保育園にベビーカーを置けない時の「送迎」は?…雨の日は?
保育園にベビーカーを置けない時の送迎…みんなはどうしてる?
ここでは、元保育士の筆者の勤務した保育園「ベビーカー置き場がない保育園の送迎」について、紹介しています。
ベビーカーの預かりがない保育園…がネックで、入園を諦めようとしている方、ベビーカーが置けない事は承知していても、雨の日はベビーカーに乗せていくか悩んでいる人の参考になれば幸いです。
保育園にベビーカーを置けない時の送迎方法
通う予定の保育園で、ベビーカーの預かりがない場合…みんなはどうやって子供を送迎してる?
の疑問に対して、私の勤務した保育園で多かったのは、次の4つです。
- 車
- 自転車
- 公共交通機関(バス・電車)
- 抱っこ紐・徒歩
車での送迎が一番多かったですが、自転車での送迎も多かったです。
自転車のメーカーによっては、生後9ヶ月から乗せられるベビーカーがあるそうです。
「ベビーカー置き場がない」というのは入園説明会や、入園式の時に各自確認済みということもあり、大半の方は車や自転車で登園されていました。
ベビーカーで送迎している保護者は、大変ですが、時間に余裕をもって登園し、一度自宅に置きに帰って、出勤されていたかと思います。
私の勤務していた保育園は、特にベビーカーを園に置いていってはいけない、という決まりはありませんでしたが、置き場所もなかったので置いていく保護者はいなかったんです。
登園後に電車やバスを利用して勤務先へ向かう方は、抱っこ紐を使っていて、園の子どものロッカーに小さく収納していましたよ。
まだ保育園見学の段階なら…
保育園を選ぶ際、保育内容や園児の規模等…重視する点は保護者によって様々だと思いますが、「実際にその園に入所させると…自分の通勤はどうなる?」をしっかりイメージすることで、どのような園が最適か、見極めることができるかと思います。
子どものための保育内容が充実していても、送迎時が苦痛になってしまってはお母さん自身が疲れてしまうと思うので、
■朝は車での登園者が多いが、駐車場は何台停められるのか
等、しっかりと確認しておく方がいいと思います。
私が勤務していた園は、駐車場はありましたが5台しか停めることができず、登園者が一番多くなる時間帯は、駐車場待ちに長い車の列ができていました。
雨の日…保育園送迎はやっぱりベビーカー?
子供が自分で傘をさして歩けても、どうしてもいつもより歩くのが遅くなってしまう…。
時間のない朝は待ってられないのが、正直な気持ち…。
ベビーカーはそろそろ卒乳の時期だけど…雨の日はベビーカーでも仕方ないのかなぁ…。
理想としては・・・
雨というのが前日の時点でわかっているのなら、いつもより少し早めに起きて、家を出られるようにすることだと思います。つまり、ベビーカーは使わないという事。
0歳児や1歳児で、まだ歩くことが安定しない子や、抱っこやベビーカーに乗せられるのが好きな子であれば、ベビーカーにレインカバーを付けて登園すればいいかなと思います。
月齢にもよりますが、2歳児頃になると、歩くだけでなく「走る、跳ぶ」ということも少しずつできるようになってきて、どんどん運動面が成長していくので、子ども自身動くことがとても楽しく感じる時期でもあります。
「自分で何でもやってみたい」という意欲がとても強く出る時期でもあるので、「傘をさして歩きたい」というのであれば、それを叶えてあげるのがベストでしょう。
その気持ちを優先して、尊重して伸ばしてあげることが、今後のその子の成長発達に大きく影響を与えるとも言えます。
ただ「朝はバタバタしていて、そんな余裕なんてない!!」…同じ母として、よくわかります…。
そんな時ほどつい、「早くして…!!」と急かしてしまったり、時間短縮にもなるベビーカーに乗せてしまいたい気持ちも、ホントよくわかります。
実際に私も1歳半になる息子を保育園に連れていきますが、その日の気分によって、駐車場から園まで歩きたがり、抱っこしようとすると大暴れ、なんてこともよくあります。
かといってのんびり歩いている時間もなく…自分だけが焦る、という繰り返しです。
それが雨の日ともなると「傘」というものまで登場してきて…余計に時間が遅くなってしまいます。
保育士の頃、様々な保護者を見てきましたが、よほど勤務時間に余裕のある保護者を除いては、みなさん焦っていることが表情に出ていて、切羽詰まった状況であることの方が多かったです。
子どもも、欲求が満たされないまま、お母さんと離れて保育園で過ごすことになってしまいます。 それなら少し早く家を出て、お互いに気持ちよく離れ、それぞれの時間を過ごしたいですよね。
ベビーカーでの保育園送迎はいつまで?
みんな何歳くらいまで、ベビーカーで送迎してるもの?
一般的にベビーカーに乗るのは、2歳から3歳頃までかと思います。
この時期は、歩き方にも個人差が大きい時期でもあるので、しっかりと歩行が安定しているようであれば、基本的にもうベビーカーは必要ないかと思います。
保育士目線で言わせて頂くと、ベビーカー卒業は早ければ早い方がいいです。
先ほども述べましたが、2歳から3歳にかけては身体の成長が大きい時期でもあるので、歩く機会を増やすことで、子ども自身も自分の動きがよくわかるようになり、できることが増えることに喜びを感じます。
その大切なタイミングを逃さず、楽なベビーカーに逃げずに向き合ってほしいですし、自分の足で歩く、行動することを習慣付けた方が、後々保護者の方も楽になるはずです。
私の息子は1歳過ぎから本格的に歩き始めましたが、その頃から、よほどの長距離ではない限り、ベビーカーは使っていません。
ある時、階段を昇りたい素振りをしていたので、やらせてみることにしました。
初めてはそれはそれは慎重に…。抱っこすれば数秒で行けてしまう階段を、何分もかけて上りました。
それ以来、階段は必ず自分の足で上りたがるようになり、時には抱っこで済ませたい時もありまたが、ぐっと堪え、息子の意思を尊重するようにしたところ、数回目でスピードが格段に速くなり、最近ではハイハイスタイルでのぼっていたのが、壁に片手をおいて二足歩行でのぼれるようになったのには驚きでした。
子どもの成長の早さに本当に驚かされたと同時に、「今の時期を大切にしなきゃ!」と痛感!
ベビーカー卒業の4・5歳でも、雨の日だと時間がかかるから…ベビーカー送迎はあり?
雨の日の送迎は本当に憂鬱ですが、4・5歳にもなればベビーカーは避けるべきです。
ベビーカーに乗せることよりも、子どもが楽しく歩きたくなるような対策を考えた方がいいかと思います。
4・5歳であれば友だちの輪も広がり、色などの好みも出てくるので、子どもの好きなカッパや傘を選んで買ってあげるのもいいと思います。
それだけでも雨の日が待ち遠しくなり、きっと自発的に歩いてくれると思いますよ♪
まとめ
私の経験から言うと、ベビーカーが置けない保育園への送り迎えは、主に4つ。
- 車
- 自転車
- 公共交通機関(バス・電車)
- 抱っこ紐・徒歩
保育園から自宅まで徒歩圏内で、仕事までに置きに帰れる距離であれば、子供を朝送った帰りはベビーカーを空のまま押して帰る事もできるでしょう。
雨の日の送り迎えは、自分で歩けるようになった年齢であれば、理想はベビーカーなし…が私の意見です。
確かに忙しい朝…ベビーカーに乗せてしまった方が楽なんですが…子供の自主性の為にも、なんとか時間を作る事ができれば…ベストかな?と…。