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突発性発疹になった!保育園はいつから行けるの!?

 2017/01/16 育児
 

ママの母乳の抗体が切れると赤ちゃんが経験する、突発性発疹という病気。

うつるかどうかの心配もあって、保育園はいつから行ってもいいものか…登園許可書は必要?しかも、お風呂は大丈夫?外出は??機嫌も悪いし、早く治って!!!!

誰もが通る道だと分かっていても、小さい我が子が高熱で苦しむ姿を見ると、悲しいし心配なのが親心…

突発性発疹の保育園事情、元保育士の筆者が解説します。また我が子が突発性発疹にかかった際の経験もまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

突発性発疹とは??

医師

突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルスというウイルス感染によって起こり、季節を問わず発生します。

それまで元気だった赤ちゃんが突然、38〜39度の高熱を出し、3〜4日続いた後にお腹や背中に赤い発疹ができる病気です。

90%の赤ちゃんが1歳未満でかかり、特にママの母乳からの免疫が切れる6カ月〜1歳までの間に発症する赤ちゃんが多いです。

遅くても2歳までにはかかるもので、一度かかると再びかかる事はほとんどありません。

 

保育園はいつから大丈夫?

そんな突発性発疹にかかったら、子どもを保育園に通わせているママは、いつから登園させていいのか疑問に思いますよね。

厚生労働省が公表している「保育所における感染症対策ガイドライン」では、登園可能になる目安として「解熱後1日以上経過し、全身状態が良いこと」とされています。

熱が下がって1日経って、全身状態が良いのであれば発疹が出ていても、登園可能とされているのです。

特別登園停止期間は定められていないですが、独断ではなかなか判断がつきにくいです。登園させる際には、専門の医師と相談・指示を仰いで決めるようにしましょうね。

私の保育士時代にも、突発性発疹で欠席する子どもがいました。

しかし、私の記憶の限り、発疹が消えてから登園して来る子がほとんどでした。たまたま、ママがお休みを取れたからでしょう。

発疹があっても登園して良いとは知りませんでしたが、医師が大丈夫と診断してくれれば預かる側も安心です。

 

突発性発疹はうつるの?

突発性発疹の原因は、ヒトヘルペスウイルスによる感染です。ウイルスなので、人にうつる病気で、一度感染した事のある人の体内に一生残るものです。

菌

感染経路としては、一度感染してこのウイルスを体内に持っている人の唾液などに接触する事で、うつっていきます。

以前に感染した事のある、ママやパパの唾液から感染する事が多いのです。可愛いとキスをしたり、食事を食べさせる時などに多く感染します。

大人から子どもへ感染する事が多いですが、子どもから大人に感染する事は、一度感染した事のある確率が高いため、ほとんどありません。

また、子どもから子どもへの感染も、ほとんど耳にしないです。それは、このウイルスが、水疱瘡やはしかなどに比べて感染力が弱いためです。

しかし、必ずしもうつらないという訳ではありません。

特に発熱中は、免疫力の弱い子どもにうつりやすいです。突発性発疹だからと安心せず、保育園などは行かないようにしましょうね。

また、一度かかれば再びかかる事のない病気ですが、ヒトヘルペスウイルスには2種類型がある事が分かっています。

もし別のウイルスに感染した場合は、2度目の突発性発疹になるので注意が必要です。

 

登園許可証は必要?

突発性発疹は、ウイルス性の感染症ですが、感染力は弱く、特別登園停止期間などは定められていません。

紙

しかし登園時の登園許可証については、保育園によりけりですが、必要な場合が多いでしょう。

というのは、解熱後1日空ければ登園しても良いされているからです。

通っている保育園に、登園許可証が必要かどうかを確認する事をオススメします。

 

ただし、突発性発疹は解熱後に発疹が出て、初めて「突発性発疹」と診断される、すなわち、熱が下がってから診断されるので、必要性は低いと言えます。

もしママのお仕事に都合がつくのなら、2〜3日は安静にしてあげられると良いでしょう。高熱は、体力のない乳児にとってはかなり疲れてしまうものです。できる事なら、ゆっくりと休ませてあげて下さいね。

 

突発性発疹になった時の対応

家

突然高熱が出る、突発性発疹。しかし、子どもは案外元気に遊んでいる事も多いです。

ママが気になるお家での過ごし方、ピックアップしました。

食事

対応としては、食欲があるのならいつも通りに授乳や離乳食を与えましょう。ただし、脂質やタンパク質など、消化に悪いものは控えるようにしましょうね。

●水分補給

高熱の時は脱水症状になりやすいです。

水分は意識的にとって、水分を多く含むものを摂るように心がけましょう。

●入浴

入浴は、発疹が出ていても問題ありません。

お風呂に入ってうつるのではと思うかもしれませんが、お風呂を介して感染する事はありません。

熱がなく、元気な場合はお風呂にあげて下さいね!ただし、高熱の間は体力の消耗が激しいので、入浴は控えた方がいいですよ。

●外出

外出は、熱が下がれば可能です。

しかし、高熱で体力が消耗している場合が多いので、なるべく控えるようにしたほうが良いでしょう。

私も、つい最近下の子が突発性発疹にかかりました。すごい高熱だったので、驚き!!!

