が試した花粉症対策
普段から蓄膿っぽかった私は毎日薬を服用していました。子どもができて今思う事は、私の母も、小さな私にこれ以上薬を飲ませたくなかったのでは?病院に頼らず、様々な花粉症対策を2人で模索していた…そんなエピソードが多いです。
効果を実感した花粉症対策法
花粉症は、鼻がムズムズ痒くなります。鼻の中の手の届かない所が痒いので、どうしても鼻をグリグリ外から刺激してしまうのです。
そのため幼い頃の私は花粉症の時期になると、しょっちゅう鼻血を出していました。
そこで母が聞いてきたのが、鼻洗浄。
多分、専用の液を鼻の穴に入れて口から出すというものだったはずなのですが…母は「水でもお湯でもOK」と思ったらしく。
まずは自分で試して、鼻を洗ったら調子が良かったので私に勧めたのです。「お母さん、鼻洗ったら気持ち良くなったよ!やってみ?」と言われました。
やってみ?と言われても…怖くてできないと断ると。。お風呂のシャワーの時にやってみたら?とゴリ押し状態。
渋々やってみると、最初は痛いけどやった後はスッキリ!
鼻が痒かったり、詰まって苦しかったりしたら試してみるといいかもしれません。
ある日母が職場の同僚の方から、「ヨーグルトもらったー」と嬉しそうに帰ってきました。しかも、そのヨーグルトを食べれば花粉症が良くなると言うんです!
ヨーグルトは大好きだったので、大喜びで母の策略にはまりました。このカスピ海ヨーグルト、食べきらないで牛乳を足せば無限に作れる、コスパ最高なヨーグルト。母がゴリ押しするのが分かりました…笑
でもこのカスピ海ヨーグルトを1年程食べ続けていたら、あんなにひどかった私の花粉症が軽くなったんです!
もし興味がある方は、試してみてはいかがですか?
私には効果なし!失敗した花粉症対策法
これも、母がどこからか聞いてきた方法で、ルイボスティーを飲むと、花粉症の症状が良くなるとの事。
早速薬局でゲットしてきて、私に飲ませてくれたのですが…小さい頃、麦茶や緑茶しか飲んだことのない私には、ウェっとなる位まずく感じ…
さらには、頑張って飲んだからといってこれといった効果もない…。継続して飲まなければいけなかったのですが、すぐに諦めました。。
失敗など様々ありますが…効果の感じ方は人それぞれですが、一度試してみる…のも1つかなー?と感じています。
まとめ
このように、子どもも花粉症になる可能性はあるのです。
もし花粉症?と疑う場合は、耳鼻科を受診しましょうね!
花粉症は、大人もつらいですが、子どももつらいものです。むしろ子どもだからこそ、うまく症状を伝えられないこともあるんです。
花粉症の時期、少し敏感になって様子を見てあげてくださいね!
そして早めに病院へ行って、なるべく軽く過ごせるようにしてあげましょう!