毛深い赤ちゃんの原因は遺伝?「我が子は一生、毛が濃いの!?」
可愛い赤ちゃんがお腹の中から出てきてくれて、ママもパパも大喜び♪
嬉しい反面、「生れたての赤ちゃんなのに、既に体毛が濃い!!」とビックリしましたか!?
新生児と言えば、ツルツルのお肌なイメージ…。
そんな想像とは裏腹に、毛深かったとき、もしかして異常なの?遺伝!?と、不安になってしまいますよね。特に女の子だと、将来毛深い女の子になってしまうのでは…と気が気ではないはずです。
赤ちゃんが毛深い原因っていったいなんなの…?の疑問を解決します!
Contents
赤ちゃんは毛深いもの!?
実は、赤ちゃんの顔や背中が毛深い…と感じるパパ・ママは意外にも多いものです。
では、なぜ赤ちゃんの体毛が濃いのでしょうか???
生まれて間もない赤ちゃんの体毛は、「胎毛」である事が多いです。
この「胎毛」とは、赤ちゃんが胎児だった時に体に生えていた毛のこと。いずれ抜け落ちるので、心配いらない事がほとんどです。
●キーワード2:胎脂
生まれたての赤ちゃんの体や頭についていた白い脂のようなものを「胎脂」と言います。
胎脂は、ママのお腹の中にいる時に、まだ未熟な肌を守ってくれる役割をしていたものです。
この胎脂が簡単に剥がれないようにと生えているのが、胎毛なのです。胎脂は、胎毛に絡まる事で、羊水の中でも流れず、赤ちゃんの肌を保護してくれていました。
- 毛深い赤ちゃんの体毛の正体は、胎児の頃の名残りなんです。
赤ちゃんが毛深いという事は、自分をしっかり守るための防衛装置がきちんと働いていた証拠なんですよ!
妊娠後期になると、赤ちゃんの肌が強くなり、胎毛は徐々に薄くなっていきます。
しかし、生まれてからしばらく赤ちゃんの背中や顔、手足に残る事があるのです。これには個人差があり、体毛が薄い子もいれば濃い子もいます。
毛深い原因
①遺伝
毛の濃さは、遺伝が原因の事が多くあります。両親だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんの毛深さが遺伝する事もあります。
しかし遺伝が原因の場合でも、赤ちゃんの時の毛深さでそのまま成長していく事は稀なのです。
毛穴の数というのは、成長しても増える事はありません。
大人に比べて皮膚面積が小さい赤ちゃんは、毛穴が密集しているのです。そのため、赤ちゃんはより、毛深い印象に映ってしまうというわけです。
いつまでも毛深いという赤ちゃんは、あまりいません。体が大きくなれば、毛穴の密度も低くなり、毛深い印象は無くなっていくので、安心して下さいね!
我が娘も、出産直後はとても毛深かった事を覚えています。
待望の女の子で、立ち会った旦那は、嬉しすぎて瞬きも忘れて彼女を見つめていました。ずーっとニコニコしていたのですが…
私の処置が落ち着いて、初めて旦那が私に言った言葉が、
「毛深いね。。。女の子なのに…」
あんなに嬉しそうだったのに、そこ!?とビックリしました!!!
確かに言われてみれば…、上の息子に比べて少し背中に毛が多くあるな、と思いました。
旦那は男性ですが体毛は薄く白肌で、女の私からすると羨ましい限り。もし遺伝であれば、どちらかと言うと毛の濃い私に似てしまったのかな…と思いました。
なんだか申し訳ない気持ちになりましたが、まだお腹の中から出たばかり。「きっと大丈夫」と、疲れた私が旦那を慰めた記憶があります。笑
そんな娘も、先月で一歳になりましたが、背中の毛深さは気にならなくなりました。
旦那も最近では、毛深いと言わないですよ。
特に女の子だと、毛深さは気になるところですが、しばらく様子を見てみてもいいのではないでしょうか?
②ホルモンによる影響
赤ちゃんの毛深さは、時に病気が原因の事もあります。
人間の毛の濃さは、ホルモンに影響されます。そのため、ホルモンを分泌する副腎や下垂体、卵巣なの病気が原因という事も考えられるのです。
ホルモンの過剰分泌やバランスの崩れを起こすと、毛深くなっていく事があります。
特に女の子で、成長過程で異常に沢山の毛が生えてくる場合は、男性ホルモンと女性ホルモンバランスが崩れて「多毛症」になっている可能性があります。
顔や胸、背中や太ももなどは、成人男性にしか生えない部位です。
そこに密集して毛が生えてきて気になる、という時は一度小児科で相談してみると良いでしょう。
③ステロイドの副作用の影響
ステロイド剤の副作用でも、体毛が濃くなる事があります。
「産まれた直後にあった体毛は抜け落ちたのに、しばらくしたらまた濃くなってくる。」という場合には、ステロイド剤の副作用が疑われます。
赤ちゃんでも、アトピー乳児発疹等で、ステロイド剤を処方される事はあります。
もし、赤ちゃんにステロイド剤を使用していて毛の濃さが気になる場合は、処方された小児科や皮膚科に相談してみましょう。
赤ちゃんの毛深いのはいつまで続くの?