とりあえず水分!と思って、大好きなおっぱいを一日中吸わせてました。

病院でも水分補給はしっかりしてね、と言われたので、「ひたすら母乳をあげてます」と伝えたら、それでも十分だと言われましたよ!

母乳は適度な温度だし、赤ちゃんの大好きな水分なのでオススメです!

あとは、リンパを冷やすために、脇や首の下に冷えピタ貼りまくりました。気休めか?と思いましたが、なんとなく安心できましたよ。

 

自宅ケアの方法

突発性発疹の時に、自宅でのケアで最も注意が必要なのが、水分補給です。

水

熱が高い時は、脱水症状になる事が一番危険です。こまめに水分を補給する事に心がけましょう。

また、突発性発疹は下痢を伴う事も多いです。下痢の場合はさらに、いつもより余計に水分補給する必要があります。

突発性発疹は、高熱の割に元気で食欲がある場合がほとんどなので、急に脱水症状に陥ることはありません。

しかし、発熱で沢山の水分が奪われているので、普段よりも意識して水分補給を心がける事が大切なのです。

赤ちゃんにとって初めての高熱の経験です。

ママが突発性発疹という病気の存在を知って、病院に連れまわすよりも家でゆっくりと休ませてあげる事が良いでしょう。

ドット

赤ちゃん我が下の子の場合、かかった時期が世の中「おたふく風邪」や「インフルエンザ」が出ている時期でした。特におたふく風邪大流行中。

熱で苦しむ我が子を見ていると、ほっぺが腫れているように見えてなりません。

おたふく風邪かインフルエンザでは?と、休日だったので当番医へ駆け込みました。

しかし、おたふくではないと思う…という曖昧な診断。「インフルエンザかもしれないねー」と検査もしてもらえず…もしインフルエンザだったらどうしてくれる?と思い、翌日かかりつけの小児科を受診しました。

血液検査までしてもらい、診断はウイルス性の熱とのこと。解熱後発疹がでたら突発性発疹だよ、と言われました。

ちなみに…おたふくみたいな腫れは、「これは脂肪だね」と真顔で言われてしまい、苦笑するしかありませんでした。。

高熱が続くと、分かっていても心配なもの。かかりつけの医師に見てもらうと、とっても安心ですよ!

 

病院に行くタイミングは?病院での治療法

突発性発疹は、それほど心配のない病気です。

医師

しかし、発疹が出るのは解熱後なので、高熱の原因が分かりにくいです。もし発熱が続く場合は、専門の医療機関を受診するようにしましょう。

また、発症月齢的にも初めての高熱の場合が多いです。不安が多いと思うので、一度、病院で診察を受けると安心でしょう。

 

心配な点として、高熱による「熱性けいれん」を発症する場合がある事です。

もし、けいれんを起こしても、慌てず冷静に対応しましょう。数分で治るけいれんは、まず命に関わることはありません。けいれんの時間などを記録し、念のため医療機関を受診するようにしましょう。

 

病院での治療法ですが、突発性発疹は病気の中でも軽度とされ、特別な治療法は必要ありません。そのため病院では、対処療法を行うことになります。

高熱によって体力の消耗が激しい時には、解熱剤が処方されます。また、熱による脱水症状への対処や、発疹の苦痛を和らげるなどの対処をしてくれます。

しかし、基本的には自然治癒を待つのが一般的なのです。

 

実際、病院では解熱剤の浣腸を3錠もらっただけでした。医師も、薬がないとの事でした。子どもが自分で乗り越えるものだと考えて、精一杯応援してあげましょうね。

 

まとめ

このように、突発性発疹の時には安静にして、水分補給をしっかり行う事が一番大切なのです。

熱が下がれば保育園に行けますが、できればお仕事を休んで、数日そばに居てあげられると良いのではないでしょうか。

赤ちゃんが自分の力で乗り越える、突発性発疹という病気。この病気の事を知っておいて、落ち着い対処する事も大切です。

また、不安なことは医師に相談しましょうね。

突発性発疹を乗り越える事で、赤ちゃんと一緒に親としても成長していきましょうね!

 

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保育士さんぴ

保育士、保育園での勤務も6年以上あり!3歳の息子と0歳の娘の育児中のママです! お腹を痛めた可愛いわが子ですが、育児はとても大変です!育児中のストレス解消や赤ちゃんとの接し方など育児中ママの悩みやうれしい事、お役にたてる育児情報を配信してゆきたいと思います。

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