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もうすぐ出産。入院に向け準備「陣痛から出産までのリアル」

 2019/02/26 新着記事
 

もうすぐ出産の私の、心境は「不安、怖い」。

興味深い、妊娠・出産にまつわるリアルな話。知っておきたいけど、知りたくない…陣痛がおきて、出産するまでのこと。

産院では案内してくれない、入院中にあると便利だった準備品と合わせて、紹介しています。

もうすぐ出産「陣痛がおきて、出産するまで」

一人目の出産経験を書きます。

 

 

予定日は11月17日でしたが、健診では9ヶ月頃から「頭が平均よりも大きめだから、早めに産んだ方がいいよ。正産期入ったらたくさん歩いたり、運動してね」と言われていました。

 

医師からのこの言葉はとても衝撃でした。

 

妊娠8ヶ月まで正社員の保育士として、重たいお腹を抱えながらも子どもを相手に朝から晩まで働いていたので、

何となく「これだけ動いているんだから、大きく産まれることはないかな?きっと安産で、すぐに産まれる気がする?」と勝手に決めて安心していた部分があったので、、、

 

退職してからも、仕事の時ほどは動きませんが、それでもなるべく体を動かすようにはしました。とにかく早く産みたかったので…。

妊婦にいいとされる家の雑巾掛けをしたり、季節的にも暑くもなく寒すぎることもなかったので、意欲的に近くの公園でウォーキングをしたり、階段の昇降をしたり。

 

予定日の11月17日より早めに産みたい…

私の焦る気持ちとは反対に、予定日はどんどん近付くばかり…

 

お腹が重く、妊娠後期によくある恥骨痛や、胃が圧迫されて起こる吐き気、さらには臨月にもなると、成長した胎児に対しお腹が狭いので、少しの動きでも胎動がとても痛く、、、

身体・精神共にやられ、完全に弱気になり、涙を流すことも多かったです。

 

早めに産みたいと思いつつ、ついに予定日前日。

 

この日は旦那の仕事が休みだったこともあり、一緒に公園を散歩したり、近くのスーパーで買い物をしました。

帰宅した夕方5時頃、トイレに行くと薄いピンク色の血が混じっていて、すぐに「おしるし」であると直感!

その瞬間「もうすぐ会える…!」という期待感で胸がいっぱいになったこと、今でも覚えています。

 

おしるしがあれば、すぐにでも陣痛がくるのでは?と思っていましたが、そんなこともなく…普段通りに夕飯と入浴を済ませました。

少しがっかり・・・。な気持ちで、就寝前のトイレに行くと、夕方とは違う鮮血が…!

 

それでもまだ!腹痛はなかったので、とりあえず眠りに付きましたが、夜中の2時頃腹痛で目が覚める事に…!

 

生理痛のような軽い痛みでしたが、念のため間隔を図ってみると、8~10分間隔の痛み…

 

最後の助産師外来で言われた「初産婦は10分間隔の痛みが1時間続いたら、一度連絡を」の言葉。

1時間続くまで・・・定期的にくる痛みを我慢しました。

 

 

これから起こる出産に向け、少しでも眠り、体力を残しておくべき…わかってはいましたが、もうすぐ我が子に会えると思うととても眠ることなどできず、旦那まで起こして巻き添えにしてしまいました(笑)

 

痛みが出てから、一時間経過!

この時点で産院に連絡し「来て下さい!」をもらい、夜中に旦那と共に病院へ!

 

陣痛がきている最中の、車の振動は辛かった…。

病院に着いたのは、朝4時頃。

ベッドに横になり、何やら機械を付けられ待っていると「いい陣痛の波が来てるから、このまま入院しましょう!」と言われました。

 

どれだけ遅くても、お昼には産まれるのかな?なんて勝手に思っていましたが、それは大きな間違いで、想像を絶するものでした・・・!

 

産まれているだろうと思っていたお昼頃はまだ半分くらいのものでしたが、その時には陣痛がくると「うう、痛い。」と言わずにはいられないくらいの痛みに…。

助産師さんに「歩いたり階段昇降すると早まるよー」と言われ、階段昇降をしたものの、波がきている時には痛みで動くことなんてできませんでした。

 

お昼ご飯が出ましたが、食べられない…。

「少しでも食べないと、これから体力もたないよ!!!」と、助産師さん。陣痛の波が和らいだ合間に無理やり口に運びました…!

