保育園の「先生へプレゼント」お礼の意が伝わるギフト集
保育園の先生へ渡す、おすすめのプレゼントを、元保育士の筆者が「もらって嬉しかった」経験を踏まえ、ご紹介します。
お礼の気持ちは伝えたい…でもプレゼントの相場や予算はいくらがいい?
卒園式、保育士の進級・退職…保育園の先生へプレゼントを贈るシーンは様々かと思うので、保育士目線でおすすめする、保育士へのプレゼントを考えました。
ギフトで人気のお菓子を贈る場合の注意点、高額な物を渡してしまわないよう、予算相場の話など…最後までお見逃しなく♪
Contents
保育園の「先生へプレゼント」お礼の意が伝わるギフト集
おすすめ①エプロン
エプロンが、卒園時のお礼としてお勧めのプレゼントの1つです。
保育士にとって、エプロンはいくらあっても困らないもの。保育士って、ほとんどの場合、エプロンを着用して保育にあたっていますよね。
私も実家に帰れば、捨ててしまったものも合わせれば20枚以上あると思います。もし同じようなものになってしまっても、毎日付け替えるものなので気になりませんよ。
毎日身につけるエプロンは、保育園によって決まりがある保育園もあれば、自由な保育園もあります。
我が子の通っている公立の保育園は、保育士は全員ピンクの無地のエプロンで統一されているんですが、私が働いていた保育園は、どんなエプロンをつけてもOKでした。
というか、保育中はオシャレなどできないので、せめて好みのエプロンをつけさせて!という感じでした。。(笑)私立の保育園で、独身の若い保育士が多かったせいもあるかもしれません。
保育士の間にはよくエプロンの注文カタログが回ってきて、それを回覧するのが楽しくて、仲の良い先輩や同僚とお揃いで購入するなど、密かに楽しんでいました。笑
時には子どもと遊んでいて、汚れたり濡れたりする事もあります。私はロッカーに、必ず1つは予備を入れていました。
実際私も、卒園式の時にクラスの保護者からエプロンをプレゼントしていただきました。保護者に選んで頂いたエプロンは普段自分では買わないようなイラストだったり、色合いだったりして新鮮でした。
私の保育園には年長が2クラスあって、もう一つのクラスを同期が担任していた事もあり、彼女とお揃いのエプロンで、嬉しかった事を覚えています。
残念ながら、私はその卒園児と共に保育士を辞めたので、彼女と一緒につける事はできませんでしたが…
プレゼントで頂いたエプロンは未だに包装紙に包まれたまま、家に大事にしまってあります。
いつか、保育士に復帰した時につけようと思ってます!
おすすめ②ハンカチ
お世話になった保育士へのプレゼントでおすすめの1つが、ハンカチです。ただのハンカチでなく、動物のイラストや、タオル生地など、子供が喜びそうな柄だと、なお喜んでもらえる気がします。
ハンカチは保育士に限らず、社会人は常に持ち歩くものではないでしょうか。特に保育士の場合は、子どものお手本とならなければいけない立場。
子ども達と一緒に手を洗う機会もあります。子供には、ハンカチを持ちなさいと言うのに、自分が服やエプロンで拭いていては示しがつかないんです。
私の保育園は、毎日の持ち物に「お手拭きタオル」というものがあり、タオルかけにクラスごとにかけていました。それを通路に置いて、手を洗い終わるたびに、そのお手拭きタオルで拭く事になっていたのです。我が子も同じように、お手拭きタオルを持たせています。
しかし年長になると、小学校の練習として、手を拭くのはポケットにあるハンカチになります。そのため、記名をしたハンカチとちり紙を毎日園児服のポケットに入れるよう、保護者にお願いするのです。
そんな事までして、自分がハンカチを忘れたら、子どもたちに怒られちゃいますよね。
実際私も、保育士時代に何度か保護者からハンカチを頂きました。
私が持った年長児のとある保護者は、律儀に保育士全員にプレゼントしてくれました。柄は何種類かあって、雑貨屋に売っているような、可愛らしいアニマル柄。タオル生地の少し大判で、1日使用してもベチャベチャにならないものでした。値段にすれば、約500円程度のものだと思います。
保育士全員に配るとなると、かなり高額になっただろうに…と申し訳ない気持ちもありました。申し訳ない気持ちと同時に、とても嬉しかった事も覚えています。
ハンカチって、何枚あっても困りませんよね。
私なんか、その時に頂いたハンカチは使えず、記念としてずっとしまっていて、子どもが生まれた時に使用しました。
毎日必要なものだからこそ、保護者や子どもの顔を思い出すし、感謝の気持ちも忘れないんだな、と実感した素敵なプレゼントです。
おすすめ③花束
想像以上にハードな仕事の、保育園の先生達。余裕のない生活に、花束という癒しをプレゼントするのはいかがでしょうか?
人は花を見ると、幸せな気持ちになるものですよね。かと言って、余裕なく生活していると、わざわざ花屋に行って花を買って飾ろうとは思いません。
ましてや保育士の仕事って、想像以上にハードなんです。私の保育士時代は、朝8時までに出勤、夜の10時に帰る…なんて当たり前でした。
それだけ、保育士1人当りでやらなければならない事が多いんです。特に新人時代は要領が悪いので、毎日ヘトヘトで、恋愛をする余裕もありませんでした…。
そんな生活なので、土日の休みは思いっきり寝るか、友達と思いっきり遊んでストレス発散。花屋に出向く事も、お花を部屋に飾ろうという気持ちすら持った記憶がありません。
でもたまに、私の母が飾る玄関やトイレの花を見ると、「綺麗だなー」と癒されていました。そんなお疲れ先生に、癒しのプレゼントはぴったり!
