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保育園のお迎え時に泣く理由・接し方を元保育士が解説!

 2017/05/14 育児
 

保育園のお迎え時に泣くのには理由があるの?

入園間もない頃は登園を渋ったり泣いてしまうこともしばしば、保育園に置いていった自分が、嫌いになってしまったの?と悩んでしまっていませんか?

お迎えに行くと、何故か泣く子どもについて、元保育士の私の経験を踏まえて紹介したいと思います!

お迎えに行くと泣く理由

朝の登園時にはママと離れたくないと泣くのに、1日が終わりやっと可愛い我が子を迎えに行ったら泣かれてしまう…自分の顔を見ると泣き出す…

そんな事があると何だか悲しいですよね…。

しかし、これには理由があるんです。

多くの場合「保育園が楽しい」、「まだ遊びたい」という気持ちから、涙が出てしまうのです。

保育園には、お家にないオモチャや遊具が沢山あります。子どもは、自分が満足いくまで遊びたいと言う気持ちが強く、気に入った遊びや、遊び始めた遊びがあると、途中で妨げられるのが嫌なのです。

もしお迎えに行って、ママの顔を見るなり泣く…と言うのは、嫌われた訳ではありません。

子どもが大好きなママに、ワガママを言っているんですよ!

保育園では子どもなりに遠慮して、集団生活をしているもの。それがママに対してだと、思い切り甘えたり、ワガママを言える…と言う訳なんです。

また保育園が楽しくなっている証拠でもあります。保育園に慣れたから帰りたくない、遊んでいたいと思うのです。

是非、子どもの涙をプラスに受け止めてあげてくださいね!

 

お迎えで泣く子どもへの対処法

1.怒ったり焦ったりしない

お迎えに行ったのに泣く子には理由がある事、知っていただけたと思いますが、大人にとっては理解しにくいものでもありますよね。

ママ・パパが仕事でヘトヘトな時、早く家に帰りたいと思うものです。降園後に待つ予定などで早く帰りたい事もあるでしょう。

朝は保育園を嫌がって泣いて別れ、早くお迎えに来たのに、今度は何故?と思うかもしれません。

だけど…これは全て大人の考えかもしれません。

子どもも立派な1人の人間、ちゃんと子どもの考えがあります。

だからママ・パパは、自分の思い通りに子どもが動いてくれなくても、焦ったり怒ったりしてはいけないのです。

・・・と言うのは、保育士としての考え。

私も実際親になってみて、そうは言ってもやる事があれば焦ったり怒ったり、してしまうものです。私もわかってはいても文句をブツブツ…

うちの上の子は、保育園のお迎え時、泣く事はありませんが、面白い遊びは満足いくまで遊び続けます。特に公園に遊びに行くと、時間など関係なく遊びまくっています。

なので、できるだけ時間に余裕を持って遊びに出かけるようにしますが、どうしても帰りたいって時もあるんです…。

そんな時に、焦ったり怒ったりしても逆効果。

私は帰りたい理由を伝えて、様子を見ています。すると、子どもなりに区切りをつけてくれる事、案外多いんですよ。

 

2.子どもの気持ちに共感する

お迎えに行った時に泣いてしまうのは「まだ遊びたい」、「ママ、邪魔しないで」という気持ちがあるのです。

上手に言葉にできないから、泣いてママに訴えているのです。

そんな時はまず、子どもの気持ちに共感するのが大切。「泣くならずっと保育園にいな!」と突き放してはいけません。

ここはぐっと堪えて、「何して遊びたいの?」「楽しそうだね。」子どもの気持ちに共感してあげるのです。

それから、「でも帰らないとママ、困ってしまう」「あと何回したら帰ろう」と、帰る見通しを提案するのです。

私も保育士時代に、お迎えのママがまだ遊びたがる子どもに「保育園でお泊りしな!」と怒っているところを、何度も見ました。

ママにそんなことを言われてしまうと、子どもは悲しくて余計泣けてしまうんです。

まだ遊びたいけどママに置いていかれるのは嫌だし…どうしたらいいかわからなくなってしまっていました。

そんな時、間に入って両者に帰る見通しを立てられるようにします。保育園は基本、保護者が一緒であれば料金はかかりません。子どもができるだけ満足できるように、心がけていました。

もちろん園によって決まりがあるし、毎日あまり遅くまで遊んでいてはいけませんが…

保育士の先生と相談をして、少し遊ばせてもらえるのであれば、時間を決めて遊んでみましょう。

そのためには、担任の先生との連絡を密にとり、関係をきちんと作っておくのが大切。

そこで活用したいのが保育園の連絡帳。1人の子どもに対する保護者と保育士の連携に欠かせない大切な手段です。時には連絡帳の書き方1つで、子供の悩みが消える事もある事も…

そんな有効的な連絡帳の書き方は、保育園「連絡帳の書き方」これだけは書きたい!保護者のポイントを是非参考にしてみてくださいね!

もし残っては困ると言われたら、保育園ではないところで遊んでみてはどうでしょうか?