その後も途中何度か助産師さんが様子を見に来てくれましたが、

「喋る余裕あるならまだまだだね。もう喋ることなんてできなくなるよー」

・・・そんな不安をあおるようなこと言わなくても…!!!・・・心が折れかけました。

そこからどんどん痛みは強くなり、波がくると、思い切り叫び続けていました…。

 

そんなさなか内診をしてもらうと、赤ちゃんの向きがよくないので、降りてこられないと…。

四つん這いにされ、腰を振る運動を強制。

この時、陣痛の痛みが耐えられず泣き叫んでいるのに、さらにこんなことまでさせられて、まさに生き地獄のよう…。

 

「目を開けて!叫ぶと体力なくなるだけだよー」

なんて言われても、、、、、

経験したことのないあまりの痛さに叫ばずにはいられず、、、、

終わりの見えないこの時間に、泣きながら「まだですか!?」何度も聞いていた記憶が薄っすら…。

 

この間、立ち会いをしてくれていたのは旦那と妹でした。二人に両手をつないでもらっていましたが、陣痛の波がきている時には、握りつぶしてしまうんじゃないかというくらい握っていました。

 

そして21時頃、子宮口全開ということで、ついに分娩台へ・・・!

 

 

すでに体力の限界を迎えていた私ですが、とにかく練習通りにいきみました。

 

途中「会陰切開しますね」と言った、先生。

切られるなんて絶対に痛い…!と思っていましたが、陣痛の方がよっぽど痛く、会陰切開の痛みは全く感じませんでした。

 

練習していたのがよかったのか?いきむのは上手くできていたようです。

 

5回ほどいきんだ時、息子が産まれました。

 

この時の「終わったーーーーーーー」という達成感、一生忘れることはないと思います。

 

陣痛がすっとなくなり、その瞬間まで悩まされていた、喉に異物が突っかかているようなつわりの感覚も嘘だったかのようになくなり、ただただ涙が溢れました。

旦那も妹も泣いていて、陣痛中泣き叫び「もう無理、産めない」とずっと弱気を吐いていた私を、ずっと励ましてくれていたこと、本当に感謝の気持ちで一杯でした。



 

もうすぐ出産【入院に向け準備する物】

私がお世話になった産院では「分娩室に持ち込む物」と「入院時の持ち物」で、バッグを2つに分けて準備するよう指示がありました。

産院から必ず案内はありますし、全てを挙げるととても細かくなってしまうので、どこの産院でも基本的に必要なものや、案内されないけど、出産を経験してあった方がいいと思ったものを厳選して紹介します。

 

分娩時に持ち込む物

  • 前開きのパジャマ

出産後、着替えを助産師さんが行ってくれるので、着替えさせやすい前開きのパジャマがいいと思います。

また入院中は母乳の指導が多くなるので、すぐに授乳ができるようにという理由から、前開きを指定してくる産院が多いです。

 

  • 夜用ナプキン1袋

出産後から悪露が始まり、人によってはこまめに替えなければならない程の量が出るため、多めに持っていくといいでしょう。

 

  • 産褥(さんじょく)ショーツ

テープで開けるようになっているので、毎回脱ぐ手間なく、入院中も悪露の確認ができるから。

 

  • ストロー

私の経験からも、友人との会話の中でも絶対にあった方がいいのがストロー。

陣痛の痛みが強くなってくると、なかなか座って飲み物を飲むことが困難になるので、ストローがあると横になっていても水分補給できて、おすすめです。

ペットボトルに付けられるタイプのストローは、100均にだって売っていますよ♪

 

入院時の持ち物

  • 授乳用ブラジャー

授乳期は胸が張ったり母乳が溢れ出ることも多いので、締め付けのない、ワイヤーが入っていないものが楽でよかったです。

出産後から授乳が終わるまでの長い期間、使用しますよ!