卒園式近くになると、卒園児との思い出作りのまとめ、卒園制作に卒園式の練習、年長児が年中児に引き継ぎ、小学校との連携の資料作り、会議に出席…毎日ギューギュー詰めのスケジュールでした。
そして迎える卒園式。
可愛いクラスの子ども達が、立派に卒園式に参加している姿を見ると、安心と寂しさで涙が出るんです。余裕ない張り詰めた心が、そこでフッと安心するんですね。
そんな時に、子ども達から花をもらうと、嬉しいものなんです。
私は卒園式の後、退職のための離任式に参加したので、同期から大きな花束をもらいました。
その後の年長組による謝恩会では、大好きなガーベラの花を子ども達から一輪づつもらって、花束になりました。
本当に、涙が溢れるくらい嬉しかったし、寂しかった事を今でも鮮明に覚えています。花を貰うのって、こんなに嬉しいんだって思いました。特に女性は、嬉しい方が多いのではないでしょうか。
お世話になった保育園の先生へのプレゼントは、花束もおすすめですよ!
おすすめ④寄せ書きアルバム
もしクラスの皆で先生にお礼のプレゼントを、と考えているのであれば、クラス皆で保育士へ寄せ書きを書いてみてはどうでしょうか。
物を用意するのであれば、それに添えて渡しましょう。おすすめですよ!
感謝の気持ちって、何も既製品をプレゼントしなくてもいいのでは?と私は思います。
というのは、私が年長児を卒園させた時に、子どもと保護者からのクラスの寄せ書きを頂いたんです。子どもは、イラストや文字でメッセージを書いてくれました。保護者はそこに、一言メッセージを添えてくれていました。
もう、それを一つ一つ読むだけで思い出が蘇って、今でも涙が出ますよ。
保護者の心遣いも、感じるものです。
プレゼントの注意点〜お菓子の場合〜
お礼の品と言えば、菓子折り…というイメージがあるのではないでしょうか。
担任の先生だけに何か渡す…というのは気が引けるという場合は特にです。
菓子折りをプレゼントするなら賞味期限が長い、焼き菓子がおすすめです。
卒園式の後、すぐに食べれないケースもあるので(私はそうでした)、お菓子をお礼の品にするなら、賞味期限を確認した方がベターと思いました。
私が保育士時代も、卒園式や入園式などの時には、頂いた菓子折りが職員室に届いていました。
そのお菓子は、帰りに配られるんですが…
実は卒園式の後って、職員間の慰労会などがあったりするんです。
私の園では、卒園式の後そのまま近場の温泉旅館に移動して、宴会に参加しなければいけませんでした。私立という事もあって、かなりの強制度で宿泊もしました。。
涙で子どもと保護者と別れた後は、移動に忙しかったんです。その場で食べる事もできないくらい。。
持って帰ると言っても、宿泊だと食べるのは翌日。生菓子だと余計、部屋の温度などで食べられなくなってしまう可能性もあります。
お菓子の場合、賞味期限はなるべく短くないものが◎!
保育園の先生へのプレゼント…予算はどの位?
一番気になるのが、プレゼントの予算…職員1人ずつに配る場合は、300円前後のものがおすすすめです。
先程も少し書きましたが、職員全員に配る場合は、500円では少し高い気がします。もちろん、気持ちなのでいいとは思いますが…。もらった私は、申し訳無かったなぁ。。という気持ちが残っているので…。
500円のハンカチをくださった保護者は、上の子から未満児クラスに預けて、下の子が卒園するまで計10年程、お子さんを長く保育園に預けていた方でした。それだけ、最後の気持ちが強かったのだと思います。
担任の先生へ個人的にプレゼントをしたい場合も、あまり高額なものだと保育士が困ってしまいます。
基本、保育士は子どもや保護者から物をもらってはいけないんです。私であれば、受け取る前に上司に聞いてしまうくらい。
もし担任の先生へのプレゼントを考えている場合は、クラス皆で割って、3,000円程度のものがいいのではないでしょうか。
「どうしても個人的にあげたい」という方は、お花がおすすめです。値段が分かりにくいし、保育士も受け取りやすいですよ!
ちなみに…
私の保育園では、卒園式の後日、年長組の子どもと保護者に招待されて、年長の担任のお別れ会という名の食事会に招待されました。そこでも花束を頂いた覚えがあります。(私立で、保護者の中で伝統となっているものなので仕方ありませんが…。)
とても丁寧にお礼をしてもらったと、改めて思います。
そこまでする事はないと思いますが、プレゼントをする場合は、保育士が気を使うほどの高額なものは避ける方がいいでしょう。
また、例年の相場が各園であるかもしれないので、先輩の保護者に聞いてみるといいかもしれませんね!
まとめ
このように、お世話になった保育士へのプレゼントは、実用的な物、お花などの心和むものがおすすめです。
とは言っても、保育士は保護者から頂いた贈り物は、なんでも嬉しいものです。
ただし、高級すぎるものは避けましょうね。値段ではなく、贈りたいという気持ちが大切です。
私は親になって改めて、あの時の保護者からの感謝の思いがわかりました。きっと私も、我が子が卒園した時は何かプレゼントしたい、と考えるんだろうなと思います。
是非、参考にしていただけたらと思います!