赤ちゃん訪問の内容。専門家へ無料質問できる、良い機会でした!
私が経験した赤ちゃん訪問の内容ですが、子育ての知識を持つ専門家が家に来て、子育てで不安に思っていた事や悩みを聞いてもらって、気持ちが楽になりました。
産後まもなくで寝不足や疲れている時に嫌だな…お茶を出すのも手間だし…という声も聞いた事がありますが、赤ちゃんの為だけでなく、母親・父親支援の目的もあるので、私的にはとてもありがたかったです。
どんな事をするのか理解しておくと、メリットが見えてくると思うので、私が経験した「こんにちは赤ちゃん訪問」の内容について、お話していきます。
Contents
赤ちゃん訪問の内容
私の場合、今回の2人目の赤ちゃん訪問は、午前10時から約45分間でした。
事前の連絡で希望時間帯を聞いて頂き、上の子を保育園に送って少し掃除など済ませてからがよくて、この時間にしたんです。
2人目育児なので赤ちゃん訪問は今回が二度目。
上の子の時には40代くらいの助産師さん、今回は50代くらいの看護師さんが来てくれ、どちらも女性で、一人での訪問でしたね。
訪問した時の赤ちゃんの様子にもよるかとは思いますが・・・
私の場合は、訪問してすぐは授乳後だった事もありご機嫌だったので、赤ちゃんの測定からスタート。
スムーズに進めるため、訪問前に「母子手帳と、フェイスタオル1枚(体重測定で使用)」を用意しておくといいと思います。
身長、胸囲、頭囲、体重を計測。
産後1ヶ月健診から赤ちゃん訪問日までの赤ちゃんの体重を計算して、一日に何g増えているのかを出します。
我が子は平均よりもかなり多めに増えていましたが、成長曲線におさまっていたのと、完全母乳だったので特に問題ないということでした。
「あげすぎていたんだ!」など、自分一人じゃ気付かなかった事を専門の人に指摘してもらえるのは、とてもありがたいことですよね。
次に赤ちゃんの腕や足の開き具合をチェックしたり、音の鳴るおもちゃに反応するかどうかを見ます。
測定した数値は、母子手帳に記入してくれます。
赤ちゃんの健診が終わると、今度は母親の問診に。
産院での1ヶ月健診でも行うのですが、母親の精神状態をチェックする「エジンバラ検査」というものを行います。
用紙にいくつかの質問があり、5段階で答えていくものです。
質問は例えば「明確な理由もないのに涙が出た」や「自分を傷つけたいと思った」、「我が子が愛しいと思う」など。
この質問に答えることにより、産後うつ状態であるかどうかの判断材料になるそうです。
その後は、看護師さんの質問にひたすら答える時間が続きました。
・悪露はまだあるか
・授乳は、完全母乳、完全ミルク、混合のどれか、一日に何回あげているか
・夜の授乳はどうか、辛くないか
・赤ちゃんはよく寝るか、昼と夜で差はあるか
・うんちの状態は(母子手帳についている便の色分け表で確認します)
・家事などはできているか
・夫はどのくらい協力してくれているか、夫以外に実家など近くに頼れる人はいるか
・・・などです。
一つ一つの質問にただうなずくだけではなく、解決できるような策を提案してくれたり、「大変だよね、でもこれから楽になっていくからね」と共感して励ましてくださり、とても親身になってくれました。
母親が育児をするのは当たり前かもしれないですが、それでもこうして褒めて認めてもらえるだけでも心はとても軽くなりますし、また頑張ろうと思えます。
その後は、市で行っている子育て支援サービスの紹介や、子育てセンターの紹介を受け、終了です。
赤ちゃん訪問…お茶は出す?
一応お茶は出しましたが、お茶を飲みながらゆっくり話をするというよりかは、マニュアルに沿って進めていく…という感じだったので、飲まずに帰られました。
基本的には最低でも産後6週目までは母親は産後の体を休ませるよう助産師さんから指導されるくらいですし、生後1か月の赤ちゃんを育てているので、母親は当然寝不足ですよね。
そんな中でも掃除をして、さらにお茶出しのことまで考えてしまうと、赤ちゃん訪問が憂鬱になってしまいませんか?