 

  • 母乳パッド

授乳期は、母乳の出がいい方だと、下着が濡れてしまうほど母乳が出ます。

私もとても良く母乳が出る方で、授乳間隔がいつもより空いたり、夜中いつもより長く寝てくれた日には朝方母乳パッドをしていても、服が濡れてしまうほど!

 

  • 退院時に赤ちゃんが着る衣服

入院中は産院のおくるみを着させてもらえますが、退院時用に、一式用意する必要があります。産院の前で写真撮影をする場合が多いので、セレモニードレスを用意する人が多いようです。

 

出産前にしておいた方がいいと思う事

  • 美容院

出産すると、美容院に行くのも出産前とは全く違います。

施術メニューの時間によって授乳間隔は大丈夫か、美容院に行っている間、子どもは誰に見ていてもらうか…。

出産後はどうしても子ども優先で考えなければいけないことがあるので、出産前最後のリラックスタイムとして美容院に行っておくのもいいと思います。

 

  • 外食

出産前は気軽に行けますが、出産後になかなか行くことができないのが、外食です。

私の経験からですが、出産後に外食に行くとなっても「赤ちゃんがぐずらないか」、「急いで食べないと!」と思って、ゆっくりと食べられません。

妊娠中は体重管理も重要なので、気にしながらも外食も楽しんでください。



 

妊娠9ヶ月、私ももうすぐ第2子出産予定

私は現在、妊娠9ヶ月。もうすぐ第2子を出産予定。

つまり二度目の妊娠ですが、陣痛の痛みを知っているからこそ、より不安があります。

 

「またあの痛みを経験しないといけないのか、次は何時間かかるんだろう…」

考え始めると怖くなり、涙が出てしまう日もあります。それくらい私にとっては、本当に想像を超越した痛みでした。

 

ですがその痛みを乗り越え、ようやく会えた我が子の愛おしさは格別であることも、知っています。

 

 

十月十日お腹の中で一緒に過ごし、胎動を通じて、生きていることを教えてくれていたこと。

産まれた瞬間から今日までも、これからも「この世で一番愛しい存在」であること。

 

私は一度流産も経験しているので、妊娠=出産が当たり前ではないことを痛感しています。妊娠をして無事に出産できることは、本当に奇跡。

今回また妊娠できたこと、ここまで順調にお腹の中で育ってくれたことに感謝して、その日が来るのを待ち望んでいます。

 

 

予定日検診の日に急きょ、帝王切開での出産と決まりました。

帝王切開での産後直後「出産0日目~退院まで」の様子

 

まとめ

行けるなら旅行も、出産前に行けるといいですね。

ベストな時期は、安定期に入る妊娠6ヶ月頃。一般的につわりも落ち着いてきて、体調が安定してくるからです。

この時期を過ぎるとお腹もどんどんと大きくなり、動くのも大変になることや、妊娠後期のマイナートラブル(腰痛、頻尿、恥骨痛など)が出てくるだけでなく、急な破水の可能性もあるので、遅くても7か月頃までには行っておいた方が安心できますよ。

出産後は、とにかくこれまでの生活とは180度違う生活が待っています。2,3時間おきに授乳をし、おむつを替え、ある程度大きくなってきたら離乳食を開始。本当に育児に追われてバタバタしてしまうので、なかなか旅行に行くことができません。

夫婦2人での生活から一変、出産後はなかなかゆっくりと過ごすことができないので、行きたいところがあったり、思い出作りをしたい気持ちがあるなら、出産前に行くことを強くおすすめします。

 

私は6ヶ月の時に新婚旅行も兼ねて、飛行機に乗って北海道へ行きました。まだそこまでお腹も大きくなく、歩きにくいということもなかったので、経験からしてもこの頃がいいと思います。

 

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ライター紹介 ライター一覧

美コツ編集部

オーストラリア東海岸、在住。自然の美しさ、そこに暮らす自然体のままの人々とふれ合う中で、「豊かさ」とは、なにか、健康とは、美とは…を学んでいます。
また1年のうち、半年間づつ東京とを行き来し、日本で最新美容情報を収集しています。
オーガニック最先端国と呼ばれる、ここオーストラリアからそんな生活の中から培った様々なノウハウを発信していきます。

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