先ほども言ったように、赤ちゃんは大人に比べて皮膚面積が狭いため、毛深く見える事が多いです。
これは、成長して体が大きくなるにつれて目立たなくなっていくものです。
また、生まれた時に体中にびっしり生えている産毛は、自然に抜け落ちたり、洋服や布団の上で寝返りをうった時に擦れて、だんだん抜け落ちて薄くなっていきます。
赤ちゃんがヨチヨチ歩けるようになり、一緒にお散歩に出かけるようになる、一歳半頃にはほとんど目立たなくなります。
もちろん個人差があるので、その子の成長に合わせて、焦らずゆったりとした気持ちで見守ってあげたいところです。
もし中学生くらいになっても気になる場合には、お肌を傷めないように、毛の処理の仕方や処理後の肌の手入れの仕方を教えてあげるといいかもしれませんね。
私も、小学校高学年になった頃、自分の腕に生えている毛が濃いと感じて悩んだ事があります。
今思えば、それほど気にするほどでは無かったように感じますが、当時は周りの子と比べてしまってトラウマでした。
母に泣いて相談したところ、カミソリはまだ危ないからと言って、除毛剤を買ってもらって処理したのを覚えています。
やっぱり女の子は、気になるところ。私も母のように、娘に相談されたらきちんと対応してあげたいな、と思います!
毛深い体毛は処理してもいいの?
大人の私達は、体毛が生えてくるとカミソリで剃ったり、薬剤を塗ったりして処理をしますよね。それがエチケットでもあります。
では、赤ちゃんの毛深い体毛も同じように処理をしてもいいのでしょうか???
赤ちゃんの肌は、大人よりも柔らかくデリケートです。
カミソリを使って体毛を剃ると、肌を傷つけてしまうので、やってはいけません。また、毛抜きでぬいたり除毛クリームなどの使用も、やめましょう。
赤ちゃんの肌は刺激に弱いので、炎症を起こしてしまう可能性があります。
体毛は、赤ちゃんの皮膚を守る役割もあるので、そのままにしてあげて下さいね!
赤ちゃんが成長して、小中学生になって悩むようであれば、その時は相談に乗ってあげる事が大切ですよ。知識の乏しい状態で、子どもが自己処理をしてしまうと、皮膚のトラブルになりかねませんからね。
赤ちゃん筆のススメ
赤ちゃんが毛深いと、体毛問題で悩んでいるパパ、ママは、赤ちゃん筆の存在を知っていますか?
可愛い赤ちゃんの時、記念として、写真や日記、手形足形などで残す人も多いですが、これらの他にも、赤ちゃんの初めて切った髪の毛で作る「赤ちゃん筆」という方法があるのです。
ママのお腹の中にいる時から赤ちゃんに生えている産毛の事を、「胎毛」と呼び、胎毛は、毛先が細くなっているため筆の毛に適しています。
赤ちゃんの初めて切った髪の毛(胎毛)で作る筆、赤ちゃん筆とは、別名「胎毛筆」とも呼ばれます。
赤ちゃん筆の意味
筆を作る事で、
- 「子供健やかに成長するように」
- 「頭脳明晰に育つように」
- 「字が上手くなるように」
という願いが込められた記念品です。
ごく稀に、胎毛白髪混じっている事がありますが、これは「福白髪」と呼ばれる幸運の証なので、見つけた際には是非、赤ちゃん筆に加えて下さいね!
赤ちゃん筆はどこ作れる?
赤ちゃん筆の作る専門メーカーは、全国にいくつかあります。
自宅美容院でカットした赤ちゃんの髪の毛を持ち込んだり、郵送で送ったりして作ってもらいます。
よく美容院に「赤ちゃん筆作れます」という張り紙やのぼりが立っている事がありますよね。
メーカーと提携している美容院であれば、カットから製作申し込み、筆の受け取りまで全て美容院で出来てしまうので、オススメです!
赤ちゃん筆の相場は?
赤ちゃん筆の価格は、製作メーカーによって異なりますが、8,000円〜10,000円が相場といったところです。
筆の太さや軸の質、桐箱の有無などによっても値段が変わってきます。
家紋入りや水牛の軸を使用した高級なものだと、100万円以上あうるものもあるようですよ!びっくり!
どのくらいでできる?
製作期間は、一般的に1〜 2ヶ月です。
細工を施す度合いによっては、3ヶ月ほどかかる場合もあります。
必要な毛の量はどのくらい?
筆を作るためには、長さ5〜7センチ胎毛を、大人の小指太さほど必要とされています。
もちろん、筆の太さによりますので、一度問い合わせてみるといいでしょう。
私の周りでも、赤ちゃん筆を作る友人は結構います。
聞くたびに、うちの子も残してあげたいなーと思っているのですが、結局作れずじまい。
長男に至っては、もう何度も髪の毛を切ってしまっているので無理でしょう。私のように後悔しないように、是非、行動にうつして下さいね!
まとめ
このように、赤ちゃんが毛深いと言う事は、心配する事ではないです。
それでも、特に女の子だった場合は、大きくなったら…なんて不安になりますよね。
もし、赤ちゃんが大きくなって悩むようになったのなら、その時にきちんと処理の仕方を教えてあげましょうね。
今は心配する必要はないですよ!
子どもの成長を楽しみに、親子で素敵な時間を過ごして下さいね!
赤ちゃん筆などの記念グッズを作りながら、子どもの成長を楽しみにしていきましょうね!