うちの子はまだ保育園に迎えに行くと、喜んで帰ってきてくれますが、慣れてきて、楽しくて仕方なくなったらわかりません…。

うちの子の保育園は、帰りに保育園バスに乗って帰ってこられるので、今からバスで帰ってきてもらうようにして対策してますよ!

 

3.帰宅後の楽しみを作る

そして一番大切なポイントが「家に帰ってからの楽しみがある」という事。

大人でも、仕事がどんなに大変でも、その後に楽しみがあれば仕事を頑張れるし、終わったら気持ちをすぐに切り替えられるもの。それは子どもも同じなのです。

朝1日の初めに、お迎えに行った後の楽しみを作っておくと、子どももそれを楽しみにできます。

可愛いわが子が喜ぶ、楽しみにできる事はママが一番知っているはず。決して何かを買ってあげるだけではありません。

この楽しみとは、子どもによって違います。

絵本が好きな子であれば、帰りに図書館に寄る、帰ったら一緒に絵本を見るだけで楽しみとなります。

身体を動かすのが好きな子であれば、お家の駐車場から玄関までカケッコするのも楽しいかもしれません。

保育士時代、運動会前にカケッコに燃えている男の子がいました。

ママがお迎えに来ても、お友達とカケッコをして遊んでいると、泣きはしませんが気づかないふり。ママも困ってしまっていました。

しかしある日、お家の駐車場で毎日カケッコをしていると楽しそうに話してくれたんです。

彼は相当楽しい様子ですが、心配なのはママの体力でした…。お仕事でクタクタだろうに、大丈夫かな?とそっと聞いてみました。

すると、「カケッコは子どもを勝たせるから、そんなに本気で走ってないよ~!」と。

確かに、大人が保育園児相手に本気出したら、圧勝ですよね。運動神経0の私ですら、子どもよりは早く走れますから(笑)

その上、「運動不足だから、少しでも身体を動かせて嬉しい」とも言っていました。

なんてすごいママなんだ!子どもの事ならプラスに考えられるんだな…と感動した記憶があります。

このように、家に帰る楽しみがあることに加えて「ママも一緒に楽しむ」事が大切。

私もそんなママであれるように、心に余裕を持っていたいものです。

 

4.保育士に協力してもらう

保育園のお迎えで泣いてしまうのは保護者1人の問題ではありません。

子どもが迎えに泣いてしまって困るのであれば、保育士もできる事は協力するんです。

それまで預かっていた子どもを、きちんと保護者に受け渡すまでが保育士の仕事。受け渡しの時には、笑顔でママのもとに帰したいもの。

遊びに集中してしまいそうな場合は、お迎えを待つ時の遊びの内容を考え直したり、もしママから何か要望があれば、実行します。

例えば、帰ってからの予定がわかっていれば、期待づけして待っている事も可能です。

ママ・パパが子どもの満足できるようにしたいとなれば、ママ・パパを全力でサポートします。

もし少し遊んで帰りたいというのであれば、出来る限り希望に添えるように、上司に相談。どうしたらいいか分からないと相談を受ければ、知識のある限りアドバイスをさせてもらいます。

お迎えで子どもが泣いてしまう事を、ママ・パパが1人で困っていなくていいのです。

保育士は保育園の親役です。何事も悩まずに、保育士に相談しましょうね!

 

子どもはお家が、ママが1番!

子どもにとって、ママという存在は無くてはならない存在です。

それもそのはず、生を受けてから10ヵ月、ママのお腹の中で過ごし、生まれ出てきてからもママのオッパイを飲んで、ずっとママがそばにいました。

だから子どもは何があってもママが大好き、どんな事があってもママが一番。

もしお迎えに行って子どもが泣いた時、嫌われたと悲しむ必要はありません。子どものよりどころは、ママなのですから。

世の中で起きている虐待。虐待されている子どもは、ママが手をあげているという事は絶対言わないんですよ。守られなければならないのに、ママを守ろうとするのです。

それは、ママしか頼りがいないから。

ママになることは、大変な事が沢山あります。それと同時に、可愛いわが子の唯一の存在になれるんですよ。

うちの旦那も「どうせママが一番なんでしょ…」と事あるごとに、ブツブツ言っていますよ(笑)

可愛いわが子のママはあなただけです。

子どもが泣けば思い切り困って、子どもが笑えば一緒に笑っていきましょうね!

 

まとめ

このように、保育園にお迎えに行くと子どもが泣くのには、理由があるのです。

それは決してママが悪いわけではないし、ママが嫌いなわけでもありません。子どもの気持ちの葛藤なのですよ。

1人で悩む必要はありません。

保育園のママ役である保育士と一緒に、様々な対策を試してみてくださいね!

 

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保育士さんぴ

保育士、保育園での勤務も6年以上あり!3歳の息子と0歳の娘の育児中のママです! お腹を痛めた可愛いわが子ですが、育児はとても大変です!育児中のストレス解消や赤ちゃんとの接し方など育児中ママの悩みやうれしい事、お役にたてる育児情報を配信してゆきたいと思います。

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