もちろん綺麗な服に着替えたり、化粧をする必要もありません。私は完全に部屋着で、髪の毛も軽くまとめただけでした。
赤ちゃん訪問で質問した事
上の子に比べて下の子が夜あまり寝てくれないことが多く、昼間は授乳間隔も2時間半から3時間空くのですが、夜は1時間半で起きてしまうことが多かったので、「母乳が夜は足りていないのか」ということを質問しました。
「赤ちゃんは生後2か月までは昼夜逆転だから仕方ない部分があるけど、お母さんは本当に眠いよね。3ヶ月くらいになると少しずつ夜眠る時間も長くなってくると思うから、頑張ってね。」とアドバイスを頂き、このまま完全母乳で頑張ろうと思えました。
赤ちゃん訪問の目的
赤ちゃんが元気にすくすく育っているか?お母さんも子育てに不安はないか?何かあったら相談してくださいね、一人で抱えず、地域で子供を見守っていきましょうね!
…この様に、赤ちゃんの成長だけでなく、母親を支援する目的もあります。
助産師・看護師さんなど専門家からアドバイスが受けれる、赤ちゃんだけでなく、ママにとって頼もしい制度です。
本来は生後28日以内に行われ、里帰りなどの事情がある場合は、生後60日までに行われます。
私は産後1週間里帰りをして、産院での1ヶ月健診をちょうど生後1か月の時に行い、赤ちゃん訪問はその2週間後に来てもらいました。(生後44日)
赤ちゃん訪問、1ヶ月健診との違い
1ヶ月健診は出産した病院で行います。
妊娠中から出産、退院後まで全てを診察してくれていた病院なので、当然一人ひとりの患者の情報や状態も細かく把握していますから、安心ですよね。
また母乳測定をしてもらえるのも、産院での健診の大きな特徴でしょう。
1ヶ月健診では、
■赤ちゃんがこの1ヶ月でどのくらい成長しているのか
■一日何gずつ大きくなっているのか計算
■母乳のみで育てているのか
■ミルクを足しているのか
・・・などお母さんに詳しく様子を聞いてくれます。
その上で実際に助産師さんが側について、赤ちゃんに授乳をして何g増えているのか測り「ちゃんと飲めてる?」をチェック!「赤ちゃんが飲みやすい態勢になってる?」…授乳時の姿勢なども細かく指導してもらうことができます。
また1ヶ月健診では、赤ちゃんにK2シロップなるものを飲ませます。
まだ母乳やミルクしか飲めない赤ちゃん、母乳やミルクにあまり多くは含まれていない栄養素:ビタミンKを補ってくれる、甘いシロップのようなものだそうですよ。
1ヶ月検診の日から、2週間ごとに最低6回、家庭で飲ますように処方してもらえます。
このビタミンKが不足すると「乳児ビタミンK欠乏性出血症」になってしまう可能性があるそうで、この病気になってしまうと、吐血や頭蓋内出血などの症状が出るとの事…。
それを防ぐための、K2シロップ、だそうです。
飲ませる量は1回1mlと、飲んだかどうかも分からないような量で、どの赤ちゃんも飲んでくれると思います!&味も甘いらしく…我が子も一切嫌がりませんでしたよ♪安心してくださいね。
さらに1ヶ月健診では赤ちゃんの成長を確認するだけでなく、お母さん自身の産後の体の状況や、心の状態をケアする「産後ケア」の目的もあって、必ず受診した方がいいと思います。
対して、赤ちゃん訪問は…
一方、赤ちゃん訪問は各市町村の自治体が行っている制度で、断ることもできますし、実際に断る方も少なくないようです。
産後間もなく行われるので、どうしても体調が優れない場合や、家に人を呼ぶことに抵抗がある人は断ることもあるそうです。
個人的な意見ですが、病院での1ヶ月健診よりも赤ちゃん訪問の方が、時間を気にせず気になることを色々聞ける面でも、自分の家で行うので移動の手間もなく、リラックスできる点でもおすすめです。
生後1か月までは基本的にお母さんも赤ちゃんも外出することができず、どうしても家にこもってあまり家族以外と会話をする機会もないので、助産師さんや看護師さんと会話をするだけでストレス発散にもなりますよ!
来るきっかけは?どうやってアポを取る?
私の住んでいる市では、出生届を役所に提出する際に赤ちゃん訪問についての説明がされ、日程を決めるために連絡の取れる電話番号を伝えます。
後日、担当する方から連絡がきて、日程と時間を決めましたよ。
まとめ
赤ちゃん訪問の内容は、赤ちゃんの身体測定から始まり、親の問診もあります。
私はお茶は一応出しましたが、マニュアルに沿って進んでいくので、出さなくても全く問題はないでしょう。そんな事で赤ちゃん訪問を嫌、めんどうに思うより、赤ちゃん訪問の目的である親のサポート支援を大いに活用し、この機会に質問してみてはいかがでしょうか。
産後すぐは外出もあまりできず、人と話す機会も激減すると思うので、意外な息抜きにもなりましたよ♪